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騎士団長の誰かが、魔王軍  作者: 自ら


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第十三日文書:参謀本部通達

参謀本部通達(写し) 受領:第十三日 五刻 宛:監察官 エリアス・ヴェント殿 発:前線司令部 文書課


――以下、通達の写し。

「参謀本部通達 各騎士団長宛

一、漏洩経路の特定および閉鎖について

魔王軍への内通者は、勅命に基づく調査により特定され、身柄を拘束された。当該人物の用いた経路は、閉鎖された。八年に亘る情報の漏出は、これをもって終息したものと認める。

二、総攻撃準備の再開について

各騎士団は、総攻撃の準備を計画の通り再開すべし。日程に変更なし。

三、人事について

第七騎士団長ヨルグ・ヴェルナを解任する。第七騎士団は副長による代行体制とする。

第十騎士団長ペレン・コシュを解任する。監査提出書類の遅延に伴い、文書課が原本の提出を命じたところ、帳簿との突合により経理の粉飾が判明したことによる。本件は漏洩とは関わりがない。第十騎士団は副官による代行体制とする。

四、総攻撃の裁可について

総攻撃の最終裁可は、監察報告を待って、王より下される。各団はこれを心得べし。

参謀次長 フェルゼン」

――写し、以上。

残る手続きは、監察報告のみ。

以上

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