古書店「怪奇庫」の奇怪な日常
1930年代の神保町、訳アリの青年・西宮龍之介は不思議な古書店に出会う。
その店の名は「怪奇庫」。店主は誰に対してもぞんざいな口を利く不思議な青年である。
その店で古書を買ったことから、全ては始まった。
怪奇現象を引き起こす小説、怪しげな降霊会、続けざまに見る悪夢……。平凡だった西宮の日常には少しずつ、ゾクゾクするような非日常が混ざり始めるのだった。
昭和レトロな東京で、奇妙な本たちと怪奇が作り上げる青春ホラー連作短編。
※この物語はフィクションです。実在の人物・事件・団体とは一切関係がありません。
また作中で登場する風習などは、実在する風習を元にした創作です。
その店の名は「怪奇庫」。店主は誰に対してもぞんざいな口を利く不思議な青年である。
その店で古書を買ったことから、全ては始まった。
怪奇現象を引き起こす小説、怪しげな降霊会、続けざまに見る悪夢……。平凡だった西宮の日常には少しずつ、ゾクゾクするような非日常が混ざり始めるのだった。
昭和レトロな東京で、奇妙な本たちと怪奇が作り上げる青春ホラー連作短編。
※この物語はフィクションです。実在の人物・事件・団体とは一切関係がありません。
また作中で登場する風習などは、実在する風習を元にした創作です。
第1章 『異物』の怪
考え事をしながら慣れない道は歩くなかれ
2025/07/06 22:36
行く道に古書店があれば入ってみるべし
2025/07/07 21:40
「良い」と思った一冊は買い時を逃すなかれ
2025/07/07 21:52
寝そべりながら読書することは最上の贅沢である
2025/07/07 22:02
小説『異物』①
2025/07/07 22:10
小説『異物』②
2025/07/07 22:17
優れた小説は、読む者の精神にも影響を与える
2025/07/07 22:27
小説『異物』③
2025/07/07 22:34
どんな書でも、そこには何者かの念が残されているものである
2025/07/08 22:27
物には常に曰くが付きまとう
2025/07/08 22:43
作品を美しく終わらせることは至難の業である
2025/07/08 22:50
文学は自然に、思うがままに綴るべし
2025/07/08 22:56
現実も小説も奇なり、だが面白し
2025/07/08 23:05
(改)
第2章 ウイジャボードの狂宴
勉学は学生の仕事だが、過酷なものなり
2025/07/09 21:55
部屋が汚いときに限って、客人は訪れる
2025/07/09 22:07
何故、いつの時代も人は占いに魅せられるのか
2025/07/09 22:23
(改)
大きさに関係なく他人の家は別世界である
2025/07/09 22:45
売られた喧嘩は賢く買うべし
2025/07/09 22:52
人は皆、言葉には出せぬ何かを抱えている
2025/07/10 21:11
世間は広いようで案外狭いものである
2025/07/10 21:17
(改)
非日常への移行は、合図の言葉を必要とする
2025/07/10 21:24
当たるも八卦、当たらぬも八卦
2025/07/10 21:30
禁忌を破ったとき、怪異は訪れる
2025/07/10 21:41
(改)
底知れぬ悪意は弱った心につけ込む
2025/07/10 21:52
誰にでも隠したい真実の一つや二つがある
2025/07/10 21:56
邪悪なる者の言葉を信じるなかれ
2025/07/10 22:03
邪気は外界へ通じる窓から出ていく
2025/07/10 22:13
袖振り合うも他生の縁
2025/07/11 22:41
買えぬ本を手に取るのも、また楽しいものである
2025/07/11 22:53
世の中には知らぬ方が良いこともある
2025/07/11 23:10
(改)
第3章 忘却の凶夢(まがゆめ)
夢の中の感覚は現のようにはっきりとしている
2025/07/12 22:52
人間の脳と夢は謎に満ちている
2025/07/12 23:08
(改)
病の者ほど、己は健康と言い張るものである
2025/07/12 23:24
良かれと思ってやったことは、大概おせっかいである
2025/07/13 21:00
苦しい記憶ほど人は忘れない
2025/07/13 21:16
人は恐怖を前にすると、嫌な想像をするものである
2025/07/13 21:26
それは音もなくすり寄ってくる
2025/07/13 21:39
親の心子知らず、子の心親知らず
2025/07/13 22:03
悲しい現実に直面したとき、人は
2025/07/14 21:40
邂逅
2025/07/14 21:51
決別
2025/07/14 22:01
成長するのは子だけではない
2025/07/14 22:13
墓は死者を悼むべき場所であり
2025/07/14 22:29
一難去って、また一難
2025/07/14 22:52
第4章 幽世の冥婚
初会
2025/07/15 22:53
再会
2025/07/15 23:42
夢枕
2025/07/16 22:32
懇願
2025/07/16 22:48
決起
2025/07/17 22:43
厄介ごとは続けてやってくる
2025/07/17 22:55
青森県 木立村にて 執筆者、細川一彰
2025/07/17 23:09
一蔵翁の話 採集者、細川一彰
2025/07/17 23:15
能動
2025/07/18 23:05
警告
2025/07/19 00:08
どんな本でも処分するのは難儀なことである
2025/07/19 22:59
招かれざる訪問者は突撃と共に
2025/07/19 23:07
少し昔の話
2025/07/19 23:30
復活
2025/07/19 23:47
彼女はイザナミか?
2025/07/20 23:12
蘇りし花嫁には
2025/07/20 23:32
援助者はいつも遅れてやってくる
2025/07/20 23:47
還元
2025/07/21 21:58
その魂は何処へと
2025/07/21 22:07
炎は全ての穢れを祓うのか
2025/07/21 22:38
(改)
選択
2025/07/21 22:54
全ての物事は綺麗に終わるとは限らない
2025/07/22 22:58
人生の岐路はいつどこにあるかわからない
2025/07/22 23:13