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新訳 太閤記 ~ 転生 豊臣秀吉、未来を識る僕は史実の道を静かに歩む 〜  作者: 条文小説


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1-8 木刀の風、嫉妬の視線

挿絵(By みてみん)


 『太閤記たいこうき』は、豊臣秀吉の伝記に用いられる題名。太閤は摂政・関白経験者で、その子が同様に摂関となった者が称する号であるが、ここでは秀吉を指す。秀吉の伝記・一代記の総称として用いられるが、小瀬甫庵の著作である『太閤記』を指すこともある。秀吉を中心とした人物を描いた戯曲作品は特に太閤記物という。

 『絵本太閤記』(えほん たいこうき、旧字体:繪本〜)は、江戸時代中期に書かれた読本よみほん。豊臣秀吉の生涯を描いた講談をもとに、武内確斎が文を著し、岡田玉山が挿絵を入れた。全7編84冊。出典:Wikipedia

 松下加兵衛まつしたかへえの屋敷に身を寄せ、名前を「日吉丸」から「中村藤吉郎」へと改めてからも月日が流れていた。


 18歳を迎えた僕の身体は、相変わらず周囲の武士たちに比べれば一回りも二回りも小さく、横幅もない。下僕としての過酷な労働に耐えうるだけの引き締まった筋肉はついたものの、お世辞にも「戦場を駆ける武者」としての威風があるとは言えない。


 けれど、僕の頭の中に眠る「未来の知識」と、寺で培った「世界を静かに、分解して見る力」は、この松下家という最高の環境の中で、恐ろしいほどの密度で結晶化しつつあった。


 昼間は、馬の世話や庭の掃除、広間の雑巾がけといった雑用を完璧にこなす。それが僕の、この場所における生存戦略の基本だった。目立たず、しかし誰よりも確実に仕事をこなすこと。それが、いつ牙を剥くか分からない戦国という時代から、僕の小さな命を守るための盾だった。


 そして、その退屈な作業の合間、僕はいつも稽古場へと足を運び、今川家の諸士や門弟たちが泥を跳ね上げて打ち合う姿を、じっと見つめていた。


(右足の踏み込みから腰の回転、そして剣先へと伝わる運動エネルギーのロスが大きすぎるな……)


(あの構えは防御の面では完璧だけど、左斜め後方への重心移動の際、どうしてもコンマ数秒の遅れが生じる)


 誰に教わるでもなく、僕は彼らの槍術、剣術、さらには弓や鉄砲の所作のすべてを脳内で分析スキャンし、フレーム単位で分解していた。


 夜、冷たい床の上に身を横たえながら、昼間見た彼らの動きを自分の脳内シミュレーターで何度も再生し、最適な軌道と身体操作を組み立てる。それは僕にとって、孤独で、けれど最も充実した、目に見えない「修行」の時間だった。


 しかし、そんな僕の「ただじっと見つめている視線」を、快く思わない者も当然いる。松下の弟子たちの中に、川島宇市かわしまういちという若者がいた。


 宇市ういちは血気盛んで、確かにその力量は門下の中でも群を抜いていた。「双刀じんとうの術」と呼ばれる二刀流の遣い手であり、自らを松下門下の随一であると自負している男だった。


 その卓越した腕前ゆえに、宇市は傲慢そのものだった。周囲の同門の若者たちを「あくた」のように見下し、何かといえば力でねじ伏せる。当然、周囲の壮士たちからは激しく憎まれていたけれど、その圧倒的な力量の前に、誰も表立って文句を言うことはできなかった。


 ある日の午後、じっとりと汗ばむような熱気が満ちる稽古場で、事件は起きた。いつものように、僕は仕事の合間に木陰に立ち、門弟たちの試合を見学していた。宇市が二人の門人を瞬く間に打ち倒し、勝ち誇ったように木刀の先で地面を叩いていた、その時だった。宇市の獰猛な視線が、ふいに木陰の僕へと向けられた。


「おい、そこの青男あおおとこ――」


 宇市が、不快感を隠そうともせずに僕を指差した。その声は低く、嫌な羽音のように僕の耳の奥にへばりついた。


「お前だ、藤吉。下僕の身分のくせに、毎度毎度、我らの稽古を特等席で見物していやがるな。我が師の下にいる奴だ、ただの馬の骨ではあるまい。少しはたしなみというものがあるのだろう? なあ、お前の稽古のためだ。俺が相手になってやるから、一太刀試してみせろ」


 もちろん宇市の言葉には、純粋な親切心など微塵もない。あるのは、自分より遥かに身分の低い、そして弱々しい僕を衆目の前で叩きのめし、自らの優位性を再確認したいという、歪んだ自尊心だ。


 稽古場の空気が、一瞬にして凍りついた。大勢の門人たちが息を詰めて僕と宇市を見比べている。ある者は「気の毒に」という憐れみの目を向け、またある者は「傲慢な宇市がまた始まった」と不快げに顔を歪めていた。


 僕は、本気で困惑していた。僕にとって、ここでの最優先事項は「生き残ること」だ。こんなところで血気盛んな武士といさかいを起こし、怪我を負ったり、あるいは恨みを買ったりすることは、生存戦略として最も避けるべき愚策だった。


 だから、僕はすぐに愛想笑いを浮かべ、何度も両手を振って固く辞退しようとした。


「滅相もございません、宇市様。僕はただの、馬の糞を拾うのが専門の下僕に過ぎません。武芸の心得など、逆立ちしても持ち合わせてはおりません。どうかお許しください」


 僕は身を縮め、そのままそっと稽古場から逃げ出そうとした。けれど、僕の脳の片隅にある「現代人の論理的思考」が、そして寺で磨いた「本質を突く言葉の癖」が、最悪のタイミングで僕の唇を動かしてしまった。


「それに……試合というのは、一度始まってしまえば時の運、互いに手加減できなくなります。もし万が一、僕が宇市様に勝ってしまったら、宇市様のお立場が――」


 それは、僕にとっては純粋な「合理的な配慮」のつもりだった。

 もし僕が勝てば、門下随一を自負する宇市の面目は丸潰れになり、宇市はこの屋敷にいられなくなるかもしれない。だから「お互いのためにやめておきましょう」という、僕なりの優しい逃げ道の提示だった。しかし、その言葉が戦国を生きる武士の耳にどう響くか、僕は一瞬、計算を誤っていた。


「……何だと?」


 宇市の顔から、一切の血の気が引いた。その瞳が、怒りのあまり怪しく充血していく。

 

「お前のような小冠者こわっぱが……この俺を打ち負かすだと? 勝っては気の毒だと言ったか、藤吉ッ!」


 宇市は凄まじい咆哮を上げ、僕の前に立ち塞がった。その巨体から放たれる殺気は、かつて矢作川の橋の上で僕を踏みつけた蜂須賀小六のそれにも匹敵するほど、生々しく、鋭いものだった。


「奇怪な大言を吐きおって! そのような侮辱を受けては、武士としての面目が立たん! 早く来い、来い! 貴様のそのふざけた口を、木太刀で叩き割ってくれるわ!」


 宇市は荒々しく木刀を構え、稽古場の中心にどかと踏み込んだ。もはや、逃げることは不可能だった。ここで背を向けて走れば、それこそ「不届き者」として背後から斬り捨てられかねない。


(……仕方がない)


 僕は静かに息を吐き出し、胸の奥にある太陽の熱が、じわじわと全身の神経に広がっていくのを感じた。天下を獲るための戦いじゃない。ただ、ここで自分の命と、静かな生活を守るための防衛戦だ。僕は諦めたように首を振ると、壁際に立てかけられていた一本の、何の変哲もない木刀を静かに引き抜いた。


 僕が木刀を引っ提げて稽古場の中央へ進み出ると、周囲で見物していた大勢の門人たちが、一斉に身を乗り出した。「おい、本当にやるのか」「藤吉の奴、殺されるぞ」と囁き合う声が聞こえる。


 けれど、その中には、傲慢な宇市が返り討ちに遭うことを微かに期待する、暗い熱量も混ざり合っていた。宇市は、僕が木刀を構えたのを見るや、獰猛な笑みを浮かべた。


「ただの一打ちで、叩き殺してやる!」


 宇市が木刀を頭上高く、天を突くかのように掲げた。それは「大八相だいはっそう」と呼ばれる、攻撃の威力を最大化するための圧倒的な構えだ。彼の巨体から放たれる風圧だけで、僕の着物の裾が激しく翻る。普通の18歳の若者なら、その威圧感だけで足が竦み、動けなくなっていただろう。


 けれど、僕の視界は、驚くほどに静かで、冴え渡っていた。


(……見えた)


 宇市が筋肉を緊張させ、大地を強く踏みしめる。その瞬間、彼の肩のわずかな上下、重心がほんの数ミリ前方に移動する「予備動作」が、僕の目にはっきりと映し出された。


 現代の運動力学の知識が、脳内でその軌道を瞬時に弾き出す。彼の一撃は強大だが、大八相からの振り下ろしには、どうしても上肢の筋肉の収縮に伴う「わずかな制動時間タイムラグ」が生じる。その一瞬のフレームの隙間こそが、僕の狙うべき唯一の勝機だった。


「死ねぃッ!」


 宇市が雄叫びと共に、木刀を激しく振り下ろしてきた。空気を切り裂くブォンという凄まじい音が響く。


 その直撃を受ければ、僕の頭蓋など簡単に粉砕されるだろう。だが、僕は動かなかった。刀が僕の額のわずか数寸上に迫った、その絶対の刹那まで。


 ――今だ。


 僕は左足を軸に、身体の軸をコンマ数秒の速さで右へとかわした。宇市の木刀の切先が、僕の鼻先をわずか数ミリの差でかすり、空を切る。


 宇市は、自分の放った一撃が完璧に空振ったことに、一瞬だけ目を見開いた。その肉体が、自らの放った破壊エネルギーの慣性に引きずられ、前方へとわずかに傾く。


 その重心の崩れを、僕は見逃さなかった。すかさず左側へと踏み込み、宇市の懐へと鋭く滑り込む。


「なっ――」


 宇市が気づいたときには、すでに僕の木刀は最短の軌道を描いて跳ね上がっていた。近い未来に完成される居合や剣道の効率的な打突理論に基づいた、手首の返しだけを利用した最速の突きと、払い。


 パシィィン!!!


 乾いた、凄まじい衝撃音が稽古場に響き渡った。僕の放った木刀の切先が、宇市の左目の上――前頭部の最も硬い骨のあたりを、正確無比に捉えていた。


「がはっ……!?」


 宇市が悲鳴を上げ、視界を奪われたようにその場にひるむ。脳震盪の一歩手前、彼の太刀筋が完全に狂い、木刀を握る手の力が緩んだ、その絶妙なタイミング。


 僕は即座に木刀を引き戻すと、てこの原理を応用し、宇市の木刀のつばの根元に向けて、自らの木刀を斜め上方から鋭く叩き落とした。


 カツォン! と小気味よい音がして、宇市が肌身離さず持っていた木刀が、彼の手から離れて宙を舞い、乾いた音を立てて砂の上に転がった。


「……勝負あり、でしょうか」


 僕は木刀をだらりと下げ、静かな、けれどよく通る声で告げた。一瞬の静寂の後、並び居る門人たちから、地鳴りのような歓声が沸き起こった。


「一本! 一本!見事な一本!」


「藤吉が、あの宇市の太刀を落としたぞ!」


 周囲の熱狂を余所に、宇市は額を押さえ、泥の上にへたり込んでいた。彼の左目の上からは、うっすらと血が滲み、その顔は恥辱と無念さで真っ赤に変色していた。


 彼は僕を睨みつけようとしたけれど、周囲からの冷ややかな視線と嘲笑に耐えかねたのか、無言で木刀を拾い上げると、逃げるように稽古場を去っていった。


「藤吉、こちらへ来い」


 夕暮れ時、僕は主である松下加兵衛の部屋へと呼び出されていた。加兵衛は畳の上に静かに座り、僕が部屋に入るのを見つめていた。その瞳には、昼間の試合を聞きつけたことによる、深い驚嘆と関心が宿っている。


「昼の試合のこと、詳しく聞いたぞ。お前があの、門下随一を誇っていた宇市を、一太刀で退けたとな。……藤吉、お前に実を正して訊ねる。お前は一体、どこでそれほどの武術を学んできたのだ?」


 加兵衛の問いは、至極当然のものだった。ただの下僕が、今川家の武術師範の随一エリートの門下生を無傷で打ち負かしたのだ。何かの忍びか、他国の間者スパイではないかと疑われてもおかしくはない。


 僕は深く平伏し、胸の奥の太陽の熱を感じながら、嘘偽りのない――けれど、現代の記憶のことは伏せた――真実を口にした。


「滅相もございません。僕は、どこかの流派に就いて武術を学んだことなど、ただの一度もございません」


「何……? ならば、あの身のこなし、あの正確な一撃はどこから生まれたのだ」


「松下家に奉公させていただいてからの日々にございます」


 僕は顔を上げ、加兵衛の目をまっすぐに見つめた。


「僕はただの下僕ですから、皆様のように木刀を握って汗を流すことは許されません。ですから、毎日、皆様が稽古をされているお姿を、じっと『熟察』しておりました。誰の踏み込みが速いのか、誰の構えに隙があるのか。それをただ観察し、密かに、心の中で何度も何度も、自分が打ち合う姿を練り続けていたのです。昼夜を問わず、薪を割るときも、水を汲むときも、その理屈を忘れることはありませんでした」


 僕は一息つき、自分の小さな掌を見つめた。


「人に立ち向かって、実際に木刀を打ち合わせたのは……今日が、人生で初めてのことにございます」


 加兵衛は、僕の言葉を聞いて、完全に絶句した。彼の鋭い眼光が、驚愕のために細かく震えている。ただ見ているだけで、他人の武芸の神髄をすべて吸収し、自らの肉体に最適化して再現してみせたというのか。一を聞いて万を察する、などという言葉では到底足りない。これは、天から与えられた、おそるべき「才智」そのものだった。


「……感じ入ったぞ、藤吉」


 加兵衛は深く、深く溜息を吐き出すと、まるで宝物を見出すかのような、格調高い、それでいて熱い眼差しを僕に向けた。


「お前のその容貌、その瞳、やはり尋常の世の常なる者ではないな。お前はいつか、必ずこの泥の中から這い上がり、世に出る出身しゅっしんの男となるだろう。……よし、今日からお前を下僕の身から解く」


 加兵衛は立ち上がり、僕の前に一振りの見事な刀を置いた。


「今日より、門人たちと同席することを許す。我が持てる武術、兵書の奥義のすべてを、ことごとくお前に伝授しよう。お前を、俺のまことの腹心とする」


 その言葉を聞いた瞬間、僕の胸の奥の太陽が、これまでになく温かく、力強く脈打った。


(これで……また一つ、生き残るための強固な基盤が手に入ったんだ)


 天下を獲るための野心じゃない。ただ、この過酷な乱世で、誰かの役に立ち、自分という存在を確かに守り抜くための「知恵」と「力」。それが、松下加兵衛の信頼という最高の形で報われたのだ。


「ありがたき幸せに存じます。主殿のために、この命、怠りなく勤仕いたします」


 僕は深く頭を下げ、差し出された未来を、その小さな手でしっかりと受け止めた。


 それからの僕の成長は、まさに「藍より出て藍よりもなお青し」と評されるに相応しいものだった。加兵衛の与えてくれる兵書や武術の知識を、僕はスポンジが水を吸うようにすべて吸収し、切磋琢磨の功を積み重ねていった。


 東の空から、また新しい、眩いばかりの朝光が差し込んでいた。




【繪本太閤記 作:武内確斎 絵:岡田玉山 寛政9年】




中村藤吉郎なかむらたうきちらう川島宇市かはしまういちと剣法を試む


松下まつした弟子でしの中に、川島宇市かはしまういちといへる血気けつき若者わかものあり。力量衆りきりやうしうえ、双刀じんたうじゆつまんじ、松下門下まつしたもんか随一ずいいちなりと自負じふし、ひとることあくたのごとく、同門どうもん壯士さうしことごとくこれをにくむ。ある中村藤吉郎なかむらたうきちらうれいのごとく稽古場けいこばいたり、試合しあひ勝負せうぶる。かの川島宇市かはしまういち藤吉郎たうきちらうかひ、「汝青男なんぢあををとこ身分みぶんとして毎度まいど我々が稽古けいこ見物けんぶつす。師家しか下僕げにんなればさだめてすこしはたしなみあるべし。なんぢ稽古けいこのためなれば、合手あひてとなりて一太刀試ひとたちこころさすべし」となじすすむれども、藤吉郎たうきちらうかた辞退じたいし、「試合しあひのぞ容赦ようしやなりがたきものにさふらへば、自然しぜんそれがしちを取りさふらうてはどくなり」とるを、宇市ういち引き止めおほいいかり、「なんぢごとき小冠者わつぱなんなれわれ打負うちまかさん。奇怪きくわい大言たいげん武士ぶし面立おもてたちがたし。はやたつて勝負せうぶけつせよ」と、木太刀構ぼくたうかまなほれば、藤吉郎たうきちらう今は詮方せんかたなく、同じく木太刀ぼくたうひつさげて稽古場けいこばに立ちならべば、あまたの門人もんじんいきを詰め、「こは面白おもしろ試合しあひなり」と、こぶしにぎ見物けんぶつす。宇市ういちは、「藤吉たうきち小冠者こわつぱただ一打ひとうち打殺うちころすべし」と木太刀ぼくたう大八相だいはつさうかまへ、微塵ぢんになれと打つてかかるを、みぎひだりに外し、附入つけいりて宇市ういちが左の目の上をはつしと打てば、宇市ういちまなこくらんで太刀筋たちすぢ見えず、ひるむところを太刀打落たちうちおとし、「勝負しやうぶはいかに」とこゑかければ、並居なみゐ門人一同もんじんいちどうに、「したあり、したあり」ととよめにけり。宇市ういち面目めんぼくうしなひ、無念むねんながらもせきを立つて、かくれて歸宅きたくしたりける。松下加兵衛まつしたかへゑこのことを聞きおほいよろこび、藤吉たうきちしてその修行しゆげやうたづぬるに、藤吉たうきちこたへて、「それがしかつ武術ぶじゆつまなびたることなし。當家たうけいた諸門弟しよもんてい稽古けいこ熟察じゆくさつし、ひそかに心中しんちうにこれをり、晝夜忘ちうやわするる時なし。ひとたいして打合うちあひたるは今日けふこそはじめなり」と申しければ、松下まつしたほとんど感じ入り、「なんぢ相貌尋常さうばうよのつねならず。後果のちはたして出身しゆつしんすべし。今日けふより武術兵書ぶじゆつへいしよ奥義あうぎもつてことごとくなんぢをしへ、腹心ふくしんとなすべきし」と、これより門人もんじん同席どうせきにて、よろづ稽古けいこおこたりなく、切磋琢磨せつさたくまこうを積み、あいより出て藍よりも猶青なほあをく、その行末ゆくすゑたのもしき。

〜参考文献〜

太閤記 底本:『史籍集覧』第6冊,近藤出版部 - Wikisource

https://share.google/AxQqE2xRgf0LcmxAN

絵本太閤記 武内確斎 著 夕陽亭馬齡 編

夕陽亭文庫 Amazon Kindle https://x.com/bpaaw700


〜舞台背景〜

 知力だけでなく、武力もカンスト秀吉でした。なろうなのでモリモリw

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