戦闘の終了
数時間もの間激戦をくり広げた結果、憎悪に身を任せた民衆は、こちら側の武力による抵抗を突破する事ができなかった。さらには手痛い反撃を受けたことで散り散りになって去っていったようだった。L字に展開して、角をガンロックした状態でも、銃声が鳴る頻度や危険を伝える無線内容の数は格段に減っていたからだ。
「総員に告げる。状況は終了した。打ち方やめ!」そんな状況下で虹香から無線連絡が入った。俺は持っていた銃にセーフティーをかけると握っていた手を離した。集合地点なども話されていたが、緊張の糸を解いた。(ようやく終わった。)そう思うと、大きく息を吐いた。首からかけていたスリングからは銃の重みが感じ取れたが、いつもと違って負担とは思わなかった。ジョイスティックに手を伸ばして、指示された場所へと向かおうとした。俺はそこで、すぐ後ろにシェルターがあることを思い出した。利用者やスタッフを安心させるために、一言声をかけていくことにした。「みんな、全部終わったよ。怖かったよね、でももう大丈夫だよ。」それに対して、西本くんや話せる利用者から、歓声があがった。「佐藤先生なら悪者をやっつけてくれると信じてたー」「とても怖かったけど助かってよかった。」などと安堵した声をそれぞれ発していた。警護対象の無事を確認した俺は、かなり安堵とした。「みんなよく頑張ったね。」そう言って彼らに対して微笑むと、集合場所に向かった。
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次回の投稿予定は8月15日です。




