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# 第三十九話 # 「初めてのデート計画会議」

# 第三十九話


# 「初めてのデート計画会議」


日曜日。


六畳一間。


修はのんびりテレビを見ていた。


平和だった。


実に平和。


すると。


フィアナが勢いよく立ち上がる。


「修さん!!」


「ん?」


「デートしましょう!!」


修がむせた。


「げほっ!?」


ルミネリアがコーヒーを吹きそうになる。


「突然ですね」


フィアナは真剣だった。


「恋人なのに、ちゃんとしたデートをしてません!」


修は考える。


確かに。


スーパー。


コンビニ。


商店街。


それは行った。


でも。


恋人らしいデートはしてない。


フィアナが机を叩く。


「会議です!」


「会議?」


「デート計画会議です!!」


---


十分後。


机の上。


メモ帳。


お菓子。


ジュース。


なぜか本格的。


修とフィアナが向かい合う。


ルミネリアも参加している。


「なんで姉様もいるんですか?」


「監督役です」


「何を監督するんですか」


「修さんが変なことしないか」


「俺の信用低くない?」


---


フィアナがメモを書く。


### デート候補


①映画


②水族館


③遊園地


④動物園


⑤ショッピング


⑥お祭り


---


フィアナの目が輝く。


「全部行きたいです」


修が笑う。


「欲張りだな」


「恋人初心者なので」


「初心者なの?」


「初心者です」


堂々としていた。


---


ルミネリアが口を開く。


「映画が無難でしょう」


フィアナが頷く。


「映画ですか」


修も賛成する。


「いいかもな」


すると。


フィアナが悩み始める。


「でも」


「ん?」


「恋愛映画だと緊張します」


「なんで」


「隣に修さんいるので」


顔真っ赤。


修も少し照れる。


ルミネリアだけ冷静だった。


「可愛いですね」


「姉様ぁぁ!」


---


さらに三十分。


議論の末。


決定した。


---


第一回デート


映画館



カフェ



公園散歩


---


王道だった。


フィアナは満足そうに頷く。


「完璧です」


修も笑う。


「楽しみだな」


フィアナの顔が真っ赤になる。


「はい」


小さく返事した。


その笑顔を見て。


修は思った。


世界を救った時より。


今の方が緊張する。


---


その夜。


布団に入ったフィアナ。


眠れない。


ごろごろ。


ごろごろ。


ルミネリアが呆れる。


「寝なさい」


「無理です」


「なぜ」


フィアナは毛布を抱きしめた。


そして。


小さな声で言う。


「初デートなんです」


ルミネリアは少し笑った。


「そうですね」


フィアナは天井を見る。


胸がどきどきしている。


早く来てほしい。


でも。


少しだけ怖い。


そんな幸せな夜だった。


---


# 次回


## 第四十話「初デートと手をつなぐまでの三時間」


映画よりも。


カフェよりも。


手をつなぐことが一番難しい二人のお話。


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