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あなたに捧げる愛はもうありません。

お望み通り離婚しましょう。私は自分の力で生きていきます。

リュミエ伯爵令嬢のミラベルには三人の幼馴染がいた。ルドウィックとリカルドのヒュラス伯爵兄弟、そしてフルール伯爵令嬢のマリエッタだ。
幼少期ずっと一緒に過ごしてきた四人の関係は、しかし大人になるにつれて次第に変わっていく。ヒュラス兄弟はマリエッタに惹かれ、ミラベルはリカルドを好きになった。
その後ルドウィックとマリエッタが婚約し、ミラベルはリカルドに対する想いを忘れるために三人とは距離を置くことに決める。しかしある日ミラベルの両親が事故死したことから四人の運命は変わっていった。
傷心のミラベルにリカルドが婚姻を申し込み、二人の結婚が成立したのだ。ミラベルは大きな不幸の中にありながらも長年の想いが成就する幸運に恵まれたと思った。しかしそれが大きな間違いだったとほどなくして気づく。

「離婚しよう」
ルドウィックとマリエッタの離婚を知りリカルドはミラベルにそう言った。リカルドにとって、ミラベルはマリエッタのそばに居続けるための都合の良い存在でしかなかったのだ。
「お望み通り、離婚しますわ」

自分勝手なあなたなんてもういらない。

ミラベルはリカルドへの想いを捨て新しい自分として歩み出す。
そうして進めば、新たな道、新たな相手、新たな世界が広がって、ミラベルを取り巻く環境も大きく変わっていく。
だから。

「どうか戻ってきて欲しい」
今さらリカルドにそう言われても何も響かない。

あなたはもう、私にとって必要のない人なのだから。
離婚を言い渡されました
2025/07/22 18:10
ミラベルと幼馴染
2025/07/22 20:10
予期せぬ求婚
2025/07/22 22:10
マリエッタとの再会
2025/07/23 07:10
ミラベルの結婚
2025/07/23 12:10
さようなら
2025/07/23 21:10
決別
2025/07/24 07:10
商会へ
2025/07/24 12:10
商会への依頼
2025/07/24 17:10
もう一つの願い
2025/07/25 07:10
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