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逆さの世界で、初めて見た空と海  作者: でこぽん
第二章 境界の向こう

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12/24

12 終わりと始まり

ーー『3025年度日記 (いつき)』ーー


7月25日

琴音(ことね)とショッピングモールへ行って、旅行に持っていくものを一緒に見た。

明々後日の旅行で、琴音に気持ちを伝える!


7月26日

課題が終わらない。

旅行までにある程度進めておかないと!楽しみだ。


7月27日

旅行の準備完了!課題は、戻ってきてから考えることにする。

明日が楽しみで、寝れるか不安だ。少し緊張もする。気持ちを伝えたら、どんな返事をもらえるんだろう。


『7月28日』ーー



ページをめくる手を止めた。

「碧翔…

“ショッピングモール”って知ってる?あと、“旅行”とか“課題”も…」

文字は読めるのに、知らない言葉が多く内容がよくわからない。


「俺もわからないものが多いな…

旅行は、聞いたこがあるよ。たしか、仲がいい人達が一緒に遠くの目的地に行くことだったはず!」

「遠くの目的地に行くこと…ね…

何でそんなことするんだろうね…」

「んー。やっぱり、楽しいからじゃないかな?」

「そんなものなのかな」



日記に視線を戻す。

『7月28日』ーー

次のページを開く。


『7月28日』

待ちに待った琴音との旅行。

今頃、好きだって伝えているはずだった。


琴音と駅へ向かっている最中、

世界が崩れていったーー


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