終節 ― 消えた帰還希望者
無籍者共同住宅は、審査所から二本奥の路地にあった。
通りに面した建物ではない。
黒晶灯の小さな灯りを辿り、洗濯紐の下をくぐり、共同井戸の脇を抜けた先に、古い石造りの建物がひっそりと建っている。
外壁は新しくない。
何度も補修された跡があり、石の色も継ぎ目ごとに違っていた。入口の柱には古い焦げ跡があり、その上から新しい木枠が打ちつけられている。
けれど、扉の前には靴が並んでいた。
大きな革靴。
片方だけ紐のない子どもの靴。
底を何度も縫い直した布靴。
濡れないように逆さに置かれた長靴。
その雑然とした並びを見た瞬間、ノアは少しだけ足を止めた。
港の詰所には、こういう匂いはなかった。
ヴァル=クレイアの漂着者詰所は、救護所であり、倉庫であり、検問所だった。
人が一時的に置かれる場所。
毛布も薬湯もあったが、そこに誰かの暮らしが積もっている感じはしなかった。
ここには、暮らしがあった。
薄いスープの匂い。
乾かしている衣服の湿った匂い。
古い木の床。
誰かが笑い、誰かが咳をし、誰かが小さく歌っている声。
ノアは胸元の仮保護名札に触れた。
仮保護名。
ノア=リント。
この札があれば、今夜ここに泊まれる。
それは分かっている。
けれど、泊まれるという事実が、なぜか少し怖かった。
ここで寝てしまったら。
ここの食堂でスープを飲んでしまったら。
ここの誰かに「ノア」と呼ばれて返事をしてしまったら。
自分は少しずつ、戻れない者たちの側へ寄っていくのではないか。
そんな考えが、喉の奥に引っかかっている。
「顔が硬い」
隣でリィゼが言った。
「いつもでしょ」
「いつもより硬い」
「比較しないで」
「共同住宅に食われるわけじゃない」
「分かってる」
「分かってる顔じゃない」
ノアは言い返そうとして、やめた。
リィゼの言うことは雑だが、当たるときがある。
それが腹立たしい。
オルフェは入口の受付に保護札を提示した。
受付に座っていた年配の女性は、札を確認すると、厚い台帳ではなく、壁の木板に下げられた小さな札を一枚取った。
「新しい一時宿泊ですね。二階、西側の空き部屋です」
「呼び札は?」
オルフェが尋ねる。
「まだ仮で用意しています」
女性は壁を指した。
そこには部屋ごとの札がかかっていた。
西窓の人。
咳の老女。
二階の青い角。
帰り待ちの三人。
海から来た娘。
ノアの視線が、その最後の札で止まった。
海から来た娘。
間違ってはいない。
自分は海から来た。
漂着した。
女である。
けれど、その呼び名には、どこか自分の意思が入っていない。
外から見た特徴だけを拾われたようだった。
波に運ばれた荷物に、札をつけられたようだった。
ノアは思わず顔をしかめる。
リィゼがそれを見逃さなかった。
「嫌なら、自分で呼び名を出せ」
「……ノアでいい」
「じゃあ、そう言え」
リィゼは受付の女性へ顎をしゃくる。
ノアは一瞬ためらった。
自分で言う。
どう呼ばれたいかを、自分で言う。
こんな単純なことが、少し勇気を要する。
だが、ここで黙っていれば、海から来た娘になる。
それは嫌だった。
ノアは受付の女性を見る。
「ノアでお願いします」
女性はすぐに頷いた。
「はい。では、日常呼称はノアさんで」
彼女は「海から来た娘」の札を外し、裏返して新しい札へ文字を書く。
ノア。
それだけだった。
短くて、少し頼りない。
けれど、見知らぬ呼び名ではない。
ノアはその札が壁にかけられるのを見た。
不思議だった。
自分の本名が戻ったわけではない。
ノア=リントベルと記されたわけでもない。
それでも、「海から来た娘」ではなく「ノア」と置き換わっただけで、胸の詰まりが少しだけ緩んだ。
「ほらな」
リィゼが言う。
「何が」
「嫌な呼び名は、嫌って言ったほうが早い」
「それができない人もいるでしょう」
「だから、できる奴はやる」
ノアは返事をしなかった。
それは、少しだけ分かる気がした。
できる奴はやる。
呼べる名を、自分で出す。
それが、今の自分に許されていることなら。
共同住宅の中は、外から見るより広かった。
一階には食堂がある。
長い木卓が三列並び、奥の大鍋から薄いスープの湯気が立っていた。具は少ない。干し野菜と豆と、小さな肉片が少し。それでも温かい匂いがする。
壁際には掲示板があり、配給時間、薬湯の受け取り場所、夜間の相談窓口、呼称変更の申告方法が並んでいた。
その隣に、小さな手書きの札がある。
眠れない人は二階東端へ。
泣き声が出る人は地下ではなく食堂へ。
悪夢で叫ぶ人は、先に隣室へ伝えること。
ノアは最後の札をじっと見た。
「……細かい」
「必要だからだ」
リィゼが言う。
「ここには、夜に名前を呼ばれる夢を見る奴もいる。起きたとき、自分がどこにいるか分からなくなる奴もいる。隣室が知らないと、互いに傷つく」
「そんなことまで、決めるんだ」
「決めないと、夜が越せない」
夜が越せない。
その言葉は、生活の言葉だった。
大きな思想でも、制度の理念でもない。
今夜、誰かが眠れるかどうかのための言葉。
オルフェはノアへ、二階の部屋を案内した。
部屋は狭い。
寝台がひとつ。小さな机。水差し。折りたたまれた毛布。窓は西側にあり、開けるとナハト=リムの路地が見えた。
港の詰所よりは、ずっと部屋らしい。
だが、長く住む場所というより、一度立ち止まるための場所だった。
「今夜はこちらを使ってください」
オルフェが言った。
「鍵は内側からかけられます。ただし、緊急時には職員が開けます。嫌な場合は、赤札を扉に」
「赤札?」
「部屋に入る前に声をかけてほしい、という札です。青札は、薬湯が必要。白札は、話したくない。黒札は、名を呼ばないでほしい」
ノアは扉の横に吊られた札束を見た。
赤、青、白、黒。
ここでは、言葉にする前に出せる合図まで用意されている。
「便利ですね」
口から出た言葉は、少し冷たかった。
だがオルフェは、静かに頷く。
「便利でなければ、弱っている人には使えません」
ノアは黙った。
その言い方は、また正しい。
正しいから、少し苦しい。
部屋を出ると、廊下の奥から声がした。
「帰り待ち、スープ残ってるぞ!」
誰かが食堂から呼んでいる。
それに応えて、階段の下からかすれた声が返った。
「帰れるなら、どんな名前でもいい……」
ノアは足を止めた。
その声には聞き覚えがあった。
馬車に同乗していた痩せた男。
《白腹鴉》号から救出された者のひとり。
首に「身元不明」「名欠け」「外界返し対象」と書かれた札を下げられていた男。
今は、共同住宅の壁に「帰り待ちの三人」として札を掛けられているらしい。
ノアは階段の下を見た。
男は食堂の隅に座っていた。
手元の椀にスープはあるが、ほとんど口をつけていない。
その隣には、同じように帰還希望として保護された者が二人いた。
灰色の髪をした中年の女性と、腕に包帯を巻いた若い男。
三人とも、同じ卓に座っている。
帰り待ちの三人。
誰がつけた呼び名なのかは分からない。
本人たちが望んだのかもしれないし、職員が一時的にそうしたのかもしれない。
ノアは、その呼び名に少し胸が痛んだ。
帰り待ち。
自分もそうなのだろうか。
食堂の職員が、男の前に小さなパンを置く。
「明日、偽名証の相談だろ。今日は少し食べな」
男はぼんやりと笑った。
「名前なんて、向こうに戻れば……」
その先は、聞こえなかった。
ノアは、喉の奥に重いものを感じた。
帰れるなら、どんな名前でもいい。
その言葉は、危うかった。
自分も、少し前まではそう思いかけていた。
外界に戻れば、すべて元に戻る。
身分証も、家名も、船の記録も、自分を知る誰かも。
帰れさえすれば。
だが、その願いがあるから、ゼブ=カランのような男に狙われる。
そのことを、ノアはもう知っている。
知っていても、完全には手放せない。
帰りたい。
その願いは、危険だからといって消せるものではなかった。
夜は、思っていたより早く深くなった。
ナハト=リムの黒晶灯は、ヴァル=クレイアのものより暗い。
紫ではなく、青灰色に近い光で、路地や窓辺をぼんやり照らしている。
ノアは部屋で毛布を膝にかけ、仮保護名札を見ていた。
ノア=リント。
その横に、小さな未確認名片が挟まれている。
白い傷のような、ベルの痕。
消えかけている。
けれど、完全には消えていない。
ノアは指でその端に触れた。
私はノア=リントベルだ。
そう思う。
でも、今ここで返事をするなら、ノア=リントでもある。
ノアと呼ばれれば、振り向ける。
それが悔しい。
それでも、消えるよりはましだ。
その考えが自分の中に生まれていること自体、少し前の自分なら許せなかっただろう。
私は変わっているのか。
それとも、追い込まれて妥協しているだけなのか。
分からない。
窓の外では、誰かが低い声で歌っていた。
知らない歌だった。歌詞もよく聞き取れない。ただ、同じ節が何度も繰り返される。子どもを寝かしつけるような、あるいは自分自身を眠らせるような歌だった。
ノアは目を閉じかけた。
そのとき、廊下の向こうで物音がした。
最初は、誰かが水差しを落としたのかと思った。
続いて、短い叫び声。
「いない!」
ノアは反射的に立ち上がった。
扉を開けると、廊下に人が出始めていた。
寝巻きのままの者、毛布を肩にかけた者、職員を呼ぶ者。
階下から、慌ただしい足音が上がってくる。
リィゼがすでに廊下にいた。
短い外套を羽織り、黒晶灯を手にしている。眠っていた様子はない。
「部屋にいろ」
「何があったの」
「帰り待ちの一人が消えた」
ノアの胸が凍った。
「消えた?」
「来るな」
「行く」
「ノア」
「見ます」
リィゼは一瞬だけノアを睨んだ。
だが、完全には止めなかった。
「近づきすぎるな」
二人は階段を下りた。
一階の奥、帰り待ちの三人に割り当てられた部屋の前には、職員と住人が集まっていた。
オルフェも来ていた。長衣の襟だけ整えられていない。急いで来たのだと分かる。
部屋の中は、荒らされていなかった。
寝台が三つ。
そのうち一つが空いている。
毛布は、めくれたまま。
荷物は足元にある。
外套も壁にかかっている。
靴も、寝台の下に揃えられていた。
出ていくためのものが、何も持ち出されていない。
ただ、人だけがいなかった。
ノアは息を呑む。
そこにいたはずの痩せた男。
馬車の中で「名前がなくても泊まれるのか」と訊いた男。
食堂で「帰れるなら、どんな名前でもいい」と呟いていた男。
その姿が、どこにもない。
「窓は」
リィゼが言う。
「内側から閉まっています」
職員が答えた。
「裏口は」
「夜番が見ています。通っていません」
「札は」
オルフェの声だった。
職員が黙り込む。
その沈黙で、ノアは嫌な予感を覚えた。
寝台の上に、小さな仮保護名札が残されていた。
札だけが、黒く染まっている。
墨ではない。
焼け焦げでもない。
潮が滲んだような黒。
《白腹鴉》号の札。
エリオ=カラン――の札。
帰還希望者の掲示板。
全部同じだった。
ノアは、思わず一歩近づいた。
リィゼが腕で制する。
「触るな」
ノアは立ち止まった。
黒い染みは、仮保護名札の端からじわりと広がっていた。
書かれていたはずの呼び名が、途中から読めなくなっている。
いや、削れているのではない。
黒い潮の奥へ、引き込まれているように見えた。
「これは、ナハト=リムの記録から自然に消えたのではありません」
オルフェの声は静かだった。
だが、表情が変わっていた。
昼間のような穏やかさはある。
けれど、その奥に、鋭いものが見える。
審査官の顔ではない。
何かを守る者の顔だった。
ノアは訊いた。
「じゃあ、何なんですか」
オルフェは黒く染まった札を見つめる。
「呼び名のほうを、外から引かれています」
「呼び名のほう……?」
意味が分からなかった。
人が歩いて出ていったのではない。
誰かが連れ去った痕もない。
荷物も靴も残っている。
なのに、呼び名が引かれる。
それで人が消えるというのか。
リィゼが、低く言った。
「名裂きか」
部屋の空気が固まった。
職員の一人が息を呑む。
帰り待ちの残る二人が、寝台の端で震えていた。灰色の髪の女性が、自分の札を握りしめている。
ノアはリィゼを見た。
「名裂きって何」
「今は説明しない」
「リィゼ」
「説明してる間に、次を持っていかれたらどうする」
その言い方に、ノアは口を閉じた。
オルフェが職員へ指示を出す。
「帰還希望者一時管理の札をすべて回収。黒潮反応のある札は隔離箱へ。共同住宅内の呼称札を確認してください。特に、帰り待ち、外界返し、帰還希望、戻り待ちに類する呼び名は一時停止」
「はい」
「食堂の掲示も外してください。住人には、今夜は日常呼称だけで呼ぶように伝えてください」
職員たちが動き出す。
誰も大声を出さない。
けれど、空気だけが慌ただしくなる。
ノアは、黒く染まった札から目を離せなかった。
「本人は……どこに」
声が震えた。
オルフェはすぐには答えなかった。
その沈黙が答えに近かった。
「分かりません」
やがて、オルフェは言った。
「ただ、これは通常の失踪ではありません」
「戻ってくるんですか」
「まだ判断できません」
「そういう言い方ばかり」
ノアは思わず言った。
「分からない、判断できない、確認します。そんなことを言っている間に、人が消えてる」
オルフェは、静かにノアを見た。
「だから、間違えられません」
ノアは息を呑んだ。
「ここで間違えれば、消えた人を別の名で固定してしまうかもしれない。別の場所へ送ってしまうかもしれない。戻れる名を、こちらで壊すかもしれない」
オルフェの声は、わずかに低くなっていた。
「焦ることと急ぐことは違います。私は急ぎます。焦りません」
その言葉に、ノアは何も返せなかった。
リィゼが、黒い札を見ながら言う。
「あの船より、奥が深いな」
「《白腹鴉》号は末端でしょう」
オルフェが答える。
「帰還希望者を集める者、名を裂く者、呼び名を引くもの。少なくとも、同じ流れの中にあります」
「ゼブ=カラン」
ノアが呟いた。
あの男の笑みが浮かぶ。
「エリオ=カラン――の札も」
「はい」
オルフェは頷いた。
「関連すると見るべきです」
帰り待ちの残る二人が、小さく震えていた。
灰色の髪の女性が、ノアを見る。
「私たちも……消えるんですか」
ノアは答えられなかった。
答えられるはずがなかった。
自分だって、怖い。
帰りたいと願うことが、何かに狙われる印になる。
その可能性を、今夜はっきり見てしまった。
オルフェが女性の前に膝をついた。
「今夜、あなたたちの呼称を一時的に変更します。帰り待ちではなく、個別の日常呼称で扱います。札も別室で固定し直します」
「でも、私、まだ名前が……」
「なくても構いません。今呼べる形を一緒に探します」
その言葉は、初めにノアが聞いたものと同じだった。
何と呼ばれれば、返事ができますか。
今なら、それがただの制度ではないことが分かる。
呼び名は、呼ぶためだけにあるのではない。
引かれないためにも、裂かれないためにも、必要なのだ。
オルフェは立ち上がり、ノアへ向き直った。
「明日、あなたにも偽名証発行所を見てもらいます」
ノアは反射的に言った。
「私は偽名なんていらない」
「では、なぜ必要とする人がいるのかを見てください」
オルフェの声は、いつもより少し硬かった。
「今日消えた彼は、明日、偽名証の相談を受ける予定でした」
ノアは目を見開いた。
「偽名証を?」
「はい。本名が安定しないまま帰還希望者として扱われ続けることを避けるために、別の保護名を作る予定でした」
ノアは、黒く染まった札を見る。
もし、それが間に合っていたら。
いや、分からない。
偽名証があっても消えたかもしれない。
名裂きというものが何なのか、まだ知らない。
けれど、少なくとも彼は、何か別の名で守られる前に消えた。
ノアは唇を噛んだ。
私は偽名なんていらない。
その言葉は、まだ本心だった。
でも、今この部屋で、それだけを言い続けることはできなかった。
夜はさらに深くなった。
共同住宅の呼称札は次々に外され、職員が慎重に確認していく。
帰り待ちの三人という札は、壁から外され、黒い布に包まれた。
代わりに、残った二人には仮の日常呼称が与えられた。
灰髪の人。
包帯の腕。
どちらも完全な名ではない。
けれど、帰り待ちという言葉からは離された。
ノアは自分の部屋へ戻る途中、壁にかけられた「ノア」の札を見た。
そこには黒い染みはなかった。
だが、安心はできなかった。
部屋に戻ると、彼女は扉を閉め、しばらくその場に立っていた。
胸元から仮保護名札を取り出す。
ノア=リント。
その横に、小さく未確認名片が挟まれている。
――ベル。
完全には読めない。
ただ、白い傷のように残っている。
ノアは、それを両手で包んだ。
私はノア=リントベルだ。
心の中で言う。
でも、今ここで返事をするなら、ノア=リントでもある。
ノアと呼ばれれば、振り向く。
それが悔しい。
それでも、消えるよりはましだ。
そう思った瞬間、胸の奥が痛んだ。
消えるよりはまし。
それは、自分が最初にこの大陸へ流れ着いたときなら、絶対に受け入れられなかった考えだった。
だが今、消えた人の寝台を見た。
靴も、外套も、荷物も残したまま、人だけがいなくなった部屋を見た。
黒く染まった仮保護名札を見た。
名前が削られる痛み。
名前を呼ばれる痛み。
名前を持てない痛み。
そして、呼び名ごと外から引かれる恐怖。
それらを見たあとで、ノアはもう、仮の名をただの屈辱としてだけ扱うことができなかった。
窓の外で、黒晶灯が揺れている。
ナハト=リムの夜の路地は、昼間よりもずっと静かだった。
だが完全な静寂ではない。誰かが低く話し、誰かが咳をし、遠くで職員の足音が続いている。
その闇の中に、かすかな声が残った気がした。
実際に聞こえたのか。
記憶の中の声なのか。
ノアには分からなかった。
ただ、その言葉だけが、夜の底から浮かんできた。
「帰りたいって言っただけなのに」
ノアは窓辺に立ち尽くした。
帰りたい。
その言葉は、まだ彼女の中にある。
けれど今はもう、それが自分だけの願いではないことを知っている。




