登場人物紹介(第一部)
第一部は、父・一鶴が無名のどん底から世界に見つけられ、一家が頂点へと駆け上がっていく、栄光の物語です。ここでは、そのまぶしい日々に、あなたが出会う人たちを紹介します。まだ、先の展開には触れていません。安心して読み進めてください。
<語り手>
栄 徳子
この物語を、今、たった一人で語っている人。第一部の時代には、まだ生まれたばかりか、幼い子どもです。一家がいちばん輝いていた頃を、家族のいちばん近くで見ていました。
<栄家の人々>
栄 一鶴
徳子の父。第一部で、ついに無名の時代を抜け出し、世界にその名を知られていく人。笑いと涙を自在に操る、まぎれもない天才です。一族を次々とスターに育て上げていきます。その明るさの奥にあるものは、まだ家族にも見えていません。
栄 妙子
一鶴の妻。徳子たちの母。何者でもなかった頃の一鶴を、ずっとそばで支えてきた人です。派手なことは好まず、いつも家族の帰る場所を、静かに守っています。一家がどれほど大きくなっても、変わらない人です。
栄 伊織
一鶴と妙子の長男。この時代には、まだ幼いけれど、そのまっすぐな心根は、すでに周りの大人たちを、はっとさせることがあります。
栄 宗太
一鶴と妙子の次男。伊織の弟。明るく、人なつっこい性格です。何かと立派な兄と比べられながら、自分の居場所を探しています。
<第一部で出会う人>
ぎおん
一鶴がその才能を、いちばん最初に見出し、世に送り出す若きスター。まぶしい笑顔と、たしかな実力で、たちまち茶の間の人気者になっていきます。栄家の名を世に広めていく、最初の大きな光でした。
<この巻について>
これは、栄光の物語です。何者でもなかった一人の男が、世界に見つけられ、愛され、一家が日本のまん中に立つまでの。どうか、そのまぶしさを。一億人が、あの一家を愛していった、そのはじまりのきらめきを、存分に味わっていただけたら、うれしいです。




