表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/37

1945年7月29日 地獄へのツアー

この作品はフィクションです、実在の人物や団体などとは関係ありません

注目度ランキング7位、総合ランキング63位、SF空想科学日間ランキング1位、本当にありがとうございました!

はじめてヒットする作品ですので、いまだに「夢ではないか?」と疑っています

ゲーム内クレジット残額:2,204,610ゼニ

ゲーム内で関わった人数:21人(すずと周辺家族) + 5人(呉市避難家族) + 31人(黒田藤堂の謀略関係) + 10人(及川院長関係) + 631(陸軍病院治療患者) + ????人(呉の負傷者治療) = 688 + ????人


◇◇◇

呉、地獄の一丁目

◇◇◇


1945年7月29日、午後2時00分。

浩平は恐る恐る、新しく解放された呉エリアへとFPVカメラを侵入させた。画面のスクロールに合わせ、瀬戸内海のどんよりとした海を越え、灰色の煙が幾条も立ち上る呉の軍港がモニターいっぱいに広がっていく。


最初にカメラが捉えたのは、港に無残な姿を晒す艦艇の群れだった。前日までの猛爆撃を浴びた巡洋艦や駆逐艦が、無残に横転し、あるいは上部構造物を激しく炎上させて海に沈んでいる。


浩平が、水面から煙を吐く一隻の沈没艦をクリックし、詳細ステータスを表示させた。


【状態:大破着底・内部浸水】

【生存者:4名(区画閉鎖により救出困難、酸素欠乏により窒息の危機)】


「クソッ……まだ中に人が取り残されてるじゃないか!」


モニターのインフォグラフィックは、鉄の壁の向こうで息絶えようとしている海軍兵たちの微かなバイタルを冷酷に示していた。しかし、今の浩平の権限では、海中の鉄の塊をこじ開けるような物理介入方法は存在しない。


「俺がもっと早くスコアやゼニを稼いで、一日でも早く呉のマップを解放できていれば……!」


奥歯を噛み締める浩平の胸に、鋭い痛みが走る。非情なカウントダウンを前に、ただ見ていることしかできない無力感が彼を苛んだ。


カメラをさらに北へ進め、市街地へと突入する。

そこに広がっていたのは、言葉を失うほどの焦土だった。数日前まで立ち並んでいた家々は跡形もなく焼け落ち、至る所から白煙が上がっている。瓦礫の隙間には、煤と泥にまみれた被災者たちが幽霊のように力なく座り込んでいた。家を焼かれ、家族を失い、生きながらにして浮浪者となった人々が、虚ろな目でただ地面を見つめている。


そして午後2時5分。カメラは一際大きな建物——呉海軍病院へと辿り着いた。


そこはまさに「地獄の一丁目」だった。

コンクリートの床が見えないほど、廊下やロビーにまで火傷を負った負傷者が隙間なく敷き詰められている。先ほど広島から到着したばかりの陸軍の医師2名と看護婦3名が、防護服もないまま、海軍の軍医たちに混ざって必死に処置を行っている姿が見えた。


浩平が朝に持たせた『トラマドール』や『ワセリン』が使われた区画だけは、奇跡的に痛みが引いて静まり返っている。しかし、そこから一歩外れた場所では、医療資材を完全に底突かせた海軍の看護婦たちが、泣き叫ぶ患者たちのウジが湧き始めた傷口を、ただ汚れた雑巾のような布で拭うことしかできずにいた。


「あいつら……あんな絶望的な状況で、必死に戦ってるんだな……」


陸軍病院の面々が、敵対する海軍の敷地で泥塗れになりながら命を救おうとする姿に、浩平の目頭が熱くなる。


◇◇◇

地獄の三丁目と、浩平の悔恨

◇◇◇


しかし、本当の絶望はその先にあった。午後2時10分、カメラは市中心部に設置された臨時収容所へと移動した。

ここは「地獄の三丁目」と呼ぶにふさわしい、生と死の境界線が崩壊した空間だった。


収容所の片隅には、7月24日の空襲で亡くなり、引き取り手のないまま腐敗が始まりつつある遺体がうずたかく積み上げられている。そしてそのすぐ横に、昨日の空襲で皮膚を限界まで焼かれ、もはや医療の力では「救うことが不可能なレベル」に達した重症患者たちが、折り重なるようにして転がされていた。


「あ、あああ……」


モニターから流れる、何百人もの人間の「水をくれ」「殺してくれ」という文字通りの阿鼻叫喚に、浩平は完全に圧倒され、激しい戦慄に身を震わせた。


衣服は皮膚と焼き付き、肉が剥き出しになったまま泥にまみれている。夏の猛暑が容赦なく彼らの体力を奪い、傷口からは絶え間なく体液が流れ出し、誰もが極限の脱水症状に陥っていた。喉が焼け付くほどの渇きに苦しみながら、汚水すら手に入らずに一人、また一人と虚ろな目を天に向けて息を引き取っていく。


その光景を突きつけられた瞬間、浩平の脳裏に、先ほど藤堂中将から言われた言葉が強烈に蘇ってきた。


『私にこんな豪華な食事を与えるよりも、あなたが仰っていた日本国民の、尊い命を救うことが大事ではないか?』


「……俺は、なんて馬鹿だったんだ」


浩平は自分の両手を見た。藤堂に数百円の豪華な弁当を送り、黒田の家族にステーキを配って「神様気取り」で満足していた己の浅はかさが、恥ずかしくてたまらなくなった。

彼らが求めていたのは、そんな目先の贅沢ではない。今、目の前で泥にまみれて死んでいく数千数万の同胞を、一人でも多く生かすための「命の兵站」だったのだ。


「すまない、藤堂さん。あんたの言う通りだ……!」


浩平の心の中で、生温い「ゲーム感覚」が完全に消し飛んだ。


「これ以上、ただ死んでいくのを見てられるか。……自腹を切ってでも、俺のリアルな貯金をいくら崩してでも、この画面に映っている『まだ救える人間』を、全員、絶対に救ってやる!!」


浩平の目に、現代の理系エンジニアとしての、そして一人の人間としての凄まじい覚悟の炎が宿った。彼はゲーム内ネットスーパーのこれまで使うのを躊躇っていた、圧倒的な物量を右から左へ動かすための禁断のUI【大口業務通販窓口】のボタンを、全力でクリックした


◇◇◇

命をつなぐ買い物

◇◇◇


1945年7月29日、午後2時15分。

呉の惨状をその目に焼き付けた浩平は、激しい焦燥感に駆られていた。


「もう藤堂中将が出発しようとしている。一刻も早く、この物量を送り届けないと!」


浩平は呉の海軍病院や臨時収容所をシステム上の「お気に入り地点」に電撃的に登録すると、カメラの視点を広島市の陸軍司令部へと急転回させた。


執務室に戻ると、藤堂中将はすでに部屋を空けていた。デスクの上には、先ほど彼が書き殴った『必要な物資のリスト』が手帳に開かれたまま、文鎮でしっかりと抑えられている。そこには「ガーゼ、清潔な布、大量の真水、補給水」という、現場の悲鳴をそのまま写したかのような項目が並んでおり、一目で「これを見ろ」という無言の圧力を放っていた。


「そうか、藤堂中将も呉の深刻さを分かっていたんだ……」


浩平はリストを睨みつけた。


「必要物資は、ガーゼ、さらしと大量の真水、そしてあのスポーツドリンクか。しかし、スポーツドリンクは激安の2Lペットボトルでも一本150ゼニ程度。水は単品なら安いけど、数万人に届けるとなると相当な容積が必要だ。地味におゼニがかかるぞ……」


浩平はゲーム内ショップの【大口業務通販窓口】のカテゴリーをクリックした。ここでは単品販売をしない代わりに、最小注文単位制限が課せられ、その分バルク(大容量)価格が適用される。

試しに「20L 飲料水」を検索して価格順にソートしたが、大口割引を適用しても一箱700ゼニが限界だった。


「問題は数だ。あの地獄の現場では、飲み水に限らず、医療器具の洗浄や傷口の清拭せいしきなど、ありとあらゆるところに綺麗な水が要る。10トン(1万リットル)の水だけで35万ゼニ、20トンなら70万ゼニも吹き飛ぶ計算だ……。だったら空の容器だけを買って、陸軍司令部の水道水を現地で詰めるか? いや、少量なら可能でも、今の呉は一分一秒を争う命のカウントダウン状態だ。『時間=命』の状況で、そんな悠気な真似ができるか!」


浩平は冷や汗を流しながら、通常のネットスーパーUIに一度戻り、必死に代案を探して「ウォータータンク 20L」を検索した。

その時、商品画像の隅に書かれた、ごく小さな文字が浩平の目に引っかかった。


――【無料給水サービス利用可】――


「無料給水サービス……!? そうか、現実世界のスーパーにある『専用ボトルを買えば、店内のRO水(純水)が無料で持ち帰れる』あのシステムか!」


浩平は実験的に「ウォータータンク 20L」を1個だけ購入(小売価格400ゼニ)。購入確定画面には給水の選択肢が出なかったため、すぐに『購入品組み合わせ機能』の3Dプレビューウィンドウを開いてみた。すると、タンクの3Dモデルの横に、小さな「水滴のアイコン」が出現している。


マウスカーソルでその水滴をクリックした瞬間。

ピコン、というシステム音と共に、半透明のウォータータンクの内部が一瞬で「真っ透明な無菌の冷水」によって満タンに満たされた。


「……勝った。予想通りの仕様だ! 水をここに入れて兵士たちに詰めさせる手間すら要らない。ダイレクトにトラックに積める!」


◇◇◇

集積所の奇跡と、陸軍中将の檄

◇◇◇


午後2時20分。

浩平がカメラを司令部裏手の物資集積所に回すと、そこには砂煙を上げて並んだ8台の大型トラックが配置されていた。

車両の前には、8名の運転兵、そして追加の司令部医務室付きの医師3名、看護婦5名を含む総勢25名ほどの随行員が直立不動で整列している。

陸軍病院側はもう呉に分ける医療従事者はいないため、司令部待機中の医師と看護婦を派遣するように、藤堂が指示を出した


その面前に立つ藤堂中将が、軍帽を深く被り直し、低く響く声で最後の檄を飛ばした。


「諸氏、これより我らは呉へ向かう! 昨日の猛爆により、現地は陸海軍問わず、数万の同胞が火床の地獄で苦しんでいる! 陸軍病院の及川院長より、一刻も早い救援物資の強行輸送の要請があった! 我らの任務は、現地の命を繋ぎ止めること、ただそれだけである!」


藤堂の力強い言葉に、運転兵や看護婦たちは「ハッ!」と鋭く応じた。しかし、彼らの目は一様に、自分たちの背後に並ぶトラックの荷台へと向けられていた。

荷台のほろの中は、完全に空っぽだった。


(何も積んでいないトラック8台で、一体何を届けるというのだ……?)


不審の念が随行員たちの間に広がっていたが、鬼気迫る表情の藤堂中将を前に、誰も疑問を口にできる者はいなかった。


「各員、乗車用意!」


藤堂の命令で、運転兵と随行員が一斉に回れ右をし、それぞれの持ち場へと走り出す。


その完璧なタイミングを見計らい、浩平は先ほど「無料給水」を仕込んだ最初のウォータータンク1個を、集積所の地面、藤堂中将の足元へとピンポイントで転送した。


コトッ。


誰も触れていない空間から、水滴を纏ってキンキンに冷えた半透明の容器が、現代の印字メッセージを伴って出現した。

隣にいた藤堂の副官が「ひっ……!?」と短い悲鳴を上げて飛び退く。


浩平が添えたメッセージには、こう端正な文字で印字されていた。


『遅くなってすまん。呉ではたくさんの市民や兵士が死の淵を彷徨っている。一刻も早く出発して物資を届けよう。手帳に書かれているリストは全て把握済だ! ――監視者』


藤堂中将は無言でその紙片を拾い上げると、足元の冷え切ったタンクを見つめ、静かに深く頷いた。


「……閣下、今のは、一体……!?」


狼狽する副官の肩を、藤堂はガシッと掴み、低い声で遮った。


「後でお前にも説明する。今は黙って、前を向いていろ」


「は、ハッ……」


「よし、監視者殿。頼むぞ……!」


藤堂が前を見据えた瞬間、モニターの前の浩平の指が、キーボードの上で神速のタイピングを開始した。


◇◇◇

過積載と廃課金

◇◇◇


浩平は【大口業務通販窓口】で「折りたたみウォータータンク(20L)」を1,000個バルク購入。システムUI上で瞬時に「無料給水(5℃設定)」を満タンに充填すると、各トラックの荷台へ均等に125個ずつ自動分配し、転送を叩きつけた。


さらに、業務用の上白糖、食塩、精米、小麦粉、工業用ビニールシートを、驚異的なスピードでカートに叩き込んでいく。画面の右上で、浩平のクレジット残額ゼニが、まるで砂時計が崩れるかのような速度で激減していく。


ドガァァァァン!!!

ギチチチチチ、ミシミシッ!!!


集積所に停車していた8台の大型トラックが、突如として目に見えるほど同時に「ドスン!」と激しく垂直に沈み込んだ。サスペンションの金属が、悲鳴のような凄まじい摩擦音を立てる。

トラックに乗り込んでいた随行員や運転兵たちが、そのあまりの衝撃に弾き飛ばされるように慌てて車から飛び降りた。


「な、なんだ!? 何が起きた!?」


「車体が沈んでるぞ! タイヤの状態を検分しろ! 爆弾か!?」


慌てて車軸やタイヤの空気圧を調べに走る随行員たち。彼らが恐る恐るトラックの分厚い帆布の幌をめくると、そこには、先ほどまで空っぽだったはずの荷台に、天井まで届かんばかりの「見たこともない半透明のタンクの山」と、「青い巨大なロール」「業務用資材のカートン」が、過積載ギリギリの完璧な配置でうずたかく積載されていた。


「バ、馬鹿な……! いつ、誰がこれを積み込んだんだ!?」


兵士たちが腰を抜かしてパニックになる中、藤堂中将だけは不敵な笑みを浮かべ、彼らに背を向けて陸軍司令部の建物内へと歩き出した。

「橘中尉たちとの合流地点へ向かう前に、元帥閣下へ出発の報告をしてくる。各員、直ちに出発の準備を整えておけ!」


◇◇◇


司令部総監室。

藤堂中将が部屋に入ると、すべてを理解しきった畑俊六元帥が、机の上の「回顧録」を静かに閉じて顔を上げた。その目は、己の未来を知った者の、深く重い覚悟に満ちていた。


「藤堂か。……行くのだな」


「ハッ。これより大型トラック8台を率い、呉の救援に向かいます。物資の積載は……先ほど、完全に完了いたしました」


藤堂の言葉に、畑元帥はフッと小さく笑みをもらした。


「未来の『監視者殿』は、陸海軍の垣根すら、その圧倒的な物量で踏み越えていかれるか。……よかろう。藤堂、軍規や憲兵の目はすべてわしがここで抑え込む。お前はただ、目の前の同胞の命を繋ぐことだけを考えよ。……頼んだぞ」


「は、ハッ! 留守中、よろしくお願いいたします!」


最高幹部のお互いへの敬礼。

陸軍のトップが、未来の力による「反逆(救済)」を完全に黙認した瞬間だった。


◇◇◇


一方、現実世界の浩平は、画面の前で冷や汗を流していた。


「クソッ、やっぱりバルク買いすると一瞬でゼニが溶ける! あと10万ゼニしか残ってないぞ。だけど、傷口を縛る『さらし』がこれじゃ全然足りない!」


夜12時のシステム更新まで待てば枠は戻るが、そんなことをしていれば呉の患者は全滅する。


「こうなったら、今月のフリーランスのギャラを全部突っ込む!」


浩平はデスクの引き出しから、MSB銀行のゴールドカードを引っ掴むと、カード番号を叩き込んで、上限最大の「60万円(60万ゼニ)」を一気に課金した。


画面に【入金完了:残高70万ゼニ】の表示が出た瞬間、最後の大物、医療用さらし100箱(1,000反)を滑り込みで決済し、トラックの荷台のわずかな隙間へと限界まで詰め込ませた。


画面に、今回の超大規模兵站の「最終明細」が冷徹に表示される。


【大口業務通販窓口・購入明細】


折りたたみウォータータンク(20L)※無料給水機能で冷水満タン(5℃)/1,000個/単価300ゼニ/総額300,000ゼニ/計20,000L

用途:20トンの安全な真水。脱水防止、および即席スポーツドリンク(ORS)のベース。


工場直送・業務用食パン(1本/3斤)/1,000本/単価200ゼニ/総額200,000ゼニ/計3,000斤。 用途:1人3切れとして約1万人分の即席主食。柔らかいため、喉を痛めた重傷者でも食べられる。


業務用 上白糖(20kg袋)/30袋/単価4,000ゼニ/総額120,000ゼニ/計600kg。

用途:即席スポーツドリンク(ORS)のエネルギー源。


業務用 食塩(25kg袋)/5袋/単価2,000ゼニ/総額10,000ゼニ/計125kg。

用途:即席スポーツドリンク(ORS)の塩分補給用。


精米(業務用20kg袋)/50袋/単価5,000ゼニ/総額250,000ゼニ/計1トン(1,000kg)。

用途:明日以降の炊き出し用主食。大口バルク価格。


業務用小麦粉(25kg袋)/30袋/単価2,500ゼニ/総額75,000ゼニ/計750kg。

用途:すいとん等の延命食作成用。


工業用ビニールシート(100m巻きロール)/100本/単価4,000ゼニ/総額400,000ゼニ/総延長10km。

用途:泥の上に敷き詰め、数万人を収容する「無菌床(難民キャンプ)」を構築。


医療用滅菌ガーゼ(大容量1000枚入カートン)/100箱/単価3,000ゼニ/総額300,000ゼニ/計10万枚。

用途:火傷の滲出液を吸収し、ウジ虫や細菌をシャットアウト。


消毒用エタノール一斗缶(18L)/50缶/単価6,000ゼニ/総額300,000ゼニ/計900L。

用途:医師の手指、器具、ビニールシートの床を一斉消毒。


トラマドール錠(25mg/1箱1000錠)/5箱/単価10,000ゼニ/総額50,000ゼニ/計5,000錠。

用途:広島陸軍病院の残量と合わせて数千人の激痛を遮断。


ゲンタマイシン軟膏(100本入バルク箱)/5箱/単価20,000ゼニ/100,000ゼニ/計500本。

用途:最重症者へ優先投与する二次感染防止の特効薬。


医療用さらし(10反パック)/100箱/単価5,000ゼニ/総額500,000ゼニ/計1,000反(約12km)。

用途:全身を固定する包帯代わり。


【総合計金額:2,605,000ゼニ】

【浩平の現在のクレジット残額:199,210ゼニ】


「残高19万……。本当に後戻りできなくなったな」

クレジットカードをデスクに置き、マウスを握り直す浩平の手には、もう迷いはなかった。


午後2時30分。

かき集められた陸軍の大型トラック8台が、凄まじい物量による重低音を響かせながら、地獄の呉へ向けて広島司令部を一斉に出発した。

今回も長めです、最後の注文リストは飛ばしてもいいかもしれないが

きちんと考えて計算したのでそのまま載せます


浩平にとって、浪費は必ず後悔する

かと言って節約しても結局60万円課金は不可避

そろそろレベルアップ以外の金策を探さないといけないかもしれない

どこかに金の延べ棒があるかな(笑)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
ひゃぁあー 廃課金突入かぁ 悩ましいな。 自分が死ぬような助けはアカンのだが、ゲームじゃないと判断ライン変わっちゃうね どこへ行くのかな
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ