1-111 乱世の理と、自作自演の救済者
『太閤記』は、豊臣秀吉の伝記に用いられる題名。太閤は摂政・関白経験者で、その子が同様に摂関となった者が称する号であるが、ここでは秀吉を指す。秀吉の伝記・一代記の総称として用いられるが、小瀬甫庵の著作である『太閤記』を指すこともある。秀吉を中心とした人物を描いた戯曲作品は特に太閤記物という。
『絵本太閤記』(えほん たいこうき、旧字体:繪本〜)は、江戸時代中期に書かれた読本。豊臣秀吉の生涯を描いた講談をもとに、武内確斎が文を著し、岡田玉山が挿絵を入れた。全7編84冊。出典:Wikipedia
血生臭い武力のぶつかり合いから一転、知恵と黄金とハッタリが交錯する極限の心理戦。僕の真骨頂とも言える「泥臭い交渉術」の腕の見せ所が、いよいよやってきた。
古の兵法書や歴史書を紐解けば、国を治めるためのセオリーというものが必ず書かれている。
『乱を治むる薬石は刑罰を重しとし、平を興す梁肉は徳教を先とす』
( 乱れた世を鎮めるための劇薬は厳しい罰であり、国を豊かにするための栄養は道徳や教育である、という理屈だ )
実に正論である。乱世の民百姓や国衆たちは、大将の命令に素直に従うようなお行儀の良い連中ではない。ややもすれば徒党を組み、一揆を起こし、国中を騒動の渦に巻き込む。農民は田畑を耕すことを忘れ、町人は商いを放り出して竹槍や鉄砲を握りしめる。
この狂った時代において、まずは武力と刑罰をもって彼らを力ずくで押さえ込み、その後に「飴」を与えて手懐けなければ、到底国家を平治することなどできない。
問題は、今回の相手が普通ではないことだ。巨万の富を蓄え、傭兵を雇い、無数の鉄砲でハリネズミのように武装した日本最大の独立商業都市・堺の豪商たちである。
僕が意図的に流した「信長が堺を焼き尽くす」という噂によって、彼らは完全にパニックに陥り、死に物狂いの徹底抗戦の構えを見せていた。
普通の武将なら「やはり武力でねじ伏せるしかない」と大軍を動かすところだろう。しかし、それでは町が灰になり、僕が狙っている「莫大な軍資金」もすべて消し飛んでしまう。
(…さて。相手が勝手に盛り上がって『死ぬ気』になっているのなら、僕の謀計は半分は成功したも同然なんだけど⋯)
僕は京の陣幕で、浅野弥兵衛や蜂須賀小六たちに向かってニヤリと笑った。
「藤吉郎様。それで、いかがなさるおつもりで? 相手は鉄砲玉を山ほど抱えて、殺気立っておりますぜ」
小六が心配そうに身を乗り出してくる。
「簡単なことだよ。ちょっとばかり『対話』をしてくる。弥兵衛、小六、お前たちはここで待機だ。……それと、そこの下部を三人ほど連れて行く」
「は……? たったの三人!? 護衛もつけずに、あの武装要塞のド真ん中へ突っ込むおつもりか!」
驚愕して止める部下たちを尻目に、僕は平衣――すなわち、甲冑や兜などを一切着けない、ごく普通の着物姿に着替えた。
「大軍を引き連れて行けば、それこそ相手の恐怖を煽って一斉射撃を食らうだけだ。……猛獣の檻に入る時は、あえて丸腰で行くのが一番効果的なのさ」
僕は飄々(ひょうひょう)とした足取りで馬に跨ると、震える三人の下部だけを連れて、殺気立つ和泉国・堺の津へと向けて出発した。
堺の町に到着した僕の目に飛び込んできたのは、予想以上にものものしい防衛線の姿だった。町を囲む深い堀には逆茂木がビッシリと引き詰められ、新しく組まれた堅牢な柵の向こうには、無数の弓や鉄砲の筒先が、こちらを睨むように突き出されている。少しでも怪しい動きを見せれば、たちまち蜂の巣にされそうだ。
「……ひぃっ、藤吉郎様、生きた心地がしませぬ」
お供の下部たちが顔面を蒼白にしている。僕は彼らをなだめつつ、柵の向こうへ向かって使者を送った。
「――これなるは、京都守護の役人、木下藤吉郎なり! 堺の町人どもに問う儀があって参った!」
僕の使者が大声で名乗りを上げると、町の中は一時、騒然となった。大将分である紅屋、能登屋といった豪商たちが、慌てて矢倉の上へと駆け上がり、固唾を呑んで町の外を見回した。
「……何? 織田の使者だと? 大軍はどこにいる!」
「皆殺しに来たのではないのか!?」
だが、彼らがどれだけ目を皿のようにして見渡しても、攻め寄せてくる軍兵の姿はただの一人も見当たらなかった。
そこにいるのは、風に吹かれてヒラヒラと袖を揺らしている平衣の小柄な役人が一人と、荷物持ちのような供の者が2、3人いるだけである。ほかに怪しい伏兵の気配も全くない。
「……どういうことだ? あれが魔王・信長の使いだと?」
「丸腰ではないか。まさか、我らを焼き討ちにするというのはデマだったのか……?」
極限まで張り詰めていた商人たちの緊張の糸が、ほんの少しだけ緩んだ。彼らは武器を構えたまま顔を見合わせ、「大軍がいないのであれば、とりあえず中に招き入れて、仔細を聞いてみようではないか」という結論に至った。ギギギ、と重い音を立てて、堺の強固な城戸がゆっくりと開かれる。
(……よし。第一関門は突破だ)
僕は心の中で小さくガッツポーズを作りながら、表情には一切出さず、極めて堂々とした、冷徹な役人の顔を作って堺の町へと足を踏み入れた。
町の中心にある巨大な会合所に通されると、そこには紅屋、能登屋をはじめとする14、5人の豪商たちが、武装した傭兵たちを背後に控えさせてずらりと並んでいる。
彼らの目は、いまだ警戒と疑心暗鬼に満ちていた。僕は上座にどっかと腰を下ろすと、彼らを見下ろすようにして、腹の底から響くような厳かな声で口を開いた。
「――此度、朝廷の禁中より直々に御下知が下り、京都守護の役人であるこの木下藤吉郎が遣わされた。……心して拝聴するように。」
僕が「信長の使い」ではなく「朝廷と将軍の使い」であると宣言した瞬間、商人たちの顔色が微かに変わった。彼らは畿内の権威というものに極めて敏感だ。
「勅諍の趣はこうだ。『堺の津は、代々西国の船が着く交易の地である。町人が多く集まり、もっぱら商売と家業を勤めるのが本分であり、他事があるべき場所ではない。……それにもかかわらず、理由もなく騒動を起こし、偏に籠城の態勢を整え、合戦の用意をなすとは何事か。町人の身分に不相応な刀剣や鉄砲を携え、一体誰を敵に回して戦おうというのか。その趣意を承れ』……とな」
僕は扇子でピシャリと畳を叩き、鋭い眼光で商人たちを射抜いた。
「だから私が来たのだ。お前たちは無礼な真似などせず、何があったのか、その事情を詳しく話してみよ。」
完全にマウントを取った、圧倒的な上から目線の詰問である。武装して待ち構えていた商人たちは、予想外の『正論の暴力』に完全に気圧されてしまった。
彼らは顔を見合わせ、返答にひどく迷っている様子だったが、やがて代表格である紅屋と能登屋の二人が前に進み出た。彼らは言葉を揃え、弁明を始めた。
「……お奉行様。仰る通り、我々町人の身として、何を望みに合戦の準備などいたしましょうか。ただ、この頃、世間の風説に『信長卿が当津の町人を底知れず憎んでおられ、一円に焼き滅ぼそうとしている』という恐ろしい話が流れ込んできたのです」
彼らは悔しそうに顔を歪めながら、決死の覚悟を語った。
「私どもも、何の罪もなく焼き殺されるのは本意ではございません。ただ黙って殺されるくらいなら、せめて一本でも矢を放ち、潔く討ち死にしよう――そう堺中で申し合わせ、このような次第となりました。決して謀反や反逆の心があったわけではございません。」
(……よしよし。素直に自白したな)
僕が仕掛けた流言飛語に、彼らが完全に踊らされていたことが証明された。ここからが、僕のシナリオの最大の見せ場である。
「……はぁっ!?」
僕は、これ以上ないほどの大袈裟なリアクションで、天を仰いで素っ頓狂な声を上げた。そして、信じられないものを見るような目で商人たちを見下ろした。
「お前たちの申すことは……天狗や狐に化かされたとでも言うほかない、まったくのでたらめだ!」
「なっ……妄言、でございますか!?」
「当たり前だ!」
僕は立ち上がり、大喝した。
「よく聞け! 我が主君・織田信長様は、仁ある政治をもって天下を治め、戦乱を鎮めようとしておられる。朝廷をお支えし、将軍家を再興されたのもその志ゆえだ。さらに、苦しむ民を救おうと日々心を尽くしておられる。……そのような御方が、何の罪もない百姓や町人を、理由もなく殺めるはずがあるものか!」
自分で「堺を焼き尽くせ」と命令した魔王を、この世で最も慈悲深い聖人君子のように語り上げる。これほどのブラックジョークはないが、僕は表情一つ崩さずに熱演を続けた。
「……だがな。今回、汝らが故もなく合戦の用意をなし、鉄砲を並べて町を閉ざしたという事実は、朝廷や将軍家から見ればどう映るか分かるか?」
僕の声が、一転して地を這うような冷たさに変わる商人たちの額から、ジワリと冷や汗が滲み出した。
「将軍・足利義昭様は、この知らせを受けて激怒された。『堺の町人どもが何の理由もなく戦支度を整えたというのは、先の戦で敗走した逆臣・三好一派に味方し、将軍家へ反逆しようと企てている証拠に違いない!』と。」
「ひぃッ……!!」
紅屋が短く悲鳴を上げた。
「足利義昭様のお怒りは尋常ではなかった。そして、この木下に厳命を下された。『真相を確かめよ。もし堺が三好と結んでいることが明らかになれば、即座に大軍を送り込み、一人残らず焼き払え』――と!」
ドスン、と床に崩れ落ちる音が響いた。商人たちは総身に冷や汗を流し、血の気の引いた顔でガタガタと震え始めた。
彼らは「信長から身を守るため」に武装したつもりだったが、その武装行為そのものが「将軍に対する反逆(テロ準備罪)」と見なされ、結果的に自分たちを最悪の死地へと追い込んでいたことに気付いたのだ。
「……信長様は、将軍家をお守りし、世の悪を討つために戦っておられる名将だ。本来、お前たち町人を相手に、本気で軍勢を動かし、刀を抜くようなお方ではない。だが、お前たちは根拠のない噂を信じ込み、徒党を組んで武器を取り、天皇陛下や将軍様を無用に驚かせ、不安に陥れた。その罪は決して軽いものではない!」
僕の弁舌は、まさに流水のごとく滑らかに、そして重い槌のように彼らの論理的防壁を打ち砕いていった。情報弱者がデマに踊らされ、勝手に自滅していく様は現代でもよくあることだが、戦国時代におけるその代償は「一族郎党の皆殺し」である。
「言訳があるのなら、今すぐここで申し謝るがいい!!」
「お、お奉行様ぁぁぁッ!!」
商人たちは、もはや武装した誇り高き支配者の顔ではなく、完全に怯え切ったただの町人の顔になっていた。彼らは武器を放り出し、一斉に土下座して床に額を擦りつけた。
「私どもの軽率な振る舞いにつきましては、もはや申し開きの言葉もございません。とりわけ、三好の残党に味方しようなどという反逆の心は、神に誓って少しもございません!
ただ、焼き殺されるという噂に怯え、どうにか助かる道はないかと考えたあまり、このような愚かな振る舞いに及んでしまいました。すべて私どもの心得違いでございます。どうか平に、平にお許しくださいますようお願い申し上げます。」
彼らは涙と鼻水を流しながら、己の無知と早とちりを心から詫びたのである。
(……よぉし。制圧完了な)
相手がプライドを捨てて命乞いをしてきたこの瞬間こそが、未来の交渉術における「クロージング」のタイミングだ。
僕は厳しい表情を一瞬だけ緩め、「ふっ」と小さく打ち笑った。
「……まあ、それなら話は分かる。考えてみれば、町人ごときが本気で天下に逆らおうなどと、そんな度胸があるはずもない。悪いが、お前たちのような町人相手に、朝廷や将軍家が本気で厳しい処罰を下すこともあるまい。」
僕のその言葉に、商人たちはホッと安堵の息を吐き出した。だが、僕はすぐに扇子で彼らの鼻先を指した。
「とはいえ! この度の重々なる心得違い、人づての手
紙や書付一枚で済むような甘い話ではないぞ」
「は、ははっ! いかようにも償いをいたしまする!」
「よし。ならば、堺の代表者を四、五人ほど選び、私と一緒に京都の守護代屋敷まで来てもらおう。そこで信長様と将軍家に、正式に謝罪するのだ。……安心しろ。この藤吉郎が、必ずうまく取りなしてやる。」
「おおおっ……! 木下様! 我らの命の恩人にございます!」
完全に『自作自演』であることなど露知らず、堺の豪商たちは僕を救世主のように拝み倒した。
僕は内心でほくそ笑みながら、代表者として紅屋、能登屋、油屋といった面々を含む5人を引き連れ、意気揚々と京都へ向けて上っていった。
――数日後。京の都。
僕の屋敷に連行された堺の豪商たちは、そこで初めて僕から「命を助ける代わりの、具体的な賠償条件」を提示された。
すなわち、二条の新御所の造営、および禁裏修復にかかる莫大な費用の『全額負担』である。彼らは一瞬だけ顔を引きつらせたが、命と町が灰になることに比べれば安いものだと、すぐさま巨額の黄金を差し出すことを約束した。
武力を使わず、一滴の血も流さず、日本最大の商業都市を心理的に制圧し、莫大な軍資金をノーリスクで調達する。信長が武で切り開いた道を、僕が黄金と知恵で舗装していく。
(……やはり、戦は剣や鉄砲だけでやるものじゃない)
僕は屋敷の庭で、堺の商人たちが置いていった黄金の眩しい輝きを見つめながら、静かに呟いた。
胸の奥に宿る『日輪』の熱は、今や天下という巨大な盤面を動かすための確かな動力源となっている。
戦乱の世を終わらせるための、暴力と経済の両輪。僕の歴史を塗り替えるための泥臭い大立ち回りは、これからもとどまることなく続いていく。
【繪本太閤記 作:武内確斎 絵:岡田玉山 寛政9年】
藤吉郎計略堺の町人を説く
亂を治むる藥石は刑罰を重しとし、平を興す梁肉は德教を先とす。誠なるかな、亂世の民百姓、國主郡主の命に隨はず、ややもすれば黨を結び、一揆を起し、國中を騷動せしめ、己が業にすさみ、農人は耕しを忘れ、町人は交易を事とせず。このとき刑罰を以てこれを征し、德教を以てなつけ訓へずんば、何を以て國家を平治することを得ん。木下藤吉郎は、堺の町人合戰の用意しきりなりと聞きければ、我が謀計成就せりと悦び、下部三人召具し堺に至り、まづ使を以て云はせけるは、「今度當津の町人ども、故なく騷動に及び、合戰の結構仕るよし叡聞に達し、禁中より御下知として、京都守護の役人木下藤吉郎に仰せ附けられ、『何故の騷動ぞや、實否を糺し候ヘ』との御事にて、木下が下役人この所ヘ参りたり。麓忽の無禮なきやう、その謂を申し上ぐべし」と述べければ、大將分の紅屋、能登屋が輩、矢倉に上り見廻せども、軍兵は一人もなく、平衣の役人ただ一人、供人両三人のみなり、ほかに怪しきこともなし。「さらば召入れ仔細を聞け」とて、門を開きて招きければ、藤吉やがて十四五人召し出し、嚴かに申しけるは、「今度勅諍の趣は、『堺の津代々 西國著船の地にして、町人多く交易を事とし、専ら家業を勤むるの外、他事あるべからざるところに、所謂なくして騷動し、偏に籠城の體を顯はし、合戰の用意をなすは何事ぞや。町人(ちやう人)不相應の刀剣を携ヘ、誰を敵に戰はんとす。や。その趣意を承れ』との勅命によつて、京都の守護代木下藤吉郎、某を以てその旨を尋ねらるる間、汝ら委細にその來由を申し上ぐべし」と演べければ、町人ども返答に迷惑せしが、中にも紅屋、能登屋兩人罷り出て、詞を揃ヘ、「仰せのごとく我々町人の身として、何を望みに合戰の結構を致すべき。このごろ世上の風説に、信長卿當津の町人を憎み給ひ、一圓に焼き亡ぼし給ふとのことなる故、罪なくして誅せられんよりは、錆び矢一筋射參らせて、快く討死仕るべしと、堺一統に申し合せ、さてこそ斯くの仕合に相なり候。外に趣意はこれなき」由申しければ、藤吉大きに驚きたるありさまにて、「汝らが申し條は全く天狗狐狸の所爲と覺えたり。信長卿専ら仁政を天下に布き、兵亂を鎮め、上は帝の宸襟を安んじ奉り、將軍家を再興し、下は萬民の塗炭を救はんとす。然るに罪なき百姓町人を誅伐し給ふことこれあらんや。『今度故なくして當津の町人合戰の用意をなすは、逆臣三好らに與し、將軍家へ仇し奉らんためならん』と、將軍義昭公御怒り甚だしく、木下に命せ附けられ、『事の實否を糺明し、三好合體に究まらば、即時に大軍をさし向け焼き殺すべし』との嚴命なり。信長卿は將軍を守立て、天に代つて不道を誅し、専ら仁惠を布き施し給ふ名將なるに、汝らごとき町人を相手とし、軍勢を動かし、刀剣を用ひ給はんや。然るに世の空説を信じ、徒黨を結び兵器を携ヘ、天子將軍を愕かし奉りしこと、汝らが罪輕きにあらず。云譯あらば申し謝すべし」と、その辯舌流水のごとく、理を責めて述べたりければ、町人ども惣身に汗を流し、低頭平身して、「段々(だんだん)の麁忽申し上ぐべき詞もなし。就中三好見繼のためなんどとは、神を以て存じがけなきこと、ただ智惠淺き町人の我々、焼き殺さるる悲しさに、せめては遁るることもやと、斯かる企に及びたるは重々の心得違ひ、偏に赦免下さるべし」と、涙を流し詫びければ、藤吉郎打笑ひ、「然なくては叶ふまじ。申さば云甲斐なき町人、何ぞ嚴しき御咎めあらんや。しかれども右心得違ひの段、人傅または書附等にては濟むべき樣なし。魁頭の者四五人我と共に守護代の屋敷に至り、直に申し譯致すべし。我もよく取成し遣はすべし」と、惣名代として紅屋、能登屋、油屋が輩五人を引具し、京都さして上りける。
〜参考文献〜
太閤記 底本:『史籍集覧』第6冊,近藤出版部 - Wikisource
https://share.google/AxQqE2xRgf0LcmxAN
絵本太閤記 武内確斎 著 夕陽亭馬齡 編
夕陽亭文庫 Amazon Kindle https://x.com/bpaaw700
〜舞台背景〜
信長や秀吉讃美の太閤記だと、どうしても会合衆が矮小化されちゃいます。堺の商人たちは現代のただの経済人ではなく、金貸し&武器商人&外交官&茶人&情報屋なのですが⋯。例えるならドナルド・トランプ、イーロン・マスク、マーク・ザッカーバーグあたりから出資を引き出させた回って感じでしょうかw




