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ボロマチ見聞録  作者: 篩獅師(ふるいしし)
【第1話 ココットとドルコナ】

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おまけコラム その1:ココットとドルコナについて

 かなり以前、十五年くらい前から『ボロマチ』という舞台は自分の頭の中にあって、何度か作品化を試みたものの、いずれも形にならず頓挫していました。

 一応主人公としてのキャラクターは作ったものの、思うように動かせなかったのは、主人公に向いていなかったからでしょう。

 それに町がどんな世界になるのか、最も重要な部分が曖昧なまま、形になることはありませんでした。


 それから時間が過ぎて、構想が再び動き出しのが、2025年の春先。

 新たに『ココット』と『ドルコナ』というキャラクターを設定し、ずっともやもやしていた『ボロマチ』の中で動かしてみようと、そう思ったのです。

 頭の中に浮かんだイメージは小柄な種族でした。

 ですがTRPG関連の資料、冒険ファンタジー小説やコミックなどを紐解いてみても、『ホビット』『ハーフリング』『グラスランナー』など、版権が絡んでくるキャラクターになりそうでしたので、他のものも含めて、この方向では難しいと考えました。

 だからと言って、新たに想像したところできっと似たような存在になるでしょうし、幾ら趣味の範囲の執筆とはいえ、公開する以上、念のため先のことを考えねばなりません。


 結果的に『ドワーフ』に落ち着いたのは版権がないはずだから。

 ただ当初は強い違和感がありました。 

 ドワーフと言えば、自分が十代の頃(1990年代)に触れたTRPGやゲームブック、冒険小説などにおいて、常に髭面のおじさんみたいなキャラクターばかりでした。

 女性や子どものドワーフは、見た覚えがありません。

 

 ですがさすがは21世紀。

 20世紀の概念を打ち破るべく、当たり前に女性のドワーフも、子どものドワーフも、可愛らしく描かれるようになりました。

 アニメや異世界ファンタジー小説・コミックの挿絵などを見ても、当たり前に登場しています。

 そのように描かれるドワーフをあちらこちらで見かけるうちに、自分の作品の登場人物として、違和感が薄れて行きました。


 現状ではココットとドルコナ、細かい部分は決まっていません。

 ココットの職業も不詳で、掛け持ちしていることだけが記されています。

 物語の展開上、今のところ関係がないので、後回しにしていますが、そのうち思いついたら、明らかにされるでしょう。

 ドルコナは旅人が職業みたいなものです。

 年齢は五十歳前後になろうかと考えています。

 人間に比べれば、ドワーフも長命ですが、エルフよりも歳の取り方は早いはずなので、どのくらいのペースで歳を取り、寿命がどれほどなのかがよくわかりません。

 単純に人間の二倍程度の寿命と考えて、そのくらい(人間で言えば、二十五歳前後)になるのかなと思います。


 名前の由来として、『ココット』は自分がよく耳にする電車の広告アナウンスから。

 この名称が頭の中にいつも残るのです(響きが良いのでしょう)。

 一方の『ドルコナ』は、『ココット』に対になる名前として考えました。

 『ココ』(ここ)に対して『ドコ』(どこ?)という関係です。

 そこであれこれと名前を考えたのですが、当初は『ドコルナ』という名前でした。

 書いているうちに、いつの間にか『ドルコナ』と、誤って頭に焼き付いてしまっていたことに気づき、そのまま『ドルコナ』にしました。

 これだと『ドル』かも知れませんが、幼い頃のココットが『その方が呼びやすかったから』という後付けの理由をつけて、『ドコ』としました。

 『ココっち』も『ドコちゃん』も、それぞれが子どもの頃につけたあだ名としています。


 二人の関係性がどう形になっていくのかはこれからですが、良いコンビになってくれるものと思っています。

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