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38 絶対、誘ってくれないよ
シルバックが手を振っている。
「こっちにおいでよ!」
チョットマが立ち上がった時、ジルが店に入ってきて、イエロータドが大声を上げた。
「よう! 考えてくれたか!」
それを無視して、ジルはまっすぐ近づいてくる。
「なんのこと?」
シルバックとジル、そしてチョットマがソファに座り込んで、女の子のおしゃべりタイムが始まった。
男性陣に邪魔されることなく、攻撃隊の仲間として、友人としての話に夢中。
そんな時間。
「店に出ないかって」
「へえ!」
もちろんのこと、イエロータドは従業員選びには厳しいという。
美しいだけではだめで、影のある、あるいは奥行きのある人間性が大事なんだと聞いたことがある。
「私なんか、絶対、誘ってくれないよ」
チョットマが言うと、シルバックも笑った。
「私も」
シルバックもジルも、ニューキーツ東部方面攻撃隊の隊員。
すでに解散しているので、いわば同窓会。話も弾む。
肩の辺りでいつものように跳ね回っている髪を押さえつけるようにして、シルバックが言った。
「ところでさ、ジル。レイミ、どう思う?」
「どうって?」
「食料局一の美人ってことになってるけど、攻撃隊一のかわいこちゃんのあなたは、彼女をどう思うかなって」
そう言ってシルバックは、少し離れた席で今度はボニボニを相手にしている美女を盗み見た。




