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第42話 夜でも読めるか(挿絵有)

 夕方の作業場に、魔石信号器が置かれていた。


 昼間に第一中継候補地で使ったものと同じだ。

 ただし、良樹は戻ってからすぐに符号表を書き直し、魔石の固定具と遮光板の形も少し変えていた。


 試験台の上には、いくつもの紙が広がっている。


 第一中継候補地。

 高台。

 町との距離。

 見通し。

 遮蔽物。

 魔石信号器。

 符号表。

 端子台通信。


 そして、未確認項目。


 夜間。

 雨天。

 疲労時。

 複数信号時。

 実運用時。


 良樹は、その文字を見てから筆を置いた。


「夜間本体側だけ、先に見る」


 リシアが顔を上げた。


「夜に行くの?」


「ああ」

「いきなり全員で受信試験をする前に、本体側だけ見る」

「光量」

「手元灯」

「遮光」

「夜だと、昼とは条件が違う」


 カレンは、試験台の横で符号表を見ていた。


「受信側は、今日は見ないんですか?」


「見ない」

「暗い場所での読み取りは大事だが、まず本体側だ」

「本体の光が強すぎたら、受信側へ行く前に話にならねえ」

「手元が見えなければ調整もできねえ」

「逆に手元灯が目立ちすぎたら、こっちの位置がばれる」


 クラリスは、静かに頷いた。


「夜は、見えることが安全とは限らないのですね」


「ああ」

「昼なら目立たない光でも、夜なら目立つ」

「信号器は叫ぶ道具じゃない」

「必要な相手に、読めるだけ届けばいい」


 リシアは、良樹の横にある魔石信号器を見た。


「つまり、明るくすればいいわけじゃない」


「そうだ」

「見えると読めるは違う」

「見えすぎると、今度は読めない」


「面倒ね」


「必要な面倒だ」


 リシアは少しだけ笑った。


「良樹らしいわ」


 良樹は、符号表を一枚取った。


「夜間本体側確認が終わったら、検証実験はいったん終わりにする」


 三人の視線が、良樹へ集まった。


「雨の日は?」


 リシアが聞く。


「残す」


「疲れている時は?」


 クラリスが続ける。


「残す」


「複数の信号は?」


 カレンも聞いた。


「残す」


「残すのに、終わりなんですか?」


 カレンが不思議そうに首を傾げる。


「ああ」

「全部を試験場で潰してから使う、は現実的じゃねえ」

「ここから先は、使う場所で試す」


 良樹は、魔石信号器の固定具を確認した。


「運用試験だ」

「道具は、現場に出してから育つ部分がある」


 リシアは、その言葉を静かに聞いていた。


 検証。

 確認。

 改善。

 再確認。


 ここしばらく、良樹はずっとそれを繰り返していた。


 けれど、良樹の中でそれは終わりではなかった。

 試験を終えたから完成、ではない。

 使い始めるために、試験を切る。


 それもまた、良樹らしい判断だった。


「それで」


 クラリスが聞く。


「今夜は、誰が行くのですか?」


「俺とリシアで行く」


 カレンの肩が、小さく揺れた。


 クラリスの微笑みも、一瞬だけ静かになる。


 リシアは、少し遅れて良樹を見た。


「私?」


「ああ」

「本体側だけなら、リシアがいれば足りる」

「魔力灯を細かく絞れる」

「魔石の光の滲みも見られる」

「俺は信号器を調整する」

「お前は光を見る」


「……そう」


 リシアは短く答えた。


「カレンとクラリスは?」


「受信側確認の時に頼む」

「今日は連れていかない」

「夜の高台に全員で行っても、見るものが増えるだけだ」

「本体側の初期調整は、人数を絞る」


「合理的ですね」


 クラリスが言った。


「少し悔しいですが」


 カレンは胸元で両手を握り、少しだけ笑った。


「はい」

「私も、少し悔しいです」


 良樹は二人を見る。


「悪いな」


「悪くはありません」


 クラリスは穏やかに言った。


「良樹くんが必要だと判断したのなら、それが今日の役割です」


「はい」


 カレンも頷いた。


「明日は、受信側を見ます」


「ああ」

「頼む」


 良樹は、工具と魔石信号器を布袋に入れた。


「準備してくる」

「リシア、少ししたら出るぞ」


「分かったわ」


 良樹は作業場の奥へ向かった。


 腰袋の中身を確認する音。

 布袋を締める音。

 小さな金具を入れ替える音。


 いつもの、現場へ出る前の音がした。


   ◇


 良樹が作業場の奥へ行ったあと、三人の間に少しだけ沈黙が落ちた。


 リシアは、試験台の上の符号表を見ていた。


 見る必要は、もうない。

 内容は頭に入っている。


 それでも、目を外せなかった。


「……本当に、私だけでいいのかな」


 ぽつり、と言った。


 いつもの仕切る声ではなかった。

 ツッコミでもない。

 強がりでもない。


 少しだけ迷っている声だった。


「本体側だけなら、私でいいのは分かるわ」

「魔力灯も、光の加減も、私が見るのが一番いい」

「それは、分かる」


 リシアは、膝の上で指を組んだ。


「でも」

「私だけで、行っていいのかなって」


 カレンは、少しだけ目を伏せた。


 クラリスも、いつもの穏やかな微笑みを少し薄くする。


 悔しくないわけではなかった。


 良樹と夜に二人きり。

 作業補助という正当な理由。

 良樹が必要だと言った役目。


 それがリシアにある。


 悔しくないわけがない。


 けれど、カレンは顔を上げた。


「良樹さんが、そう言ってますから」


 クラリスも静かに頷く。


「良樹くんが、必要だと判断したのですから」


「でも……」


 リシアが言いかける。


 その声を、カレンが受け止めた。


「それに」


「それに?」


 リシアが見る。


 カレンは、少しだけ照れたように笑った。


「私の番になったら頼むわよって、言ってたじゃないですか」


 リシアの動きが止まった。


「……私が?」


「はい」


 カレンは、屈託のない顔で頷いた。


「今がその、リシアの番、です」


 クラリスが、少しだけ瞬きをした。


「そんなこと、いつの間に?」


「クラリスのデートの時ですよ」


 カレンは、さらりと言った。


 あまりにも素直な笑顔だった。


 クラリスは、そこで一度だけ黙った。


「……なら、仕方ありませんね」


「仕方ないの?」


 リシアが思わず聞き返す。


「はい」


 クラリスは、穏やかに微笑んだ。


「約束なら、仕方ありません」

「それに、今夜は本当にリシアが適任です」


 カレンも頷く。


「悔しくないわけでは、ありません」

「でも、リシアが行くのが正しいと思います」


 クラリスが続けた。


「私も、悔しくないと言えば嘘になります」

「ですが、リシアが我慢してばかりいるのを見るのも、違うと思います」


 リシアは、言葉に詰まった。


 二人は恋敵だ。

 それは変わらない。


 けれど、敵ではない。


 カレンは少しだけ頬を赤くしながら、まっすぐ言った。


「今度はリシアの番ですよ」


 クラリスも、同じように頷いた。


「今度はリシアの番ですよ」


「……」


 リシアは何かを言おうとして、言えなかった。


 胸の奥が、少しだけ熱くなる。


 ずるい。


 こんなふうに送り出されたら、遠慮できない。

 こんなふうに譲られたら、逃げられない。


「……ありがと」


 ようやく出た声は、いつものリシアより少し小さかった。


 カレンは嬉しそうに笑った。


「はい」


 クラリスも微笑む。


「行ってらっしゃい、リシア」


「……うん」


 リシアは、作業場の奥を見た。


 良樹が戻ってくる足音がする。


 いつものように工具を持って。

 いつものように危険を見て。

 いつものように、必要なことだけを言う顔で。


 今夜は、自分の番。


 その言葉が、リシアの胸に残った。


   ◇


 夜の第一中継候補地は、昼間とはまるで違っていた。


 昼は、町へ続く道が見えた。

 遠くの屋根も見えた。

 草の色も、斜面の起伏も、どこに石があるかも分かった。


 だが夜になると、それらは全部、輪郭だけになる。


 町の灯りは遠い。

 空には星がある。

 高台の草は、夜風に小さく揺れている。


 足元の石は、近づくまで見えない。

 斜面の端も、昼間よりずっと曖昧だった。


 良樹は、まず周囲を見た。


 人影なし。

 魔物の気配なし。

 足場確認。

 退避方向確認。

 町からの見え方確認。

 風向き確認。


 リシアは、その横で黙って立っていた。


「寒いか?」


 良樹が聞いた。


 リシアは少しだけ目を丸くした。


「まだ何も言ってないわよ」


「夜の高台だ」

「昼より冷える」


「そういう確認なのね」


「ああ」


「良樹らしいわ」


 リシアは小さく笑った。


 良樹は布袋から魔石信号器を出し、昼間に決めた位置へ据えた。


 木の杭。

 簡易固定具。

 遮光板。

 符号表。

 光量調整用の小さなネジ。


 夜の中で、それらは驚くほど見えにくかった。


「……思ったより手元が暗いな」


「灯り、出す?」


「ああ」

「ただし強くするな」

「手元だけでいい」


「注文が細かいわね」


「現場は大体そうだ」


 リシアは杖を軽く持ち上げた。


 杖先に、青白い魔力灯が灯る。


 最初の光は、美しかった。


 夜の中で、杖先の宝石が浮かぶ。

 濃紺の衣装に走る金の細い装飾が、星座のように光を拾う。

 黒い髪の輪郭も、青い瞳も、白い袖も、淡く見えた。


 良樹は、一瞬だけ黙った。


「何よ」


「いや」


「明るすぎた?」


「ああ」

「綺麗すぎる」


「……綺麗?」


「灯りとしてだ」

「夜だと目立ちすぎる」

「信号器より先に、お前が目印になる」


「言い方」


「悪い」

「でも事実だ」


 リシアは少しだけ顔を赤くし、杖先の光を絞った。


 青白い光が細くなる。

 広がらない。

 良樹の手元だけを照らす。


「これくらい?」


「いい」

「外からは?」


 リシアは少し離れた場所へ視線を向けた。


「かなり弱く見える」

「でも、近くなら十分ね」


「よし」


 良樹は膝をつき、魔石信号器の調整ネジへ指をかけた。


 光量を上げる。

 強すぎる。


 夜の中では、魔石の光が予想以上に目に残った。

 短い符号の切り替わりが、逆に潰れる。


 光量を落とす。

 今度は、遠くまで届くか不安になる。


 さらに遮光板の角度を変える。


 上へ漏れる光。

 横へ漏れる光。

 必要な方向へ出る光。


 昼なら何となく分かる調整が、夜では急に難しくなる。


「昼に読めたから夜も読める、じゃないわね」


 リシアが言った。


「ああ」

「夜は夜で別物だ」

「明るいほどいい、でもない」


「見えると読めるは違う」


「そうだ」


「良樹が好きそうな言い方ね」


「好き嫌いじゃねえ」

「必要だ」


 リシアは、良樹の横に座った。


 膝を抱えるように。

 けれど、完全に丸くなるのではなく、良樹の手元を覗き込める距離で。


 杖先の魔力灯は、必要最低限まで絞ってある。

 青白い光が、信号器の金具と良樹の指先だけを照らしていた。


 良樹は、調整ネジを回す。

 光量を一段落とす。

 魔石の反応が遅れないかを見る。

 符号の切り替わりが潰れないかを確認する。


 その横で、リシアの魔力灯がわずかに揺れた。


「――ねえ」


「あ?」


「寒くない?」


「いや別に」

「寒くはねえだろ」


「……そう」


 リシアは少しだけ黙った。


 良樹は、調整を続ける。


 魔力灯は安定している。

 信号器の光量も、少しずつ良いところへ近づいている。

 遮光板の角度も、方向が見えてきた。


 作業としては、進んでいた。


 進んでいた、はずだった。


「――私は、ちょっと寒い、かも」


 良樹の手が止まった。


「寒いなら、外套を――」


 言いかけたところで、リシアが動いた。


 膝を抱えていた身体を少しだけほどき、良樹の傍へ寄る。

 肩が触れるほどではない。

 けれど、離れているとも言えない。


 濃紺のマントが、夜の地面に広がる。

 金の細い装飾が、魔力灯を拾って淡く光った。


 リシアは、良樹に身体を預けるように、すぐ傍へ座り直した。


「……作業の邪魔になってるんだが」


「うん」

「知ってる」


「なら――」


「ダメ、かな」


 挿絵(By みてみん)


 良樹は、何も言えなくなった。


 夜風が、草を撫でていく。

 杖先の小さな灯りが揺れる。


 魔石信号器の光は弱く、規則的に点滅している。

 だが、良樹の手は止まったままだった。


「……五分だ」


「え?」


「五分だけな」

「それ以上は、俺の集中力が保たねえ」


 リシアは、ほんの少しだけ目を見開いた。


 それから、顔を伏せる。


「……集中力の問題なのね」


「他に何の問題がある」


「知らない」


「知らないのかよ」


「知らないわよ」

「今は、そういうことにしておくの」


 リシアの肩が、ほんの少しだけ良樹の腕に触れた。


 良樹は、調整ネジへ指を戻す。


 戻しただけだった。


 回せなかった。


「……良樹」


「何だ」


「止まってる」


「知ってる」


「作業の邪魔?」


「かなり」


「なら、離れる?」


 良樹は、少しだけ息を吐いた。


「……五分って言っただろ」


 リシアは、そこでようやく小さく笑った。


「うん」


 良樹は、もう一度調整を始めた。


 魔力灯は、近いほど絞れる。

 絞れば、外へ漏れない。

 外へ漏れなければ、夜の高台でも目立ちにくい。


 リシアが近いことには、意味があった。


 意味はあった。


 問題は、それ以外の意味まで、良樹の頭が勝手に拾い始めることだった。


 リシアの髪が、風で少し揺れる。

 白い袖が、魔力灯を受けて淡く浮かぶ。

 膝に乗せた指が、少しだけ強く握られている。


 良樹は、光量を一段落とした。


「……このくらいだな」


「読める?」


「近くなら読める」

「遠くからは、強すぎない」

「符号の切り替わりも潰れねえ」


「手元灯は?」


「リシア式」

「ただし、作業者の集中力に影響」


「それ、記録に書くの?」


「書かねえ」


「どうして?」


「俺の問題だからだ」


 リシアは、また少し笑った。


 五分は、思ったより短かった。


 いや。


 短かったのか、長かったのか、良樹にはよく分からなかった。


 ただ、自分で決めた時間が、もうすぐ終わることだけは分かっていた。


「――ねえ、良樹」


「もうすぐ五分経つぞ」


「うん」


 リシアは、良樹の横顔を見ないまま言った。


「私、あなたのこと、好きよ」


 良樹の指が止まった。


 魔石信号器の光が、弱く揺れる。

 杖先の魔力灯が、二人の手元だけを照らしている。


「……知ってる」


「でしょうね」


「でも、言いたかったの」


 リシアは、膝に乗せた手を軽く握った。


「確認期間だから」

「今すぐ答えろとは言わないわ」

「英雄になったら、とか」

「三人とも、とか」

「そういう話も、分かってる」


 そこで、リシアは少しだけ良樹を見る。


「でも」

「私が良樹を好きだってことまで、未確認にはしておきたくなかった」


 良樹は、しばらく黙っていた。


「……そうか」


「うん」


 リシアは小さく息を吐いた。


「ちゃんと記録してくれる?」


 良樹は答えなかった。


 少しだけ困ったように眉を寄せる。


 それから、右手を握った。

 その拳を、自分の胸に軽く当てる。

ここに、と伝える様に。


 リシアは、一瞬だけ目を見開いた。


「……今のは、格好良かったかも」


「柄にもねえことしちまった」

「忘れろ」


「ううん」


 リシアは、静かに首を横に振った。


「忘れない」

「きっと、私がおばあちゃんになっても覚えてるわ」


 良樹は、何も言わなかった。


 夜風が、二人の間を抜けた。

 杖先の小さな灯りが、少しだけ揺れた。


挿絵(By みてみん)


   ◇


 拠点へ戻った時、作業場の灯りはまだついていた。


 カレンとクラリスが、試験台のそばで待っていた。


「おかえりなさい」


 カレンが立ち上がる。


「戻ったわ」


 リシアは、いつも通りに言ったつもりだった。


 だが、カレンは少しだけ目を丸くした。


 クラリスは、静かに微笑む。


「夜間本体側確認は、どうでしたか?」


「条件付き合格だ」


 良樹は、布袋から魔石信号器を出して試験台へ置いた。


「光量は弱」

「手元灯はリシア式」

「遮光板は要改良」

「符号切替は視認可能」

「受信側確認は未実施」


 カレンは真面目な顔で頷いた。


「では、次は私たちもですね」


「ああ」

「ただし、検証実験としてはここまでだ」

「次からは仮運用」

「実際に使う場所で、運用試験として見る」


「分かりました」


 カレンは少し緊張したように頷く。


 クラリスは、リシアを見た。


「寒くありませんでしたか?」


 リシアの動きが止まった。


「……夜風は、少し冷えたわ」


 良樹も紙へ記録を書きながら言った。


「夜の高台だからな」


 クラリスは、にこりと微笑んだ。


「同じ説明ですね」


「何が」


 リシアが即座に返す。


「いえ」


 クラリスは、それ以上聞かなかった。


 カレンも、リシアを見ていた。

 少しだけ、寂しそうに。

 けれど、それよりずっと柔らかく。


「リシア」


「何?」


「良かったですか?」


 リシアは、すぐには答えなかった。


 それから、少しだけ目を伏せる。


「……うん」


 その一言だけで、カレンは小さく笑った。


「はい」


 クラリスも頷いた。


「なら、良かったです」


「二人とも、何か勘違いしてない?」


「していません」


「していません」


「本当に?」


「はい」


「はい」


 リシアは、二人の顔を見て、諦めたように息を吐いた。


「……ありがと」


 カレンは、嬉しそうに笑った。


 クラリスも、静かに微笑んだ。


   ◇


 良樹は、試験記録をまとめた。


 夜間本体側確認。


 光量、弱。

 手元灯、リシア式。

 遮光、要改良。

 符号切替、視認可能。

 受信側確認、未実施。


 検証実験、一区切り。


 次回より、第一中継点を仮運用へ移行。

 雨天、疲労時、複数信号時は運用試験内で確認。


 そこまで書いて、良樹は筆を止めた。


 未実施。


 未確認。


 その言葉の横に、もう一つ何かを書きそうになって、やめた。


 書くことではない。


 魔石信号器は、夜でも読めた。


 ただし。


 夜に読めてしまうものは、信号だけではなかった。

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