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勇者は神になれない  作者: ふたり旅団
レックス立志編
9/50

貴族との剣の手合わせ

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



中々広い庭だった。


屋敷の裏庭とは思えないほど広い。


整えられた芝生。


低い生け垣。


遠くには木立も見える。


でも、人はほとんどいない。


訓練場というより、散歩用の庭みたいだ。


僕は軽く肩を回した。


腕を伸ばす。


腰をひねる。


入念に身体をほぐす。


……久しぶりだな。


男爵領へ来る道中。


珍しく、兄貴との訓練がなかった。


一週間くらいかな。


こんなに身体を動かさないのは、ちょっと落ち着かない。


「さて」


僕は背負い袋から棍棒を取り出した。


木製の、少し重い棒。


剣じゃない。


でも、僕が一人で鍛えるときは、いつもこれだ。


足を開く。


息を整える。


そして。


『基本』の構えをとった。


一人のときは、これをやる。


ゆっくり。


正確に。


動きを確かめる。


切落きりおろし


腕を上げて、真っ直ぐ振り下ろす。


袈裟斬り(けさぎり)。


肩から腰へ、斜めに振る。


右薙みぎなぎ


横へ流すように。


右斬上みぎきりあげ


下から上へ。


逆風さかかぜ


身体をひねって、反対方向へ。


左斬上ひだりきりあげ


左薙ひだりなぎ


逆袈裟さかげさ


八つ。


八方向からの斬り込み。


もちろん。


この棍棒じゃ、斬ることなんてできない。


ただの――真似事だ。


それでも。


身体は覚えている。


「レックス君は王国流の剣術も使えるのね」


声がした。


僕はびくっと振り向く。


「エ、エルディナ様!」


そこに立っていたのは。


いつもの姫騎士の格好。


エルディナ・ヴァルディアだった。


後ろにはミレーネさんもいる。


……いつから見てたんだろう。


ちょっと恥ずかしい。


「ま、真似事です」


僕は慌てて棍棒を下ろした。


エルディナ様は少し首を傾げる。


「誰に習ったの?」


「そ、祖父に習いました」


僕は答えた。


先生――オルグラードは、これを教えなかった。


代わりに教えてくれたのは。


祖父。


レオニスだ。


昔、よく庭で付き合ってくれた。


「そうなの」


エルディナ様は、少しだけ興味深そうに頷く。


その視線が、僕の構えをなぞった。


……見られてる。


ちょっと緊張する。


「エルディナ様こそ、どうしてここに?」


僕は慌てて話題を変えた。


「ん?」


エルディナ様は軽く笑う。


「窓から見えたのよ」


「レックス君が一人で庭にいるのが」


「それで、ちょっと来てみただけ」


そう言って肩をすくめる。


……なるほど。


僕はちらっとミレーネさんを見る。


すると。


案の定。


にまにましていた。


……またその顔だ。


何か面白がってる。


絶対、変な勘違いしてる。


その時だった。


「セルディアから来た使者殿は」


新しい声が聞こえた。


「変わった剣をお使いのようで」


僕の背後からだった。


振り向く。


その瞬間。


ミレーネさんの顔が、少し残念そうになる。


……なんで?


「レオナルト」


エルディナ様が名前を呼んだ。


そこにいたのは。


一人の少年だった。


僕と同じくらいの年齢か、少し下。


整った服。


きれいに整えられた髪。


そして。


落ち着いた目。


僕をまっすぐ見ている。


「レオナルト・ヴァルディアです」


少年は、丁寧に一礼した。


アルベリオ・ヴァルディアの息子。


つまり。


ヴァルディア家の、次の世代。


――レオナルト・ヴァルディア。


僕は、この時。


まだ知らなかった。


この出会いが。


この男爵領で起きる出来事に、少しずつ関わっていくことを。



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



「お噂はルシアンから聞きました」


レオナルト・ヴァルディアは、丁寧な口調でそう言った。


「何でも姉上の命を救ってくださったとか」


僕は思わず背筋を伸ばす。


「い、いえ、そんな大したことじゃ……」


そう言いかけて、言葉が止まる。


レオナルトの視線が、僕をじっと見ていたからだ。


頭の先から足元まで。


まるで品定めをするみたいに。


「……しかし」


レオナルトがゆっくり言った。


「お姿を拝見したところ」


その目が、少し細くなる。


「随分と線の細い方でいらっしゃる」


疑うような視線だった。


……あ。


これ、まずい流れだ。


僕はなんとなく察した。


そして案の定。


「ちょうどいい」


レオナルトが周囲を見回す。


広い芝生。


障害物のない庭。


「ここなら場所も広い」


そして。


「一手、手合わせを所望する」


その口元に。


あまり良くない笑みが浮かんだ。


「いや、まぁ……」


僕は困った。


さて。


どうやって回避しよう。


正直、この展開は予想外だ。


しかも相手は。


エルディナ様の弟。


つまり。


アルベリオさんの息子。


……貴族中の貴族だ。


兄貴がさっき。


血の涙を流すみたいに怒りを抑えたばかりだ。


特使様だって、かなり強引に場を収めてくれた。


ここで問題を起こすわけにはいかない。


絶対に。


「セルディアのオルグラード卿は」


レオナルトが言う。


「相当な武人であると父上より聞いております」


「それは……事実です」


僕は頷いた。


そこは否定できない。


先生は本当に強い。


「その噂に聞く武人の直弟子と」


レオナルトは一歩近づく。


「一手合わせる誉れを」


「私にいただきたい」


……まだ言うの?ここまで来て、僕はやっと気づいた。


この人。


僕を挑発してる。


でも。


なんで?理由がわからない。


僕は困って、ちらっとミレーネさんを見る。


ミレーネは腕を組んで、二人を眺めていた。


――ああ、やっぱりこうなるか。


レオナルトの性格は知っている。


真面目。


努力家。


礼儀正しい。


……そして、少しだけ計算高い。


要するに。


「領内で箔をつけたい」


のだ。


レオナルトの剣は、若手の中ではかなり強い。


だからこそ。


まともに相手できる取り巻きがいない。


騎士候補クラスが相手なら、まず負けないだろう。


だけど。


それでは名声にならない。


だから。


狙いは一つ。


セルディアの英雄。


オルグラード卿。


その弟子。


それを倒したとなれば――。


宣伝としては最高だ。


ミレーネは口元を押さえた。


そして。


レックスを見る。


(やったれ、レックス君)言葉には出さない。


でも。


全力でそういう視線を送る。


僕は思わず苦笑いになる。


……なんでですか。


ミレーネさん。


完全に面白がってる。


助けてくれるどころか。


むしろ煽ってる。


なんで。


なんで味方まで敵なんですか。


僕は最後の希望に視線を向けた。


エルディナ様。


きっと。


きっと止めてくれる。


そう思った。


エルディナ様は腕を組んで。


少しだけ考える。


そして。


「わかったわ」


え。


「私が見届け人になります」


……あ。


終わった。


最後の望みが。


完全に断たれた瞬間だった。


レオナルトが満足そうに微笑む。


「ありがとうございます、姉上」


レオナルトは腰の剣を静かに抜いた。


僕は空を見た。


青空が広い。


風が気持ちいい。


……逃げたい。


でも。


もう無理だ。


「……わかりました」


僕はため息を一つつく。


そして棍棒を持ち直した。


こうして僕は。


レオナルト・ヴァルディアと。


手合わせをすることになった。



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



「勝負はどちらかが一本取るかで判定します」


エルディナ様の声が、静かな庭に響いた。


「一本の勝負判定は、私とミレーネで行います」


隣でミレーネさんが軽く手を挙げる。


「異存はありますか?」


レオナルトは何も言わず、黙って頷いた。


その顔には余裕がある。


……うん。


完全に勝つ気だね。


僕は小さく息を吐いた。


そして手を挙げる。


「すいません、エルディナ様」


「なんでしょうか?」


「ルールにいくつか追加をお願いできますか?」


その瞬間。


レオナルトが、くっと鼻で笑った。


……あ、今の絶対バカにしてる。


「構いません」


エルディナ様はすぐに頷いた。


「許可します」


「はい、では二つ」


僕は棍棒を肩に担ぎながら言う。


「まず」


「武器を手放した方を負け、というルールを追加してください」


エルディナ様がレオナルトを見る。


「レオナルト、異存は?」


「ありません」


即答だった。


余裕の声。


まあ、そこは問題ない。


「もう一つ」


僕は少しだけ真面目な顔になる。


「寸止めはなしでお願いします」


「えっ!?」


今度はエルディナ様が驚いた。


ミレーネさんも目を丸くする。


「本気で言ってるの?」


「はい」


僕は頷いた。


「先生が推奨していないので」


……まあ。


嘘だけど。


僕は心の中でつぶやく。


先生――オルグラードは、そんなこと言ってない。


でも。


兄貴との訓練。


あれは完全に実戦形式だ。


もう三年近くやっている。


その結果。


結論。


僕は――。


寸止めが苦手になった。


いや。


正確に言うと。


寸止めの技術が摩耗した。


相手は貴族。


万が一でも、やらかすわけにはいかない。


中途半端に止めて、事故る方が怖い。


だから。


最初から全力でやる。


その代わり。


当てない。


僕はレオナルトを見る。


真っ直ぐに。


強い意志で。


その瞬間だった。


レオナルトは、はっきりと感じ取った。


――挑戦。


いや。


挑発。


そうだ。


この男は、自分を挑発している。


「寸止めなし」


その言葉。


つまり。


「自分は当てる」


そう言っているのと同じだ。


そして。


それを、堂々と宣言した。


……愚弄している。


レオナルトの胸に、怒りが灯る。


気がつくと。


周囲には人が増えていた。


いつの間にか。


彼の取り巻きの若い騎士たちが集まっている。


視線が集まる。


ここで引けば。


ヴァルディア家の名が笑われる。


レオナルトは静かに口を開く。


「レックス殿」


「その言葉に、二言はありませんな」


レックスは迷いなく答えた。


「ありません」


……気に入らない。


その態度。


まるで最初から、勝つつもりみたいだ。


レオナルトの怒りに、さらに油が注がれる。


彼は姉を見る。


「姉上」


「回復刻印のアイテムはお持ちですか?」


エルディナは少し困った顔をする。


「ええ、一応は」


「聞いての通りです、レックス殿」


レオナルトは剣の柄に手をかける。


「多少の怪我なら問題ありません」


念を押す。


そして。


主導権を握るために、さらに言葉を重ねた。


「私の剣は真剣ですが」


静かな声。


「よろしいか?」


レックスは一瞬も迷わなかった。


「はい、もちろんです」


……躊躇がない。


本当に。


一切。


レオナルトの眉がわずかに動く。


だが、すぐに消える。


「よいでしょう」


彼は剣を抜いた。


澄んだ音が庭に響く。


「姉上、合図を」


エルディナ様が二人の間を見る。


僕。


そして。


レオナルト。


庭の空気が、少し変わる。


風が止まった気がした。


「では――」


エルディナ様が手を上げる。


「始め」


その言葉と同時に。


ヴァルディア男爵邸の裏庭で。


僕とレオナルトの手合わせが、始まった。


エルディナは、二人の間に流れる空気に小さく眉をひそめた。


エルディナの声が、裏庭の空気を切った。


同時に、二人が動く。


レオナルトは両手持ちの大剣。


堂々とした上段の構え。


対するレックスは、棍棒を両手で握っている。


姿勢は低い。


静かだ。


先に動いたのは、レオナルトだった。


踏み込み。


そして上段からの打ち下ろし。


体格差は明らかだ。


背も腕も、レオナルトの方が上。


その一撃には、しっかり力が乗っている。


「防がれる」


思わず、エルディナは呟いていた。


次の瞬間。


鋼の音が響く。


予想通り。


レックスの棍棒が、レオナルトの剣を受け止めていた。


ぴたりと。


まるで、重さなど存在しないかのように。


レオナルトの目が、わずかに見開かれる。


……やっぱり。


受け止められるとは思っていなかった顔だ。


周囲の取り巻きたちも、同じ反応だった。


当然だろう。


あの子は。


ルシアンの力すら受け止めた。


レオナルトの初撃を、防げないはずがない。


「ほう」


レオナルトが小さく笑う。


「受けますか」


二撃目。


横薙ぎ。


重い一閃。


だが、レックスは体をひねった。


剣が風を切る。


空を裂く音だけが残る。


そして三撃目。


再び、上段からの打ち下ろし。


レックスの体勢は、崩れているように見えた。


だが。


棍棒は正確に動く。


大剣を受け。


衝撃を逃がし。


威力を殺す。


周囲がざわめいた。


「さすがレオナルト様!」


「押してるぞ!」


「やっぱりレオナルト様だ!」


……あら。


エルディナは少しだけ苦笑する。


確かに、見た目はそうだ。


レオナルトが攻めている。


レックスは防いでいる。


けれど。


「自信を持つのもわかるけど」


エルディナは小さく呟く。


レオナルトの剣は、確かに伸びている。


私が留学前より身体は大きくなった。


筋力もついた。


努力したのだろう。


だが。


それでも。


――届いていない。


「そろそろ決めて良いですよ、レオナルト様」


取り巻きの声。


「そうです! セルディアの客人に恥をかかせてもしょうがないですよ!」


エルディナは眉をひそめる。


「弟をいじめて欲しくないんだけど」


レオナルトは、まだ気づいていない。


なぜ。


自分の剣が、すべて防がれているのか。


おそらく。


内心では、焦っているはずだ。


その証拠に。


もう、肩で息をしている。


そして。


レオナルトが、また踏み込んだ。


一直線の突き。


鋭い。


けれど。


その瞬間。


レックスの棍棒が動いた。


軽く。


ほんの少しだけ。


剣の軌道を外す。


そして。


レックスが、間合いに入った。


――速い。


気づいた時には。


レックスの棍棒が、レオナルトの剣を押さえていた。


ぐ、と。


レオナルトの腕が止まる。


その顔が歪む。


まるで。


剣が何倍も重くなったかのような感覚。


エルディナは静かに言う。


「終わりよ、レオナルト」


弟の目を見る。


「出来れば、この敗北を糧にしなさい」


次の瞬間。


レックスの腕が動いた。


弾く。


ねじる。


そして――レオナルトの手から、大剣が宙に舞った。


カラン。


剣が地面に落ちる。


レオナルトの目が、限界まで見開かれる。


レックスは、静かに言った。


「……武器」


少し困ったような声。


「落ちました」


エルディナは手を上げた。


「そこまで!」


勝負あり。


裏庭が、静まり返る。


いつの間にか。


取り巻きの声は消えていた。


隣では。


ミレーネが小さくガッツポーズをしている。


……まったく。


あの子は。


そして。


レオナルトは。


しばらく、動かなかった。



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



これで、良かったのだろうか。


僕は棍棒を肩に担ぎながら、そんなことを考えていた。


狙い通りではあった。


武器を落とさせる。


怪我はさせない。


それで一本。


兄貴との訓練で、何度もやってきた形だ。


……うん。


技術的には成功している。


でも。


目の前のレオナルト様は、かなり気の毒そうだった。


さっきまで握っていた剣が地面に落ちている。


本人は、まだ立ち尽くしたままだ。


視線は下。


動かない。


……あれ? 僕は首をかしげる。


一本取られた後のガロード兄貴なら。


「さて、次やるぞ」


と言わんばかりに、すぐ構え直す。


むしろ楽しそうに笑っているくらいだ。


だから僕は。


今回も、そういう感じになると思っていた。


でも。


違った。


周囲の人たちも、何と言えばいいのか分からない顔をしている。


取り巻きの騎士たちも。


庭の空気は、妙に重い。


……え、これ。


もしかして、やらかした?そんな不安がよぎった、その時だった。


「いやー! 久しぶりに面白い手合わせでした!」


裏庭に、やたら元気な声が響いた。


もちろん。


ミレーネさんだ。


しかも、かなりの大声。


「レオナルト様、かなり強くなってましたよ!」


取り巻きたちが、ぴくっと顔を上げる。


「でも、レオナルト様、だめですよ」


ミレーネさんは腕を組みながら言う。


「レックス君の武器は棍棒ですよ?」


「それに剣を相手にするような戦い方をやってはいけません」


……あれ?


「慣れない相手だったのでしょーがないですね」


わざとらしいくらいの声量で続ける。


「それに対して」


ミレーネさんが、今度は僕を見る。


にやりと笑う。


「レックス殿は、さすがですね」


その言葉を、ゆっくり区切る。


「あの武人オルグラード卿の弟子だけあります」


取り巻きたちがざわめく。


「色々な戦い方を知っていますね!」


沈黙していた騎士たちが、一斉に頷き始めた。


「あ、ああ! そうだ!」


「さすがでした!」


「武人の戦い方だ!」


さっきまでの空気が、嘘みたいに変わる。


……なるほど。


僕はようやく理解した。


レオナルト様は、僕に負けたわけじゃない。


棍棒という慣れない武器に負けた。


そして。


武人オルグラードの戦術と流儀に負けた。


そういう話に、すり替わったのだ。


ミレーネさん、すごいな……。


そんなことを思っていると。


エルディナ様が静かに口を開いた。


「レオナルト」


弟の方を見る。


「貴方の慢心が生んだものです」


声は厳しい。


「以後、精進なさい」


しばらく沈黙。


そして。


「……はい」


小さく答えるレオナルト様。


彼はゆっくりしゃがみ込む。


地面に落ちた大剣を拾った。


それから。


僕の方を向く。


そして。


静かに、一礼した。


僕も慌てて頭を下げる。


顔を上げると。


レオナルト様はもう背を向けていた。


そのまま、足早に裏庭を去っていく。


取り巻きの騎士たちも、慌てて後を追う。


「はい! 解散解散!」


ミレーネさんが手を叩く。


「見世物は終わりですよー!」


その声に押されるように。


残っていた人たちも、次々と散っていった。


気がつけば。


裏庭には三人だけ。


僕と。


エルディナ様。


そしてミレーネさん。


僕は恐る恐る口を開く。


「あの……」


すると。


エルディナ様が、くるりとこちらを向いた。


その目は、少しだけ楽しそうだった。


「レックス君」


にっこり笑う。


でも。


その目の奥には、別の光がある。


「お茶に付き合いなさい」


静かな声。


「色々、お話したいことがあるから」


……ああ。


これは。


たぶん、逃げられないやつだ。


僕は小さく息を吐いた。



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

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