21/33
第十一日文書:偵察摘要
定期軍報 第二三六三号 付属摘要(偵察) 受領:第十一日 五刻 宛:監察官 エリアス・ヴェント殿 発:前線司令部 文書課
一、敵警戒配置の変化について
第十日の騎兵偵察により、灰輪川流域における魔王軍の警戒配置に変化を確認した。
敵は新たに、以下の三点に監視哨および杭列を設けている。
ケレトの瀬。 双子瀬。 灰輪川旧渡し。
二、所見
当該三点は、いずれも現況において渡河に適さない。ケレトの瀬は先年の増水以来水深があり、双子瀬は川筋の変化により消滅、旧渡しは橋脚の撤去後、徒渉不能である。
敵が当該三点を警戒する理由は、古い地誌もしくは旧図に基づく誤認と思われる。
これにより、実在の渡河点に対する敵の監視圧力は相対的に軽減された。総攻撃の渡河計画に照らし、我が方にとって好都合である。
引き続き監視する。
以上
読んで下さりありがとうございました!
★★★★★評価と[[[ブックマーク]]]、リアクションお願いします!
Youtubeにて作品公開中!
http://www.youtube.com/@mizukara-h2z
ご感想やご質問など、ぜひコメントでお聞かせください。




