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103/564

103 作戦名は、用水路のお地蔵様!

 警察署の中に、これだけの人数は入りきれない。

 警官の数はわずか。攻撃隊の人数が膨れ上がっている。

 入りきれない隊員達が薄暗い玄関前に集結している。


 スジーウォンが指示を出した。


「五人ずつのチームを四つ作れ。ンドペキとコリネルス、私、スミソ、チョットマは含めるな。残りの者は連絡要員および予備要員とする! シルバック! 全隊、お前が指揮を取れ!」


 久しぶりに隊長のスジーウォンに命じられて、隊員達の顔が引き締まっている。

 明らかに喜びの表情を浮かべている。



「街に流れ込む水系は四系統ある。我々はそこに検問所を設ける。仔細はアヤから説明がある」


 アヤからは一言。

「出来るだけ明るい、強い光の出る照明灯をたくさん用意して」

「作戦名は、用水路のお地蔵様!」

「く、なんだそれ」

 ンドペキが吹き出した。


「いいのよ、こんな名前で。あまり格好つけたら、ボニボニが変に警戒するでしょ」

「なるほど。外野は外野らしく、ピクニックムードを醸しておこうってことだな」


 そういうこと、とスジーウォンは頷きながらも、厳しい顏を崩さない。


「我々には武器も装備もない。くれぐれも身の安全をおろそかにするな! シルバック!」

「はい!」

「武勇は不要だぞ! パリサイドの動向を把握する、これが任務だ!」

「了解!」



 チョットマは不満だった。

 何故、自分はメンバーに加われないのか。

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