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PMCの限界

「これはどういうことでしょう?警護のプロはいないのですか?」出てきた人たちに対してそう問いただした。その答えをくれたのは小林だった。

「一時期は依頼していたけど、今はここにはいないわ。彼らは警護に関してはエリートだったわ。それに、スタッフとの信頼構築も順調だった。けれども、一つだけ課題があったの。それは、利用者との関係性よ。普通の学校を卒業して、ずっと実力組織に身を置いていたから言葉を介さない意思表出を行う障害者との関わり方に困惑してしまったのよ、最初目にした時、彼らは未知のものを見るような目で利用者を見ていた。本質的な内面は市中を歩いている児童やティーンと何にも大差ないのにね。」そう説明した。彼女は一呼吸置くとさらに続けた。「繰り返すようだけどシープアームズはうちの会社が立ち上げた民間警護部門、彼らには他と違う強みがある。それは、ある程度の障害者福祉分野への知識や、重度重複障害との関わり方を心得ていることだわ。ただしまだ武器に触った経験は個人差があってあまり多くない人もいるから、そこは今から技術を習得させていこうと考えているの。それであなたに求めていることは警護スタッフの一員として車椅子の機動性を活用した機関銃の運び手としての役割をお願いしたいわ。それと外出時に武器を持って随伴して欲しい。見ての通り二人とも小柄だから長時間武器を持ち歩くのは難しいの。訓練を開始してからまもない状態でもあるから戦技の教練をお願いしたい。」

それを聞いた俺は答えた。「できるだけお役に立てるように努力します。ところで、隊員は彼女たち二人で間違いありませんか?」小林は短く答えた。「メカニカルエンジニアもいるけれど、実質的な武装専門要員としてならば、言葉の通りだよ」と。


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次回の投稿予定は5月21日です。

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