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28 パパの助手
バーのマスター、イエロータドは、レイチェルはもちろんパパやンドペキやスゥ、そしてスジーウォンら元攻撃隊の主要メンバーにも招待状を出している。
しかし、いずれも欠席。多忙すぎるのだった。
今夜くらい、休めばいいのに。
それぞれ、街の主要な役割を担っている。
わずか一万五千人の社会。
多くの人がいろいろな仕事や役職を兼務している。
しかも、数百年ぶりの選挙という大事業が間近に迫っている。
バーで気炎を上げている場合ではない。
それはわかるけど……。
と、隣のチェアがごとりと動いた。
「いいですか?」
「どうぞ」
ゴーダだった。
チョットマは少しほっとした。
甲に大きな傷跡のある右手を、カウンターに突いて、猫背の男がハイチェアによじ登った。
「先生に、行って来いと、おっしゃっていただいたので」
「自分も来ればいいのにね」
ゴーダの言う先生とは、パパ、イコマのこと。
このアンドロはその助手ということになっている。
チョットマもこの猫背の男と、親しくはないが、顔見知りである。
他にも席がたくさんあるのにわざわざ隣に座ったにしては、ゴーダはなかなか話しかけてこない。
「どう? 進んでます?」と声を掛けてみた。




