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交戦規定

「なるほど、そういうことでしたか。納得しました。最後に交戦規定は何ですか?」俺はさらに質問をした。「基本的に警察権と同義になるとされているわ。すなわち、相手が攻撃してくるまで武器の行使は容認されていない状況よ。エスカレーションを防ぐために重要な事だから。近接武器だった場合はできるだけ銃器を使わない拘束が望ましいとされている。銃を使う事になるのはそれらが上手く効果を出さなかった時、あるいはどう考えても不可能だった時に限っていたわ。これまではそれで良かったんだけどSN Sを監視している鈴木によると、これからの敵対する相手は組織化と波状攻撃による人海戦術を敵が多用してくると考えているの。そこで、これからは方針を変換することにしたわ。それは相手が敵意をむき出しにしていた時、例えば武器を持った集団がこちらに向かって歩いてきて、警告をしても無視したり、明らかに護身を超えた装備を持っていたりした場合は遮蔽物と火力、そして迅速な行動力を生かした機動防御に移行する予定だけどね。最後にあなたも知っているだろうけど、武装した者同士が私有地内で戦闘を行っている間は、警察は介入しないという特別措置法が昨年末から施行されているわ。いちいち対処しているリソースが警察にはもう残っていないという理由からよ。例え、死者が出たとしてもね。」「わかりました。」口に出すのはかなり重たかったが、そう短く答えた。


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次回の投稿予定は5月30日です。

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