↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
101/102

エイリークの任務報告書②

第二部のあらすじですので、読み飛ばしていただいても、本編には直接影響ないです!


ただ、流し読みでもしていただけると、何となく雰囲気が分かるかなと。

宜しければ、是非お読みいただけると嬉しいです。


 サンダリアン冒険者ギルドのギルマス・バッガスさんは、突然の隣国の皇子来訪にきっと内心ではドン引きしてたと思いますが、流石は海千山千のギルドマスター。

 粗相なくとってもオトナな対応をしてくれたそうです。


 バッガスさんが提案したモンスターハントのターゲットは恐竜種ブロンティス。

 主役となるハンターは白銀等級冒険者パーティ〈幸せの青い鳥(ブルーバード)〉。


 当初「ドラゴンハント」と聞いて、恐竜種になじみのないローエンデール側の警護団が気色ばんだようですが、白銀等級(シルバー)なら確かに危なげのない相手と言えるでしょう。

 しかも草食種だから、離れた場所で見物する皇子にわざわざ襲い掛かることもないだろうし、巨体だからハントの迫力も十分ですしね。

 適度なスリルと安全の担保のバランス。さすが、ギルドマスターと言ったところです。


 皇子殿下は最初から文句はなさそうだったし、ローエンデールの警護団も渋々了承し、これでやっと終わりかと思いきや……


 ひょんなことから会話の中で話題に出たナディア最強の白金等級(プラチナ)冒険者パーティ〈血塗られた聖者たち(ブラディセインツ)〉が、実は今ギルド内にいる、という話に皇子殿下がまた喰いついてしまったようで。


 また皇子が、彼らに会いたい、と言い出します。


 これにはバッガスさんもオルフェ隊長も相当抵抗したようですが、隣国の皇子を翻意させることはできず……。

 結局〈血塗られた聖者たち(ブラディセインツ)〉を応接室に呼びつけることに。


 今考えれば、これが失敗だったんだと思うんですよね。

 まあ、僕はその場にいませんでしたけど。


 ギルドマスターに呼ばれて応接室に入ってきたのは、褐色の肌のエルフに、青い髪のエルフ(?)のような超美人。それから片翼のセイレーン女性にドワーフの老人、そして兎の亜獣人(アニマロイド)の少女の五人。

 要するに、〈血塗られた聖者たち(ブラディセインツ)〉のフルメンバーでした。


 部屋に入るなり〈聖者たち〉のリーダー、ブラウンエルフのレンさんが皇子殿下に噛みついたようで……ローエンデールの警護団も臨戦態勢でまさに一触即発だったそうです。


 結局はレンさんもローレンス皇子に毒気を抜かれて、事なきを得たようですが。


 ただ、聞いてみると、レンさんが不機嫌だったのは、彼ら〈聖者たち〉が主催するとあるイベントの出場者が、前日になっていなくなってしまったことが原因だったようです。


 その“イベント”、というのは、ギルドに併設されている巨大な円形闘技場(コロッセオ)で名のある冒険者パーティが、〈血塗られた聖者たち(ブラディセインツ)〉に挑むと言うモノだとか。


 ……嫌な予感、しますよね?


 ——正解です。


 そもそも出会いから険悪だったローエンデールの警護団の銃士が二人、売り言葉に買い言葉であれよあれよと言ううちに、欠場になった冒険者パーティの代わりに闘技場でのイベントに出場する、と言うような話の流れに。


 でも流石に隣国の警護団幹部が突然、僕たちの国のイベントに出場して怪我でもされたら外交問題にもなりかねないでしょ?


 オルフェ隊長が止めに入ると、レンさんは今度は彼に矛先を変えました。

 ていうか、本当は最初からレンさんはそのつもりだったんでしょうね……


 先輩はもちろん止めようとしたようですが、予想外に、オルフェ隊長があっさり承諾してしまったそうです。

 しかも自分たち三番隊ではなく、僕たち七番隊が出ると約束してしまった……そう、勝手に。

 確かに、同じ隊長でも一・二・三番隊の隊長は“大隊長”と言って、作戦行動中は四番隊以下の隊長に対しても指揮命令権を持つことになってはいるものの……あんまりですよね?


 ——こうして、僕たちは七番隊は、本来セシリア皇女殿下のサンダリアン市内観光に同行するはずが、いつの間にか冒険者ギルドが主催する円形闘技場(コロッセオ)での見世物試合に出場する羽目になってしまったのです……


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。