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で、立ち上がるんだけどさぁ
レドナウはそこにとどまった。裂け目の縁に、身をときどき乗り出して奈落の底を見入るように眺めてみた。風さえ感じられず、音は聴こえなかった。やがて夜の帳がおり、朝日が昇った。空腹も乾きも感じることなく、日が過ぎていった。自分の背後を小動物が駆けてゆく足音や、頭上を過ぎてゆく鳥の羽ばたきが聴こえた。
その場所で三回目の朝陽を見上げたとき、目がくらんだ。そして下の方から風を感じた。レドナウは立ち上がった。裂け目の縁に仁王立ちしたのだ。
レドナウはそこにとどまった。裂け目の縁に、身をときどき乗り出して奈落の底を見入るように眺めてみた。風さえ感じられず、音は聴こえなかった。やがて夜の帳がおり、朝日が昇った。空腹も乾きも感じることなく、日が過ぎていった。自分の背後を小動物が駆けてゆく足音や、頭上を過ぎてゆく鳥の羽ばたきが聴こえた。
その場所で三回目の朝陽を見上げたとき、目がくらんだ。そして下の方から風を感じた。レドナウは立ち上がった。裂け目の縁に仁王立ちしたのだ。