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リアがシエララントから帰ったお話を後日投稿する予定です。
「すみません、リン……」
「どうしましたか?」
リアは、朝、寝台でリンに抱きしめられながら目が覚めると、先に目が覚めていたリンに困ったように謝った。リンは落ち着いてリアに優しく尋ねた。リアは小さな声で申し訳なさそうに答えた。
「僕は故郷の友人と仲を深める夢を見ました」
リンは意外な告白に眼を細め、ふっと笑ってリアの頭を撫でた。リアは真剣に罪悪感を覚えて、リンに嫌われないか心配して、リンの服を掴んだ。リンは正直な妻に穏やかに返した。
「リアの故郷の友人は大切な人だったのでしょう。夢でよく昔の知人が出てくるのは普通です」
リアはリンの許しを聞いても、リンの服を掴む手を離さずに逆に力を込めた。
「すみません、僕はリンが寝言でリアルの名前を出したら辛いです」
リンは白い眉をハの字に寄せた。
「そうですね。それは私の落ち度です」
リンは顔がかげるリアを見つめると、唇を重ねた。静かに夫婦の証を伝え合った。寝起きの口付けに、リアは夢の残り香への罪悪感は安心感に上書きされた。リンはキスを終えると、困ったようにリアに尋ねた。
「閨に入った夢は払えましたか?」
リアはこくりと頷いた。
「すみません、リン。どうしても僕はリアルと競いたくなる感覚が抜け切れていません。リンとリアルの関係を責めたい訳ではないと受け止めて下さい」
リンはリアの心の影を優しく抱き止めた。
「無理をしないで下さい、リア。私が求めているものが理不尽なのでしょう。私はリアがリアルに嫉妬する気持ちを含めてリアと寄り添いたいです。リアは嫉妬に罪悪感を持たなくて良いのです。私はリアの嫉妬を愛しますし、リアの心を支えます」
リアはリンの心からの言葉を心地良く思った。リアは心を吐露した。
「僕はまたリンのそばに居られなくなるのが怖いです。だから嫌われないか怖くなります」
「リア」
リンはリアの頭を両腕で抱いた。
「私の無沙汰はもうありません。私ももうリアと一緒にいられないことは考えられません。私はそばにいます。リアが不安になったら、私は何度でもリアの心に声をかけます」
リアはリンの言葉を心の薬とした。リアは一言告げた。
「リン、今夜は夢に来て下さい」
「そうですね。リアの夢に訪れます」
二人は微笑んだ。




