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そして裂け目から現れたのは

立ったレドナウの頬を風が一層強く打ち付けた。

そして、レドナウの目に映ったそれは、裂け目から出現した大きな大きな、いやケダモノなど比較にならないほど巨大な生物の姿であった。蜥蜴のような、蛇のような…、頭には鹿のような角をもち、薔薇の左目をもつ男の子はしっかりとこの角に捕まってこの生物の頭に立っていた。足元には白銀に光るたてがみが見えた。首から下は爬虫類のような肢体をしており、四本の脚が付いているのが確認できた。尻尾のようなものが、長くはないが垂れており、その上にラジェルネが座していた。銀色のような水色の、青の、緑の色のような身体は空中を舞い、陽光を反射して美しく煌めいていた。

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