書類探し
拙い文章なのにも関わらず、読んで頂いている方とブックマークしている方に感謝を。
めげずに書けているのも皆さんのお陰です。
とある日の昼下がり。私は先生に呼び出されて書類を探していた。
何で周りが男の子ばかりなのに私が選ばれたのかと疑問に思ったけど、理由は簡単で生徒会への確認書類だったからみたい。
「としちゃん先生、本当に職員室の机の上にその書類あるんですか?」
「あぁ、確かにあるはず。ちょっと加藤と一緒にその山の中から探し出してくれないか?」
「はーい。」
そう。実は一人では無く男手って事で加藤君も一緒に来ることになってしまった。
それなら一人の方が気が楽で良かった気がするんだけど。でも確かにこの雪崩が起きそうな机の上から書類を探し出すのは一人より二人の方が早く終わりそうだったので我慢する。それにしても
「先生、この書類の山を山って自覚しているのならもう少し片付ける事って出来ないんですか?」
「結構前にときめく物とときめかない物で分けると捨てる物か残せる物かってすぐに確認出来るってありましたよね?」
「どちらにしても、俺は書類を見てときめかないし、それが出来ていたら早々と最初からこの机の様に雪崩が起きそうになっていないと思うんだ。」
「そこは威張って言い張る事では無いと思います。」
加藤君と目を合わせて苦笑しながら意思疎通がはかれた気がする。その後二人で手分けして書類を片付けながら探すっていう事に決めてどんどん書類整理を始める事にした。
そこら辺にあったダンボールを3つ見つけてきて、それぞれに『捨てる物』『どちらか分からない物』『必要書類』と記入後どんどんと仕分けして行く。
「先生、ちょっとお聞きしたいんですけど、何で未だに去年とか一昨年の書類あるんですか。もう使わないですよね。もし参考として必要な書類ならファイルに各自纏めて置いておくとかして下さいよ。」
「そしたら夏凪、そこにファイルもあると思うんで、去年の物は去年の物で纏めて置いておいてくれないか?2、3年前の物はもう使わないと思うからその捨てる物BOXに入れておいて良いからさ。」
「先生、全部夏凪に任せるんですか?」
「そんな訳ないだろう。加藤にも任せているよ。それから俺午後の授業の準備で少し席外すから、その間だけでもお願いなっ!」
宜しく頼むと両手を合わせてお辞儀されながら頼まれたら何だか嫌と言いづらい。断ろうか考えている最中に先生はそそくさと後でジュースでも奢ってやるからな~と言いながら競歩の様な早さで職員室を出ていってしまった。他の先生がちらほらいる事はいるけれど、何だか気まずい。
先生も女子クラスで同じ事を頼んでくれたら私も栞さんや薫さんや、杏さんと一緒に和気あいあいと楽しくやれた様な気がするのに。タイミングが悪いというかなんというか。確かに生徒会役員に頼むって事で正解で間違いは無いんだけどさ。
「加藤君もごめんね。折角のお昼休みにうちの先生に捕まっちゃって。」
「いや、良いよ。夏凪が悪い訳でも無いし、生徒会への書類なんだから手伝うの当然と思うしさ。」
「じゃぁ、さっさと終わらせちゃおうか。」
「そうだな。」
その後は黙々と加藤君と書類を仕分けしながらハイペースで書類を片付けただけあって、何とかお昼休み中には書類を片付けられた。先生は勿論整理を手伝ってくれなくて、お昼休み終わるギリギリに夏凪と加藤ごめんな~って両手を合わせながらお辞儀して帰って来て加藤君とジト目で見てしまったのは仕方ないと思う。その後ペコペコしながら謝るから仕方なく、さっき言ってたジュースで手を打ちますよって二人で答えたけどジュース代じゃ足りない位正直頑張ったと思う。いつもカロリーを気にして買わない甘めのココアを買って飲んでしまう位には。これで体重増えてしまってたら本当に先生に怒ります!




