↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
逆さの世界で、初めて見た空と海  作者: でこぽん
第二章 境界の向こう

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
14/24

14 赤い空の下で

澪空がページをめくる手を、碧翔が止める。


「ここ。字が違う。別の人が書いたのかな?」

指をさしながら言った。

「誰かが後から書いたのかな。碧翔の家族とか?」

「どうだろう?俺の両親とは字が違う気がする。とりあえず、続きを見てみよう」


『7月29日』


昨日のことが夢だったら…

そんな期待をしながら、起きたがやはり現実だった。


赤い空は夜が無いようで、少しでも暗い場所を探して眠ったが、あまり寝た気がしなかった。


通信機も繋がらない、知っている人もいない。お金があっても購入するものもない。


1日中歩いた。

もしかしたら、琴音が、家族が友達がいるかもしれない…


どれだけ歩いたのかわからなくなった頃、人が集まっている場所を見つけた。

ひとまず、その人たちと一緒に行動することにした。

お腹がすいた。



『7月30日…だとおもう日』


空が変わらず赤い。

1日の終わりがわからない。


とりあえず、起きていられなくなったら気絶するように寝ていた。


周りの人たちが怖い。

状況がわからない、食料もないなかずっと泣いている人や怒っている人、怪我をして動けない人、いろんな人がいる。


お腹をすかせて泣いている子どもを蹴っている男の人がいた。助けようと思った。でも、自分も立っているのがやっとだった。子どもはあの後どうなったんだろう。


いつまでこんな状態が続くんだろう……




『逆歴1年10日』


この人の集まり「コロニー」に、数日前から食料などが配給されるようになった。

食料といっても、ゼリーのような流動食。無いよりはいいが、もう少し味わいがある食事をとりたい。


そのときに聞いた。

《おはようございます!逆歴1年10日6時!天候は赤!今日から頑張りましょう!》



琴音と離れてこの状況になって10日がたっていたようだ。毎日琴音を探して歩いたが、どこにもいない。


もう会えないのだろうかーー



(ページはここで終わっていた。)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。