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騎士団長の誰かが、魔王軍  作者: 自ら


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第九日文書:定期軍報

王国軍報 第二三五八号(抄) 受領:第九日 五刻 宛:監察官 エリアス・ヴェント殿 発:前線司令部 文書課


一、定例事項

総攻撃準備、各団とも計画の通り進捗。第一騎士団、攻勢準備区域への機材搬入を継続。第三騎士団、渡河点の架橋資材の集積を完了。

補給、南街道の復旧後は遅配なし。輜重保管分の補塡、完了。

本朝五刻、故モロー卿の柩、儀仗を付し王都へ向け護送出発。第九騎士団は副官サルヴァンによる代行体制とし、文書統括の業務は当面、前線司令部文書課が引き継ぐ。


二、添付について

第九騎士団長の消息に係る関連記録として、第七騎士団哨戒日誌(第七日夜間より第八日朝まで)の写しを回付する。

――以下、日誌写し。

第七日 夜間

一の刻鐘、北哨、異常なし。 二の刻鐘、東哨、異常なし。 同刻、団長、南哨方面を巡閲。 三の刻鐘、北哨、異常なし。 四の刻鐘、全哨、異常なし。

第八日 朝

五の刻鐘、北方哨戒、定例巡回に出発。 同巡回、哨戒線際にてモロー卿を発見、収容。前線司令部に急報。

――日誌写し、以上。

以上

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