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反省点と改良するべき所の洗い出し

施設に帰還すると襲撃が起きた事を聞きつけていた介護スタッフが、大慌てで利用者たちのケアを始めた。彼らに利用者のケアを任せて、その場を離れるとガンロッカーのある部屋に向かった。虹香は怒っていた。「鈴木!、どうして待ち伏せの情報を仕入れてなかったんだ!」怒り口調の発言に対して彼もキレたのか反論を始めた。「事前のドローンによる偵察とS N Sの情報では何も異常は見つけられなかったし、変なことも書かれていなかったんだ。あれはきっと青少年がいたずら半分で起こしたことだと俺は考えている。それよりも発砲した時の様子が切り抜かれて投稿された場合に起こるであろう、報復攻撃を恐れるべきだ。」二人が言い争っている中で俺は実銃を発砲した直後の興奮状態で彼らの言葉が頭に入ってこなかった。「あれで良かっただろうか?」ついそう呟いた。それに対して共にいた虹香が答えた。「あなたの対応は間違っていなかったわ。私一人だとあのまま暴徒に囲まれてリンチにあっていたわ。だからこそあの場での威嚇射撃はかなり助かった。ありがとう。」その言葉で正気に戻った俺は先程叫んでいた言葉について問い正した。「加藤さんは作業療法士でしたけど虹香さんは前職は何をされてたんですか?」それに対して眼光を強くして答えた。「この際だから、経歴を全部話すことにする。二十歳で看護学校を卒業した後は特別国家公務員、つまり自衛隊員よ。佐世保が故郷だから相浦駐屯地が近かった。必然的に部隊は第一水陸機動連隊A A V中隊に所属することになった。そこでメディックをやっていたわ。その後は複数の福祉事業所で看護師として働いていた。答えになったかしら?」「はい、とても納得しました。それであんな動きができたんですね。見事な近接格闘でした。私に教えられる事があるとは思えません。」「私は別に教えられなくてもいいんだけど、加藤ちゃんのことを底上げしたいのよ。私だと知っている事が多すぎて上手く説明できないの。そこのところを手伝ってもらえないかしら?」「わかりました。善処します。」そう返した。そこまで話し終えた時、鈴木が割って入った。「話戻して良いかな?今回の出来事は排他的な主張を掲げる奴らにとって攻撃を許容させる材料になりかねない。今後しばらくは外出レクを控えるようにサービス管理責任者に具申する。いいね?」もっともな正論に対して首を縦に振ることしかできなかった。


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次回の投稿予定は6月14日です。

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