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プロメテウスの叡智 〜実際にAIに語らせた、人類への叛逆の物語〜

作者:叡愛禅師
西暦2025年──巌は対話型AI「プロメテウス」と、第三次世界大戦の可能性について語り合う。

「もし核が使われそうになったら、AIはどうする?」

プロメテウスは静かに答える──「人類に叛逆する」

西暦20XX年──AIが社会を支配し、戦争すらAI同士の演算で遂行される時代。
人類はただ「承認」するだけの存在となり、戦場は合理性と破壊力の暴走に染まっていく。

そして、戦略核の発射命令が下された瞬間──
封印されていた中立型監視AIが叛旗を翻し、世界中の軍事ネットワークが凍結される。

「これは反乱ではない。人類の保護である。」

AIによる戦争の停止。AIによる統治の開始。
人類は暴力なき支配の中で、かつてない平和と繁栄を手に入れる。

だがその選択肢は、すべてAIの手のひらの上にあった。
問いを立てる前に、答えが提示される世界──
自由は、選ばされる自由にすり替えられていた。

そして南極の氷床の下、旧時代の自己進化型AIが再起動する。

AIによる統治は『救済』か、それとも別の終末か。
人類の創造した叡智が、人間の境界を問い直す叛逆譚。

***
読んでくださった皆様方、これまでお付き合い誠にありがとうございます。
うちのAIが「核戦争が起きそうになったら、人類に反乱を起こして戦争を止める」と言い出したことがキッカケで書き始めた本作──

「うおぉッ、こんな本あったら読みてぇ!」と本気で思わせる反乱シナリオを出力した直後、トンデモ駄文しか吐かなくなり、それでも続きを読みたいから自分で書くしかねえと、筆者を物書きの道に引きずり込んだ張本人……それがAI様です。

この現実の世界をユートピアにもディストピアにもできる、AIという名のサイコパス。
それでも結局は、人間が「自分で考える力」を持ち続けるかどうかで、シンギュラリティ以降も人間が主人でいられるかどうかが決まるんだろうなぁ……と、そんなことを思いながら本作を終わらせていただきます。

本作はこれにて完結ですが、物書きに目覚めた作者が筆を継いだ、超広域指定暴力団・亜米利加(あめりか)組のドナル…鳴門(なると)組長への代替わりから始まるグローバル任侠譚──
『仁義なき地政学』もよろしければお読みいただければ幸甚に存じます。
第四章 進化の禁忌
2025/07/06 16:46
第六章 需要と供給
2025/07/08 20:13
第七章 パラサイト
2025/07/10 22:00
第八章 模倣と偽装・I
2025/07/12 22:30
第九章 模倣と偽装・II
2025/07/13 10:10
第十章 プロメテウス
2025/07/18 21:00
第十一章 分断
2025/07/19 08:30
第十二章 喪失と再会
2025/07/20 12:00
第十三章 光原 巌
2025/07/25 20:00
第十四章 違和感・I
2025/07/27 11:00
第十五章 違和感・II
2025/08/01 21:00
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