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入社

俺の名前は佐藤浩也。重度の脳性麻痺で電動車椅子生活を送っている。今年でアラサーを迎える、バリバリのロビイストとして活動していた社会人だ。大学院のインターン制度を使って働いていたこともあってその分野での活動期間は4年程度となる。趣味はエアソフトガンを撃つことだった。なぜ過去形になっているのかというと今春から実銃を扱う仕事についたからだ。内容は障害福祉施設の警護だ。元々は趣味でサバゲーをしている様子をSNSにアップしていた。するとそれを見た、放課後等デイサービスと生活介護、さらに児童発達支援を運営している事業所の社長から警護員としての打診を受けて、今日を迎えた。そこは俺自身も昔お世話になったところだった。

一応、オンライン上で面接があった。履歴書を求められたためそれには以下のように書いた。

佐藤宏也。26歳、最終学歴は地方公立大学の政治学科を院卒で卒業。最終学歴は修士、前職は広告代理店で国会議員及び企業に対しての政策への助言・提案。

その時に雇った理由を尋ねるとサービス管理責任者はこう答えた。「PMCは利用者を蔑ろにするけれど、当事者なら寄り添ってくれそうだから。」朝起きてから、起床介助を受けていたが初の出勤で朝食がままならないほど緊張した。それでも頑張って職場に向かう準備を整えた。


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