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全力で取り組む彼女とその友達。と転生者の俺。~ちょっと待って一旦戻ろうか  作者: ロミ
私は最強。

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10/10

私達は最強

最終話です。

 




「「「「「「「「ウォー」」」」」」」」

 アニマルパジャマ達による大歓声。

 ()()と現れた"Edo"による、コンサートが始まった。





 友達エドちゃんの問題一つ目。政府が認めた保護者について。

 友達ママとの話し合いの結果、俺の秘書シオンと、仮の結婚をしてもらうことになった。

 完璧な利害の一致。政略結婚だ。

 友達ママは、エドちゃんを守るため。秘書シオンは、仕事の為。二人とも納得済み。

 お互いに、思う人ができたら、速やかに結婚を解消する予定だ。

 政府に届け承認を得て、保護者として認められた。

 これで、エドちゃんは親子水入らずで暮らせて、離れ離れにならない。

 俺はシャモを悲しませなくて済んだ。


 友達エドちゃんの問題2つ目。エドちゃん、人前は恥ずかしい。顔バレしたくない。

 政府に届けた後、調査が入り、正式に覚醒者として認められたが、同時に、覚醒者としての任務も言い渡された。

 インフレが加速する世の中、みんなの気持ちを盛り上げる為に1年以内に歌で元気にしてほしいらしい。

 無茶ぶりもいい所だ。


 俺、シオン、友達ママで話し合いがもたれた。

「なあ、シオン何かいい案はないか?」

「そうですね、コンサートを開催する事はたやすいでしょう。レイザー様はお金を積めばいい。でも問題は、楽曲と、知名度です」

「家のエドは歌詞も曲も書けますよ。顔に似合わず力強い歌です。家では口ずさんでいます」

「曲も、歌詞もかけるのか、聞いてみたいです」


 シャモの部屋で遊んでいた、シャモと友達をリビングに呼び、エドちゃん作詞作曲の歌をアカペラで歌ってもらった。


「「「「ウォー」」」」


「これは売れる」「商会がスポンサーになっている映画のテーマ曲にねじ込みましょう」「いや、新しくこの曲にあった、冒険アニメを制作してもいい」

 大人達は盛り上がり即実行。

 アニメ映画のタイアップ曲として世界を圧巻。瞬く間に時の人となった”Edo”。


 俺は思い出していた。前世で顔を出さずに、テレビ出演、コンサートを開催。

 力強い歌声でみんなを魅了した歌姫の事を。

 檻の中で、後ろから強いライトに照らされた、うごめく影を見て、観客は盛り上がっていた事を。


 神聖”Edo”が顔バレないよう。コンサート会場への入出場には注意するが、万全を期したい。

『木を隠すなら森の中』。女の子を隠すなら女の子の中。

 俺が馬車の中から、アニマルパジャマを来た女の子集団を見た時、じっと見ないとシャモや友達が居るとわからなかった。

 なら、コンサート会場に来場する女子の観客限定。

 アニマルパジャマで来場したら、もれなくライブ限定Edoグッズプレゼント!を告知する。

 同じような姿の人間ばかりになるのではないか。”Edo”を隠せる。

 なお、男のアニマルパジャマ姿は見たくないので、却下だ。



 そうと決まれば、ゲン工場長へお願い。

 アニマルパジャマの生産量を加速。増産、増産、ゾウさん、させて欲しい。

「またですかい。もう、坊ちゃん無茶ぶりだ」

 ゲン工場長は、ぶつぶつ言いながらしっかり仕事をこなしてくれた。






 コンサート当日。

「・・・・緊張」

 友達(Edo)は、舞台の裏で、兎アニマルパジャマを着て、怖くて不安で今にも泣きそう、小刻みに震えている。

「大丈夫。私の力をあげるよ」

 虎アニマルパジャマのシャモはエドちゃんの手を握り、目をつぶって祈った。

「エドちゃんが、ノリノリで気持ちよく歌えますように、みんなが楽しめますように」

 その瞬間、シャモから魔力が立ち上り、コンサート会場全体に広がった。



「「「「オー!」」」」

 それと同時に、会場の大画面に、曲とタイアップしたアニメが映し出され、火とライトの演出で会場が盛り上がる。ドラムのビートが流れ出し、圧巻のオープニングが始まった。

 盛り上がる中、曲が突如止まり、一瞬の静寂。

 5万人が息をのんだ。短くて静かなイントロに鳥肌がゾワッ・・・。



「さあ、怖くはない、不安はない・・・・わ た し は さァいッ きょおおおおぉぉぉ~♪」



「「「「「「「「ウォー」」」」」」」」

 アニマルパジャマ達による大歓声。

 ()()と現れた"Edo"による、コンサートが始まった。







 ◇◇◇






「ちょっと待って、待って~。シャモ、ちょっと戻ってきて~」


「なに?レイザーさん。友達待ってるんだけど」

 朝の登校前のシャモを俺は玄関前で引き留めた。


「・・・おはようございます」

 小さい声、友達が玄関前に立っている。


 シャモも友達も身長が伸びている。


「あー。友達もいいかな、ちょっと二人とも玄関の中に一旦入ろうか。ね。ね。ね」

 今日は、靴の裏に、段ボウル重ねて厚底靴にしてるよ~。












挿絵(By みてみん)

 白河・DG・夜舟様より頂きました。

”Edo”ファーストコンサート。






 おしまい。





〈裏話〉


魔術が開花して覚醒者になった者達の特徴。

・身体能力の向上:シャモと友達がSASUK〇制覇

・底なしの食欲:シャモと友達の屋台全制覇。

・美男、美女が多い:シャモと友達の可愛さによる、近隣住民の制覇。

・成長が遅い(平均寿命100歳):精神的にも身体的にも幼い。無鉄砲制覇。

シャモも友達も、すでに覚醒していました。

レイザーの幸せな苦労は続きます。


「ちょっと待って、待って~。作者、ちょっと戻ってきて~」

となったら、また連載を再開します。一旦完結です。

お付き合いくださりありがとうございました。

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 ロミさん、こんにちは。 「全力で取り組む彼女とその友達。と転生者の俺。~ちょっと待って一旦戻ろうか 私達は最強」拝読致しました。  最終話。あっという間に感じますね。  お友達、エド。シンガ…
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