「英雄は前の席に座っている」
食堂の空気は、外よりちょっとだけあったかかった。
朝の早い時間だからか、まだそこまで混んではいない。でも各部隊の子たちはもうそれなりに集まっていて、色ごとの制服の差し色が、いつもより少しだけはっきり見えた。
赤、橙、黄、緑、青、藍、紫。
こうして並ぶと、ほんとに学園って感じがする。
問題は、その中で紫だけだいぶ浮いて見えることだけど。
「取れた!」
琥珀がトレイを掲げた。
勝利の報告みたいな顔だった。たかがパン一つでそこまでうれしそうにできるの、わりとすごい。
「よかったな」
「うん! しかも二個!」
「なんでだよ」
「紫月先輩が一個くれた」
「それはもう自力じゃないだろ」
「勝ちは勝ち!」
「どこがだ」
紅羽が呆れ顔で言う。
でも、琥珀はもう聞いていなかった。席へ向かいながらパンを見つめている。食べ物への集中力だけはほんとに高い。
第七部隊のいつもの席は、窓際の少し奥だ。他の部隊が自然とまとまる中で、ここだけ微妙に人が近寄らない。別に隔離されてるわけじゃない。でも、なんとなく、そうなっている。
怖がられてる……というほどでもないけど、好んで隣に来る子は少ない。
まあ、気持ちはわかる。
詩乃みたいに見た目はふわっとしてるのにたまに目が怖い子とか、琥珀みたいに朝から元気すぎる子とか、紅羽みたいに空気だけで姿勢を正させる子とか、紫月みたいにやさしいのにたまに全部見抜いてくる子とか。
その真ん中に、自分までいる。
近寄りづらくないわけがない。
「隊長、ぼーっとしてると座る前に食堂終わるよ」
琥珀に言われて、夕璃は適当に席へ着いた。
「食堂はそんなすぐ終わらないだろ」
「気持ちの話!」
「意味わかんないな」
「わかってよそこは!」
朝から元気だな……と二回目を思ったところで、近くの通路が少しざわついた。
視線が自然と流れる。
赤虹隊だった。
先頭にいるのは、天童朱里。
遠目でも目立つ。背筋がまっすぐとか、顔立ちが整ってるとか、そういうのもある。でもそれより、空気の持ち方が違う。別に偉そうでもないのに、周りが勝手に道を開けるタイプ。
赤虹隊は学園の顔だ。
戦果も知名度も、たぶん一番。正しい強さ、みたいなものを、そのまま制服にして歩いてる感じがある。
紅羽の手が、ほんの少しだけ止まった。
箸を持つ指先。止まったのは本当に一瞬だけだったけど、夕璃は見た。
やっぱり気にしてるんだな、と思う。
紅羽が憧れる先。あるいは、目指していた場所。たぶん、そのどっちもだ。
「うわ、今日もすご」
琥珀が小声で言う。
「何が」
「赤虹隊のキラキラ感。なんかもう、登場の仕方から強くない?」
「感想が雑すぎる」
「でもわかるよ。なんかこう……ちゃんとしてる感あるよね」
紫月がやわらかく言う。
「ちゃんとしてる、か」
夕璃は小さくつぶやいた。
ちゃんとしている。
たぶんそうだ。少なくとも第七部隊よりはずっと。
詩乃がいちごクリームパンをちぎりながら、ちらっとそっちを見る。
「紅羽先輩、目で追いすぎると気づかれますよ」
「追っていない」
「いまのは追ってたと思うけど」
「九条まで乗るな」
「いや見てたし」
「見ていない」
「見てたよね、夕璃ちゃん」
「見てた」
「黒瀬」
「いや、そこは嘘ついても面白くないだろ」
紅羽の耳が少しだけ赤くなった。
珍しい。
琥珀がそれを見て、にやっと笑う。
「紅羽先輩、かわい」
「九条」
「すみません」
謝るのが早い。学習してるな。
そのとき、少し離れた通路から別の声が飛んできた。
「お、紫。朝から全員そろってるじゃん」
橙虹隊長、朝霧爛だった。
元気の圧が強い。歩いてるだけで周りの温度が上がるタイプ。
琥珀がぱっと振り返る。
「爛先輩!」
「おう、ちび怪獣」
「誰が怪獣!」
「お前以外に誰がいんの」
「ひどくない!?」
「ひどくない。昨日の訓練で壁へこませてたろ」
「あれは床の方が悪い!」
「床に責任押しつけるやつ初めて見たわ」
爛が豪快に笑う。
朝から音量がでかい。琥珀と同じ方向のうるささだけど、こっちは年上の余裕がある分、ちょっとだけ面倒くさい。
「朝霧先輩、おはようございます」
紫月が会釈する。
「おはよ、紫月ちゃん。相変わらず癒やしだなあ」
「そんなことないですよ」
「あるある。そこ以外全部うるさいし」
「聞こえてますよ」
紅羽が真顔で言った。
「聞かせてんの」
爛はまったく気にしない。
その後ろから、もう一人、やわらかい声がした。
「朝から元気だねえ」
春風奏だった。
緑虹隊の隊長。爛が火なら、こっちは風って感じだ。立ってるだけで空気が落ち着く。学園にいる子の中では珍しく、見ているだけで肩の力が抜けるタイプだった。
奏は紫月を見ると、軽く手を振る。
「おはよう、紫月さん」
「おはようございます、奏さん」
「顔色だいじょうぶ?」
「え、わたしですか?」
「うん。昨日、遅くまで白暁院にいたでしょ」
「あ……見てたんですね」
「ちょっとだけね」
奏はそう言って笑った。
やっぱりこの人は気づくのが早い。しかも言い方がやわらかいから、余計に逃げづらい。
詩乃がパンをひと口かじって、ぽつりと言う。
「緑と橙が一緒にいると、気温差すごいですね」
「それ、褒めてる?」
爛が笑いながら聞く。
「半分くらいは」
「白峰ちゃん、その半分じゃない方、だいたい毒だよね」
「そんなことないですよ」
「あるよ絶対」
詩乃はにこっとした。
たぶん、ある。
「で、そっちはこれから会議室?」
爛がトレイを持ったまま聞く。
「そうです」
紅羽が答えた。
「正式稼働日のやつね……いやあ、朝から重そう」
「軽い日などありません」
「うわ、言い切るなあ」
「事実です」
紅羽はほんとにまっすぐだ。
爛は少しだけ視線をずらして、今度は夕璃を見た。
「隊長はどうよ」
「どう、って」
「初日。気合い入ってる?」
「入ってたらもっとちゃんとした顔してる」
「たしかに」
即答だった。
失礼だな、と少しだけ思ったけど、間違ってはいない。
奏がその横で小さく笑う。
「でも黒瀬さん、ちゃんと起きてきてるだけえらいよ」
「基準低くないですか」
「第七だし」
「否定できないのちょっとやだな」
夕璃が言うと、琥珀が元気よく手を挙げた。
「はい! あたしはちゃんと起きてるし食べてるし元気!」
「元気なのは知ってる」
「あと強い!」
「自分で言うんだ、それ」
「事実だからね!」
琥珀は胸を張った。
紅羽が頭を押さえる。
「本当にお前は……」
「あたしなんかした?」
「している自覚がないのが一番厄介だ」
「紅羽先輩、今日ちょっと刺さり強めじゃない?」
「いつも通りだ」
「今日は一五パーセント増しくらいありますよ」
詩乃がさらっと言う。
「細かいな」
「なんとなくです」
「そのなんとなく、たぶん合ってる」
夕璃が言うと、紅羽がこっちを見た。
「黒瀬まで乗るな」
「事実確認しただけだろ」
「確認しなくていい」
「でも紅羽先輩、朝からずっと肩に力入ってるもんね」
紫月が言った。
紅羽が固まる。
たぶん、そこをいちばん言われたくない。
「……そんなことはない」
「あるよ」
夕璃はパンをちぎりながら言った。
「ある」
琥珀も言った。
「ありますね」
詩乃も続いた。
「ちょっとだけ、かな」
紫月がとどめを刺した。
四対一。
紅羽が数秒黙ってから、深く息を吐く。
「……お前たち、たまには黙っていてくれないか」
「いや、それは無理」
夕璃が即答すると、琥珀がうんうん頷いた。
「無理だね」
「無理です」
「たぶん無理かなあ」
紅羽がとうとう顔をしかめた。
でも、さっきまでより少しだけ肩の力は抜けていた。
爛がその様子を見て笑う。
「いいじゃん。第七っぽい」
「どこがですか」
「ちゃんとしてないとこ」
「褒めてませんよね」
「褒めてる褒めてる」
「絶対ちがう」
そんなやり取りをしている間に、赤虹隊が少し離れた席へ着いた。
朱里は周りに自然と人が集まる。本人が呼んでいるわけじゃない。でも、そこが中心になる。
すごいな……と、べつに口にはしないけど、思う。
その視線の先で、朱里がふとこちらを見た。
本当に一瞬だけ、目が合った気がした。
いや、気のせいかもしれない。でも、その一瞬だけで、周りの空気が少しだけ張る。
紅羽の背筋が伸びる。
夕璃は逆に少しだけ力を抜いた。
ああいうまっすぐな人は、たぶん苦手だ。
眩しすぎる。
そのとき、別の方向から落ち着いた声がした。
「黒瀬」
夕璃の手が止まる。
この声は知っている。
振り向くと、青虹隊の制服に身を包んだ藍沢雫が、トレイを持ったまま立っていた。
相変わらずきっちりしている。髪も、姿勢も、視線も。隙がない。
そのくせ、目だけは少し眠そうで、そこだけ昔と変わっていない。
「……なに」
「その言い方、久しぶりに会った相手へ向けるものじゃないでしょ」
「朝から会いたかったわけじゃないし」
「わたしも同じ」
雫は平然と言った。
琥珀が目をぱちぱちさせる。
「知り合い?」
「知り合いっていうか……」
夕璃が答える前に、雫が言った。
「少しだけ、昔から知ってる」
少しだけ。
便利な言い方だな、と思う。
間違ってはいない。間違ってはいないけど、その言い方で収まるほど軽くもない。
紅羽が夕璃と雫を交互に見る。
「藍沢副隊長と?」
「うん」
「へえ……」
琥珀が変に感心した声を出した。
「なんでそこでへえなんだよ」
「だって隊長にも昔からの知り合いとかいるんだなって」
「いるだろ普通に」
「え、でもなんか、隊長って急に紫棟の壁から生えてきたみたいな感じあるじゃん」
「どういう扱い?」
「いや、なんとなく」
「ひどすぎる」
雫が小さく息を吐いた。笑ったのか、呆れたのか、ちょっとわからない。
「変わってないね、黒瀬の周り」
「どういう意味」
「にぎやか」
「オブラートうま」
「事実をやわらかく言っただけ」
その言い方が、少しだけ懐かしかった。
昔から、雫はこういう言い方をする。刺すわけじゃない。でも逃がしもしない。きれいに言うのに、妙に真ん中へ入ってくる。
夕璃は視線をそらして、トレイのスープを見る。まだ湯気が出ていた。
「そっちも大変そうじゃん」
「まあね。正式稼働日だし」
「それはどこも同じか」
「同じじゃないよ」
雫はそう言ってから、少しだけ声を落とした。
「第七は、なおさらでしょ」
周りには聞こえないくらいの、小さい声。
それでも夕璃には十分届く。
言い返そうとして、やめた。
否定できるほど、軽い日じゃない。
「雫、行くよ」
少し離れた場所から、青虹隊長の氷室凪が声をかけた。
「はい」
雫はすぐにそっちへ返して、それから夕璃を見る。
「あとで講義室。遅れないで」
「青虹の副隊長に言われたくない」
「時間ぴったりに来る人のセリフじゃないね、それ」
「細か」
「知ってる」
雫はそれだけ言って、青虹隊の席へ戻っていった。
去り際まで無駄がない。
琥珀がじっとその背中を見てから、こっちへ顔を戻す。
「なんか……強そう」
「感想が雑だなあ」
「いやでも強いでしょあれ」
「まあ、強いよ」
夕璃は素直に言った。
青虹隊の副隊長である前に、藍沢雫は普通に優秀だ。認めたくないとかじゃなく、ただの事実として。
詩乃が頬杖をつく。
「夕璃ちゃん、ちょっとだけ顔やわらかかったよ」
「まじ?」
琥珀が身を乗り出した。
「見てない」
「見てたよね」
「見てない」
「紅羽先輩」
「見ていた」
「裏切り!」
「裏切りではない」
「紫月先輩!」
「ちょっとだけ、かな」
「やっぱ見てるじゃん!」
なんなんだこいつら。
夕璃がため息をつくと、詩乃が楽しそうに笑った。
「仲よしだったんだ」
「違う」
「言い切り早」
「早くない。普通」
「でも昔から知ってるんでしょ?」
「知ってるだけ」
「その“だけ”が怪しいんだって」
琥珀がにやにやする。
うざい。
「朝からくだらないことで盛り上がるな」
紅羽が切るように言った。
でも、耳が少しだけこっちへ向いているのが見える。
お前も気になってるじゃん、とは言わないでおく。たぶん言ったら面倒くさい。
そのとき、食堂の上方モニターがぱっと切り替わった。
さっきまで流れていた天気と補給情報が消えて、学園共通放送の画面になる。
食堂のあちこちでざわめきが止まった。
明るい女の人の声が響く。
『全訓練生、および正式部隊員へ。本日〇七〇〇より、中央戦術棟にて正式稼働に伴う全体説明を行います。対象部隊は第一から第七まで、全部隊です。繰り返します……』
改めて言われると、やっぱり少し重い。
食堂の空気が、朝のだらっとした感じから、すっと細くなる。
琥珀もパンを持つ手を止めた。
紅羽はもう表情を切り替えている。
詩乃は笑っていない。
紫月だけが、いつも通りみたいな顔で静かにスープを飲んでいた。でも、カップを置く指先が少しだけ慎重だった。
夕璃は目を伏せる。
正式稼働。
言葉にするとそれだけだ。
でも実際には、その一言でいろんなものが変わる。
訓練じゃなくなる。
模擬戦じゃなくなる。
記録映像の中で他人が死ぬだけの話じゃなくなる。
自分たちが、ちゃんと前線へ出る。
使われる。
期待される。
たぶん、警戒もされる。
「……やだなあ」
琥珀がぽつりと言った。
いつもの元気な声じゃなかった。
夕璃は横目でそっちを見る。
「珍しいじゃん。ビビってる?」
「ビビってないし」
「じゃあ何」
「なんか……あれ。あれだよ」
「雑」
「うるさいな! こう、ほんとに始まるんだなってだけ!」
琥珀はそう言って、パンをひと口かじった。
勢いのある食べ方だったけど、そのあと飲み込むまでが少しだけ遅い。
紅羽がそんな琥珀を見て、ほんの少しだけ声をやわらかくした。
「今さらだ。訓練は積んできた」
「それはそうだけどさあ」
「大丈夫です」
紫月が言う。
すごく大きい声じゃない。でも、その場にはちゃんと届く声だった。
「大丈夫、とは言いません。でも、ちゃんと準備してきました。だから、怖いままでも行けます」
紫月らしい言い方だな、と思う。
無責任に平気だと言わない。怖がることを否定しない。その上で、手は離さない。
紅羽がうなずいた。
「……そうだな」
「うん」
琥珀も、今度は素直にうなずいた。
詩乃が小さく目を細める。
「紫月先輩って、たまにさらっといいこと言うよね」
「たまに?」
「わりとしょっちゅう」
「それはどうも」
紫月が笑う。
その空気に、夕璃も少しだけ呼吸がしやすくなる。
たぶんこの部隊は、こうやって持ってるんだろう。
紅羽のまっすぐさとか、紫月の落ち着きとか、琥珀の明るさとか、詩乃の変な余裕とか。そういうのが、ぎりぎりで噛み合ってる。
そしてその真ん中に自分がいるのは、たぶん偶然じゃない。偶然じゃないのが、少し嫌だ。
モニターの放送が終わる。
食堂のざわめきが戻りかけたところで、朱里が席を立った。
赤虹隊ももう移動らしい。
その動きに合わせるみたいに、他の部隊も少しずつ立ち始める。
学園全体が、次の時間へ切り替わる音がした。
紅羽が立ち上がる。
「行くぞ」
「え、まだ一口しか……」
「九条」
「わかった、食べる、今食べる!」
琥珀がすごい速さでパンを頬張り始めた。
それはそれでどうなんだ。
夕璃もトレイを持って立ち上がる。
青虹隊の方を見ると、雫がちょうど席を離れるところだった。
目が合う。
雫は特に何も言わなかった。ただ、ほんの少しだけ顎を引いた。来るよね、という確認みたいな仕草。
夕璃はそれに、小さく肩をすくめるだけで返した。
青虹隊が先に出る。
赤虹隊も動く。
その背中を見送りながら、琥珀がもごもご言った。
「やっぱ、みんなちゃんとしてる感ある……」
「まだ言ってる」
「だってほんとにそうなんだもん」
「じゃあお前もちゃんとすればいいだろ」
「え、むり」
「即答だな」
「無理なもんは無理!」
「堂々と言うな」
紅羽がまたこめかみを押さえる。
夕璃はちょっとだけ笑った。
たぶん、ちゃんとしてるとかしてないとか、そういう話じゃない。
ただ、赤や青はまっすぐ見える。
それに比べて紫は、だいぶいびつだ。
でも。
いびつでも勝てるなら、それでいい……と、前までなら思っていた。
今は少しだけ、その先を考える。
いびつなままで、どこまで行けるのか。
食堂を出る直前、背後からまたモニターの電子音が鳴った。
短い警告音だ。
ただの時報や案内じゃない。もっと硬い音。
食堂の空気が、一瞬でまた止まる。
画面が切り替わる。
学園外縁警戒情報。
赤く点滅する表示。
【中央生存圏・東側外縁にて小規模異常反応を確認】
【初動警戒レベル2】
【対象部隊は待機命令】
琥珀が小さく息をのんだ。
紅羽の目が鋭くなる。
紫月は無意識みたいに袖口を握り、詩乃は何も言わずモニターを見ている。
夕璃だけは、その赤い表示を見た瞬間、胸の奥が嫌な音を立てた。
夢の中の空の色に、少しだけ似ていたからだ。
ただの警戒情報だ。
まだ出撃じゃない。
まだ、ただの朝だ。
そう思うのに、指先だけが妙に冷たい。
「……行こっか」
紫月が言った。
誰に向けたのでもない、でもちゃんと全員に届く声だった。
夕璃は返事をしなかった。
ただトレイを返却口に置いて、歩き出す。
正式稼働日の朝は、まだ終わっていない。
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