第2話(3) 明美のオーディション!
「❤️彼女の妹 彼女の親友 Ⅰ」(R-15版)
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の続編。
佐藤が腕組みをして満足げに頷いた。
「いやぁ、予想外の出来だ!これなら、スタジオ収録も第二弾コンサートも成功疑いなしだ!」
「そぉでしょう?だから、前渡金と契約金をはずんでね」
「そういえば、新宿コンサートのYouTube公開も考えてるんだけど……権利譲渡済みだけど、課金分を追加で払ってもいいかな、なんて思ってるんだよ。やる気出るだろ?」
「ありがたいわぁ~」
ハナがまだ鼻をすすりながら、恨めしそうに言った。
「……新宿コンサートの収益は、『コスプレっ子❤️』には入らないのよね……スンスン。わかったわ!こうなったら本番では、三枚も四枚も五枚もなんて言わない!」
恵美が怪訝な顔をした。
「じゃあ、どうすんのよ?」
「……見せパンなしで……前張りするわよ!ガムテープをアソコに直接貼り付けて!真理子にはできないでしょ?え?」
「私、そんなはしたないこと……いいかも?全員、見せパンなし!前張り!」
冬美と明美が同時に顔を見合わせ、絶句した。
「明美さん……そこまでするの?ほんっとに、お嫁に行けなくなるかもよ……」
明美は少し俯き、指を絡めながら小さな声で答えた。
「私は……」
「ちょっと待って!」と冬美はスマホで検索し始めた。「えええ?楽天市場で普通に売ってるじゃん!商品名は『貼るパンティショーツ(Strapless Panty)』だって!フロントとバックの保護テープを剥がして、位置合わせをして、装着!アンダーヘアに付いても剥がす時痛くない!スゲェ!元々は、ドレスのラインが気にならないためのものみたいよ、明美さん」
明美にスマホを見せた。
「……つまり、見せパンを脱いで、この三角形の部分だけがチラ見せになるってこと?!私もこれ、装着するの?!冬美ちゃん、これでパンチラする勇気、ある?」
冬美は少し頰を赤らめながら首を傾げた。
「う~ん、どうかなあ……微妙……」
その後ろから真理子がスマホ画面を覗き込み、目を輝かせた。
「佐藤クン!スタッフにこれ買ってこさせて!色は、黒とベージュ、各五枚ずつ!」と佐藤にもスマホを見せた。
「ああ、これかぁ。デパートに売ってると思うぜ。早速、買わせよう!」とスタッフに指示した。
ハナもスマホ画面を見て、ハナが胸を張って得意げに言った。
「みなさい!私のアイデアよ!コンサートがより過激になるわ!真理子を超えたわ!」と言う。
恵美は、『黒とベージュ、各五枚ずつ』って、私の分も入ってるんだよな、おいおい、アラサーにあんなの貼り付けてチラ見せさせるんかい?……アンヌが帰ってきたら、彼女にもやらせよう……あ~あ。
《《真理子の選曲》》
「明美は、悟にクラシックギターで、『アルハンブラ』を演奏してみせたのよね?」
「誰から聞いたの?」
「悟に決まってるじゃない。私の元カレなんだから」
「悟、おしゃべり!」
「ま、私が根掘り葉掘り聞いたからだけど……でも、次に会ったら、首絞めてやりなさいね」
「ハイ!」
真理子はタブレットで動画を出しながら言った。
「エレキは?」
「エフェクターの使い方がイマイチだと思うけど……」
「エフェクターは使わなくていいわよ。歪み系のオーバードライブだけにしましょう」
「……」
「いいのよ、後で教えるから……で、今日はギターなしで、ヴォーカルだけ。曲は……」と真理子は首を傾げていたが、「ああ、TOTOの”Africa”でどうかしら?誰かが、Tyler Wardのパートを歌うから、あなたは、Lisa Cimorelliのパートを歌ってちょうだい」とタブレットで動画を出して明美に見せた。
「ああ、大丈夫だと思うわ」
タブを後ろから覗き見したハナが不満げに言った。
「真理子!ちょっと待ってよ!私がハードロックでパンツ見せで、明美がこんな美しいハーモニーのソフト曲ってどういうこと?」
「ハナだけじゃないわよ。明美にもやってもらうから。明美がTyler Wardのパートよ」とハイチェアを佐藤に持ってこさせた。
「これでね、両膝に手をあてて、脚をガバァ~とひし形に開いて、歌ってもらうわ。なんなら、パンツなし、”Strapless Panty”で……」
「明美、声出しして」とハナが言うので、明美が出だしを歌った。「いいわ。明美の声でハモるわよ。真理子、私が、Tyler Wardのパートを歌うわ」
「ハナ、目立とうとしちゃって。私はお金が入れば文句無し。あなたに譲るわ。ピアノは恵美、お願い」
佐藤が、「真理子、『貼るパンティショーツ』、買ってきたぞ」と言う。おい!買ってくるなよ!と恵美。
「じゃあね、佐藤クン、後ろ向いてて!」
「なぜ?」
「ハナにまず試してもらうのよ、『貼るパンティショーツ』を!」と佐藤を後ろ向きにさせて、「ハナ、脱いで!……あ!脱いだままね。じゃあ、ベージュが良いわね?観客がノーパンと勘違いするでしょうから」
真理子が嬉しそうにハナに近づいた。
「真理子!本気か!ウソだろう!」
「だって、あなたが言い出したことでしょうぉ?」
真理子は膝を曲げてハナの前にしゃがみ込んで、無理やり、ハナの両足を開かせた。位置合わせをする。
「ここかな?……あら、三角形が思ったより大きい!佐藤クン、ハサミ!」とハサミでシートの縁をジョキジョキと切りながら調整した。
「お~、もうスレスレよ。佐藤クン、見て!」
「おおおお!スゲェ!放送法、ギリギリ!『アルファ』の法務部に言って、軽犯罪法と迷惑防止条例に違反しないか、確認するが、まあ、イケるだろう!」
ハナが脚を閉じようとしたので、恵美が押さえて、脚を開かせた。真理子、明美、冬美が覗き込む。
「これ、ノーパンよりもやらしいんですけど……」と冬美が赤面しながら言った。
「でも、いいわ!私も装着します!明美さん、手伝って!ハナさんよりももっと際どく切ってもいいわ!」
「冬美ちゃん、ほんっとにいいのね?」
「契約金のためよ!ノーパンよりマシでしょ?もう、ヤケよ!こんな私でも良いって男子を探すわ!」
「冬美ちゃんがするなら……私も……」
真理子も、「私もつけるから、ハナ、シートの縁を切ってよ!」とハナに装着を手伝わせた。「恵美も!」と強制的に恵美も装着させられた。
「佐藤クン、どう?ハナと明美がベージュ、私と恵美、冬美が黒、どっちが良い?」
「フンフン、これはね、ベージュは男子にウケる!遠目からノーパンっぽく見えて興奮するんだよ。黒は女子受けがいいけど、過激さではベージュに軍配が上がるな」とビジネス視線でレーセーに五人の股間を佐藤は見た。
「佐藤さん、そんなもんなんですか?」と冬美。
「マーケッティング的にはそうだと思う。ただし、ダンス、ジャンプなどの激しい動きで剥がれやすいから注意しないと」
「とすると、この曲で、明美とハナのデュエットは、ベージュね!」
真理子が二人をハイチェアに座らせた。
「ピンク・レディーのUFOみたいな脚の開き方で座って!それで、チェアの縁を両手で掴んで、前傾姿勢で、胸の谷間を観客に見せつけるようにして歌うのよ!」
「ハナ、恥ずかしくない?」と明美。
「もう、ノーパンを見せたんだから、どうでもいいわよ!明美、歌はあなたに合わせるから」
「じゃあ、恵美、ピアノをお願いね。脚!もっと開いて!」……ほんとうにお嫁にいけなくなるぅ~、と恵美。
通しで、明美、ハナがジュエットし、恵美、真理子、冬美がコーラスした……が、あまりの冬美の音痴で彼女は外された。
聴き終わって、佐藤が、「スタジオ収録の配信用は、30分じゃなくて、45分にしようよ、真理子」
「いいんじゃない、後、三、四曲加えて」
「悠馬クンはどうなんだ?出れそうか?」
「問題ないけど……聞いてないけどね」
「悠馬クンがいれば……そうだな、神宮さんとデュエットもいいかもな」
「佐藤クン、凜花が嫉妬で激怒するわよ。実は、明美は悠馬の元カノなのよ」
「興行的に問題なければいいじゃないか?」と佐藤がハナと冬美の方を向いて聞いた。「キミたちは、演奏と歌のできる彼氏はいないのか?」
「……私は……『花』という名前を高校時代に笑われてから、彼氏はいないの……」
「聞いちゃいけなかったな……白石さんは?」
「自慢じゃないですが、年齢イコール、彼氏なし歴を継続中です!自慢じゃないです!」
「これも、聞いちゃいけなかったな……真理子は?」
「私のお古の元カレを明美に譲ったんで、いないわ」
「これも、聞いちゃいけなかったな……」
スタジオに、微妙な沈黙が落ちた。
【注意・免責事項】
※本作に登場するすべてのキャラクターは18歳以上です。
※制服・学生風衣装・部活動ユニフォーム等の描写は、すべて演出上のコスプレ要素であり、現実の未成年を描写したものではありません。
※本作に登場する事件・設定・団体等はすべてフィクションであり、実在のものとは一切関係ありません。
※第4章以降では、過去の出来事や医療・倫理に関する重いテーマが語られますが、描写は簡潔に留めています。
※性的・暴力的要素を一部含みますが、過度に詳細な描写は行っていません。
※本作は特定の思想・行為を推奨するものではありません。
※苦手な方は該当章の閲覧をお控えください。
※飲酒・喫煙の描写が含まれます。




