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『ぼくの滅びゆく世界の観察日記』  作者: 比古狭霧


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15/17

八月四日

絵:公園のベンチ。

ベンチの木の色が、昨日より少し白く見えました。

茶色を重ねても、同じところだけ白いままでした。

ベンチの下の影は細くて、地面の白いところにまざっていました。

影の端がゆれているように見えました。


天気:晴れ

気温:あつい日でした。


内容:公園に行きました。

ベンチの木の色がうすくて、見ていると少しだけ光っているように見えました。

すわってみると、木の感触が昨日より軽く感じました。

遠くで子どもが遊んでいましたが、声が少し小さく聞こえました。

風がふいたとき、木の葉の音も弱くなっていました。

帰るとき、ベンチの色は同じうすさのままでした。

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