第4話 更なるプロットの暴走からの結末、というか完結
更に言えば、この大プロットの流れでも、日ソ戦争を甘く考えすぎ、という考えが私の脳内で浮かんでならなかった、というのがあります。
史実から考える限り、この独ソ枢軸は、対日戦に際して、潜水艦や機雷を駆使して戦う気がして、私はなりませんでした。
それこそ戦艦や空母と言った正面戦力では、日本海軍にソ連海軍は勝算が立たない以上、それこそ史実の第二次世界大戦における英独戦のように、ソ連海軍は日本海軍に対して、潜水艦や機雷を駆使して戦うのは当然では無いでしょうか。
そして、日本海軍は、この世界のドイツの全面協力を得たソ連海軍の潜水艦や機雷を駆使して戦う作戦、戦術に対して有効に立ち向かえるでしょうか?
ソ連海軍等、当時の世界では三流海軍もいいとこ、ドイツ海軍にしても、英国本土封鎖等は夢のまた夢で英国を苦戦させたとはいえ、英国の軍需生産は順調なままで、英本土の国民生活にもそう危機を実際には与えられなかった。
そんな独ソ海軍が提携しても、世界第三位の日本海軍ならば、ドイツの協力があったとしても、ソ連海軍は瞬殺されてしまうのがオチで、潜水艦や機雷等に日本海軍が負ける訳が無い。
史実の1945年の日本では、と言われるが、あれは米国の技術と生産力に負けただけで、ドイツとソ連が提携しても、日本海軍の対潜、対機雷戦能力をもってすれば、圧勝できると批判されそうですが、本当にそんなに日本海軍の対潜、対機雷戦能力は高かったのでしょうか。
日本海軍をバカにするな、量はともかくとして、猛訓練によって、世界最高の質を誇っていたのが、日本海軍だ、と更なる批判を浴びそうですが。
私としては、ドイツとソ連が提携するという、この世界線では、日本海軍の対潜、対機雷戦能力の低さから、日本の航路はズタズタになりかねない。
最悪の場合、日本国内で餓死者が出るような事態さえあり得るのでは、と私は考えてしまいます。
更にこうなった場合、日本は何処と手を組めるでしょうか。
英国は、それこそ欧州大陸諸国、ドイツ、フランスに対処するのに手いっぱいになりそうです。
米国が、日本と積極的に同盟して、ソ連と戦うというのは、ルーズベルト大統領の存在や、米国の伝統的な孤立主義からして、アリエナイと言われる話になりそうです。
ともかく、そんな状況からの奇跡の大逆転、日本大勝利という流れが、どうにも私の才能では思い描けず、1990年代に流行っていた超火葬戦記になりそうで、そんなことから、没ネタになった次第です。
(それにしても、1990年代の仮想戦記が流行っていた頃は、具体名を挙げると荒れそうなので、具体名は挙げませんが。
本当に超火葬というしかない仮想戦記も稀では無かった覚えが、私にはあります。
史実の1945年7月の状態から、新兵器開発に成功した日本軍の大反攻が始まって、米国の首都ワシントン占領を果たして、日本大勝利とか。
戦国武将の魂が憑依することで、日本大勝利とか。
(しかも、シリーズ化等されて、複数巻になって出ていた覚えが)
よくもまあ、商業出版が出来たものだ、という代物さえあった気がします)
そんな遠い昔のことまでも、思い起こしてしまいますが。
大体の仮想戦記は、最終的には主人公が所属する国が勝利するように描かれるので、カナリス提督が大勝利するという話にしても良かったかもしれませんが。
その結果として、日本が悲惨な状態になるのを描いていくのは、私のメンタル的にもきついし、度々、言っていますが、どうにも不人気な仮想戦記になりそうだな、と考えた次第です。
その一方、ヴェルサイユ体制が成立して、ワイマール共和国体制が安定化した後に共産化したドイツとソ連が提携しての第二次世界大戦というのを、誰かが書いていないかとも考えます。
その人は、そういった第二次世界大戦が、どのような流れになると考えられるのか。
と私としては、考えてしまいます。
「機密空母赤城」の世界があるではないか、と言われそうですが。
私の記憶で誤っている可能性がありますが、私の記憶の中では、「機密空母赤城」の世界はワイマール共和国体制が安定して成立する以前に、ドイツが赤く染まっていて。
更には、ポーランドやハンガリー、チェコスロヴァキアまでが、いわゆる赤く染まっていた世界だ、と私は覚えています。
そんなことから、史実で「世界大恐慌」が発生して、ワイマール共和国体制が揺らいだ末に、ナチス独裁ではなく、共産党独裁で赤く染まったドイツと、スターリン率いるソ連が提携した末に、どのような世界になったのか、という仮想戦記というか、仮想史モノを、私としては読んだ覚えがありません。
そんなことから、どんな世界が構築されるだろうか、私の考えは火葬極まりない、と言われる代物なのだろうか、とまでも考えてしまいます。
そんな余談めいたことまでも、私は考えてしまいますが。
私としては、これで完全にまとめたい、と考えます。
これで、完結します。
御感想等をお待ちしています。




