ヴァルディア男爵領の死闘(前編)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
風が、戦場を裂いた。
デルタの装甲肩当てが、鋭く切り裂かれる。
金属片が石畳に跳ねた。
「これは……」
デルタが小さく呟く。
視線の先に、銀髪の影。
ガロードがいた。
だが次の瞬間、姿が消える。
―― 足音がほとんどしない疾走?
いや、違う。
デルタの瞳が細められる。
彼は帝国戦闘種族。
視覚だけに頼る戦いなど、とっくに捨てている。
気配。
風圧。
呼吸。
それらすべてを戦闘情報として読む。
いくら速く動こうと。
動きには必ず癖がある。
予測し、追い詰めることはできる――
そのはずだった。
―― ドンッ!!
衝撃。
デルタの脇腹を、見えない拳が貫いた。
石畳が砕ける。
衝撃音が、わずかに遅れて響いた。
「……僕でも捕えられない動きか」
氷青の瞳が、静かに細められる。
次の瞬間。
背中。
脚。
腕。
衝撃が連続して走る。
連撃。
ガロードは止まらない。
獣の速度で、デルタを翻弄する。
デルタの身体に、確実にダメージが蓄積していく。
そして――
はじめて。
デルタは劣勢に立たされた。
「さっきとは別人だね、ガロード」
口角がわずかに上がる。
「実に興味深い」
ガロードの拳が頬を打ち抜く。
デルタは後退する。
だが、目は静かだった。
彼は、あえて数発の攻撃を受けた。
そして理解する。
「……そうか」
血を拭いながら呟く。
「そんな生き物がいるとはね」
デルタの視界で、ガロードが駆ける。
その動き。
理解した。
豹。
そして、狼。
二つの捕食者の動きが混ざっている。
豹のような”飛びかかる捕食者”。
大ジャンプ。
空中移動。
瞬間接近。
そして――
狼のような”追い詰めるハンター”。
地面を滑る疾走。
長距離を走り続ける持久力。
一直線の高速追跡。
二つの狩りの型。
それを同時に使っている。
「なるほど」
デルタは小さく笑う。
「予測が成立しないわけだ」
これだけの選択肢。
これだけの速度。
いかに戦闘種族といえど、完全には読めない。
そして。
風が止んだ。
ガロードが姿を現す。
琥珀の瞳。
獣のように光る。
呼吸は荒い。
だが視線は、ただ一つ。
目の前の獲物。
デルタだけを捉えていた。
ガロードは低く構える。
四足の獣のように。
石畳を爪が掴む。
「なるほど」
デルタは静かに呟いた。
「まさに疾風の獣だ」
「美しいな」
そして冷静に判断する。
総合的な地力は、自分が上。
だが ――
速度では及ばない。
ならば。
戦い方を変える。
次の瞬間。
ガロードが動いた。
風が走る。
デルタは、構えを解いた。
防御しない。
迎撃もしない。
ただ、そこに立つ。
ガロードの瞳が細くなる。
だが止まらない。
疾風の爪が振り抜かれる。
―― ズブリ。
爪が、デルタの胸を貫いた。
肉を裂く感触。
血が溢れる。
勝負が決まった。
そう見えた。
だが。
驚愕の表情を浮かべたのは――
ガロードだった。
「……捕えたよ」
デルタの声は、静かだった。
胸の筋肉が収縮する。
ガロードの腕を締め上げる。
抜けない。
完全に固定された。
さらに。
デルタの左手が伸びる。
ガロードの腕を掴む。
逃がさない。
そして。
右手。
刻印のある掌が――
ガロードの胸へ押し当てられる。
密着。
魔力が圧縮される。
デルタの瞳が静かに細められる。
「実に燃えたよ」
その声は、いつも通り落ち着いていた。
「ありがとう、ガロード」
次の瞬間。
掌の刻印が輝く。
圧縮された魔力が解放された。
――ドォンッ!!
極大の衝撃。
爆発。
至近距離。
衝撃が直接、ガロードの心臓へ叩き込まれる。
ガロードの身体が震える。
そして――
血。
口から、大量の血が噴き出した。
「……ッ」
膝が崩れる。
視界が揺れる。
そして。
ガロードの身体は、そのまま石畳に倒れ込んだ。
風が、止んだ。
戦場に、静寂が落ちる。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
デルタはガロードを見下ろした。
石畳の上に、銀髪の少年が倒れている。
動かない。
「呼吸停止」
静かな声で確認する。
「心臓停止」
氷青の瞳がわずかに細まる。
ガロードは完全に沈黙していた。
デルタは小さく息を吐く。
「さて……急がねばならないな」
胸にはまだ痛みが残っている。
腕も、脚も、鈍く重い。
だが。
この程度の損傷なら問題ない。
下にはエルディナがいる。
あの指揮官を殺せば、この戦いは終わる。
さらに。
シグマが到着すれば、勝敗は決まる。
デルタは踵を返した。
ガロードに背を向ける。
戦闘が終わった直後。
身体がわずかに緩む。
それは ――
デルタがこの戦いで初めて見せた、致命的な隙だった。
ドクンッ。
鼓動。
その音が、背後から聞こえた。
デルタの瞳がわずかに開く。
次の瞬間。
―― ザシュッ!
鋭い衝撃。
左膝が裂かれる。
半ば切り裂かれ、デルタの身体が大きく揺れた。
体勢が崩れる。
振り向く。
そこにいたのは ――
「……馬鹿な」
死んだはずの男。
ガロードが立っていた。
口元から血を垂らしながら。
琥珀の瞳が、獣のように光っている。
その瞬間。
ズブリ。
鈍い感触。
デルタの胸から、何かが突き出た。
銀色の爪。
ガロードの抜き手が、胸を貫いていた。
「……あんた」
ガロードの声は掠れていた。
「獣人と戦ったことねえだろ」
血を吐きながら笑う。
「だから……見誤ったんだ」
デルタは黙っていた。
脳裏に、一つの言葉が浮かぶ。
―― そして強力な生命力。それがお前たちだ。
オルグラードの声。
ガロードは続けた。
「心臓と……周りの筋肉」
「最大まで固めた」
息が荒い。
「……なんとか耐えた」
デルタは静かに頷いた。
なるほど。
つまり。
死んだふり。
心臓停止の偽装。
そして ――
反撃。
「……分の悪い賭けだな」
デルタは言った。
「頭を攻撃されたらどうするつもりだった?」
ガロードは笑った。
血まみれの顔で。
「……あんたはやらねえ」
デルタの瞳がわずかに揺れる。
「相手が死ぬとき」
ガロードの声が低くなる。
「表情を見るタイプだ」
静寂。
デルタは小さく息を吐いた。
「……そうか」
理解した。
最後の最後で。
読まれていた。
ずるり、と。
ガロードの爪が胸から抜けた。
後ろで、身体が倒れる音。
ガロードが崩れ落ちた。
もう立てないのだろう。
デルタはそれを感じ取った。
「やれやれ」
自分の胸を見下ろす。
大きな穴が空いていた。
「こんな風穴を開けられるとはね」
だが。
デルタ自身も理解していた。
これは致命傷だ。
戦闘種族。
彼らの身体には一つの仕組みがある。
敗北時。
機密保持のための装置。
最悪。
敵を巻き込んで死ぬためのもの。
自爆コード。
すでに起動している。
デルタは苦笑した。
「……無粋だな」
こんな最後は。
彼の美学ではない。
デルタは空を見上げた。
そして。
城壁の縁へ歩く。
振り返らない。
そのまま ――
身を投げた。
数秒の沈黙。
次の瞬間。
轟音が城壁の下から響いた。
大地が揺れる。
爆炎が夜を染める。
そして。
すべてが静かになった。
ガロードとデルタ。
二人の死闘は、ここで終わった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
静寂の礼拝堂。
割れたステンドグラスから、光が差し込んでいる。
血の匂いが、冷たい石床に漂っていた。
シグマが、ふっと足を止める。
そして、ゆっくりと背後を振り向いた。
「……デルタ」
小さく呟く。
しばらく沈黙し、口元が歪む。
「敗北したのか」
声には驚きがなかった。
ただ、つまらなさそうだった。
「王国人ごときに遅れを取るとは」
肩をすくめる。
「作戦に支障が出るな」
黒鉄の装甲が、かすかに鳴った。
シグマは再び歩き出す。
「童が行けばよいだけだ」
礼拝堂の奥。
そこには一人の少年が立っていた。
全身が斬り裂かれている。
服は血で重くなり、呼吸も荒い。
それでも――
レックスは倒れていなかった。
シグマは赤紫の瞳で彼を見下ろす。
「ねえ」
ゆっくり首を傾ける。
「人間って」
微笑む。
「どうしてそんなに弱いの?」
礼拝堂の中に、その声が静かに響いた。
レックスは答えない。
ただ、棍棒を握る手に力を込める。
呼吸を整える。
一ミリの体力も無駄にできない。
右手の掌が、淡く光る。
刻印魔法。
治癒。
温かな力が身体に流れ込む。
裂けた筋肉が、わずかに繋がる。
だが。
それよりも ――
レックスの頭に残っている言葉があった。
デルタ。
敗北した。
つまり。
兄貴が勝った。
ガロードが、あの怪物を倒した。
レックスの口元が、わずかに緩む。
―― 倒せるんだ。
この敵は、怪物だ。
自分より、はるかに強い。
それでも。
―― 倒せる。
レックスの瞳に光が戻った。
その変化を見て、シグマは眉をひそめる。
「……終わりじゃ」
その声と同時に、魔剣が閃いた。
雷の軌跡。
黒い刃が一直線に走る。
だが。
レックスは動かなかった。
集中する。
今なら。
今だけなら。
剣の軌道。
肩の振り。
腕の角度。
全部、見える。
レックスの棍棒が振り上がる。
ガキィンッ!!
重い衝撃音。
黒い魔剣が弾かれた。
シグマの目が、わずかに開く。
「まだだ!」
レックスが踏み込む。
その瞬間。
世界が変わった。
音が消える。
空気が止まる。
時間が ――
ゆっくり流れ始めた。
レックスの視界の中で。
シグマが動いている。
だが。
とても遅い。
剣を戻す。
身体をひねる。
回避の動き。
すべてが見える。
これは幻かもしれない。
夢かもしれない。
それでもいい。
今、この瞬間。
レックスは迷わない。
棍棒を振り抜く。
黒い軌跡。
シグマの頬を掠めた。
ザシュッ。
軽い音。
赤紫の髪が、数本、宙を舞う。
月光の中で。
ゆっくりと落ちていく。
時間が戻った。
シグマが一歩下がる。
そして。
手を頬に当てた。
そこには、浅い傷。
指先に、血がつく。
礼拝堂の空気が変わった。
シグマの瞳が細くなる。
床に落ちる髪。
赤紫の糸が、静かに散る。
次の瞬間。
シグマの顔が、憎悪に歪んだ。
「……貴様」
低い声。
「妾の髪を」
魔剣が唸る。
礼拝堂の空気が、殺気で満ちた。
「許さぬぞ」
雷光が、再び走った。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
礼拝堂の空気が変わった。
床に落ちた赤紫の髪。
それを見下ろしながら、シグマはゆっくりと笑った。
だが、その笑みは先ほどまでの余裕とは違う。
どこか、愉しげだった。
「妾の髪を斬ったのは」
シグマは指先で髪を拾い上げる。
月光に照らされた赤紫の糸。
それを見つめながら、口元を歪めた。
「貴様が初めてじゃ」
ゆっくりと剣を構える。
その瞬間。
シグマの姿が――
消えた。
「だから」
礼拝堂のどこからか声が響く。
「嬉しいわ」
レックスの視界には何もいない。
だが、声だけが空間を這う。
反射的に棍棒を構える。
どこだ。
どこから来る。
次の瞬間。
ドンッ!!
爆発のような音。
床石が砕けた。
石の破片が宙に舞う。
クレーターのような穴が礼拝堂の床に刻まれる。
レックスの背筋が凍った。
その音は――
上からだった。
「……っ!」
反射的に天井を見上げる。
そこにいた。
天井の石壁に、まるで張り付くように立っている女。
黒鉄の鎧。
深紅のマント。
シグマが、逆さにレックスを見下ろしていた。
「嘘だろ……!?」
レックスの声が震える。
一瞬だ。
本当に一瞬の間に。
あの位置まで跳躍した。
いや。
違う。
ただ跳んだのではない。
シグマが笑う。
「見えておらぬのかしら」
その瞬間。
天井が弾けた。
シグマの身体が落ちる。
いや ――
撃ち出された。
黒い弾丸。
マントが大きく広がる。
血の翼のように翻る布。
猛禽が獲物に襲いかかるように。
シグマが天から降ってきた。
「やばい!」
レックスは横へ跳ぶ。
だが。
その退路を雷が塞いだ。
バチバチバチッ!!
黒い魔剣から放たれた雷撃。
床石を焼き裂く。
逃げ場が消える。
その中心に。
雷鳴のような斬撃が落ちた。
ガキィン!!
レックスの棍棒が間に合う。
奇跡だった。
本当に、奇跡。
だが。
衝撃は消えない。
ドォンッ!!
骨の奥まで振動が突き抜ける。
レックスの腕が悲鳴を上げた。
感覚が、消える。
棍棒を握っているのかさえ分からない。
「……くっ」
歯を食いしばる。
こんな衝撃は初めてだ。
骨が軋む。
腕が砕けそうだった。
「まだ」
シグマの声が、すぐ近くで響く。
着地した彼女の足元。
床石が削れている。
「まだ諦めない顔をしている」
シグマが一歩踏み込む。
ドンッ!!
再び爆音。
床石が砕けた。
またクレーター。
その瞬間。
レックスの頭の中で何かが繋がった。
……違う。
剣じゃない。
レックスはクレーターを見る。
床。
天井。
壁。
同じ跡がある。
踏み込み。
いや――
発射。
シグマの脚。
黒鉄の具足。
そこに刻まれた刻印魔法。
魔力を爆発させることで。
踏み込みの瞬間に。
身体を弾丸のように撃ち出している。
「そうか……」
レックスが呟く。
「移動じゃない」
シグマが笑う。
「ほう?」
レックスの視線が鋭くなる。
「発射だ」
シグマの瞳が、わずかに細くなる。
レックスは理解した。
この敵は。
剣の軌道を見る相手じゃない。
シグマ自身が――
剣だ。
壁を蹴る。
天井を蹴る。
床を砕く。
空間を縫うように襲いかかる。
人型の刃。
狂気の弾丸。
シグマが両腕を広げる。
雷が剣に集まる。
「さあ」
瞳が妖しく光る。
「もっと妾を」
雷熱が礼拝堂を満たす。
床石が赤く焼ける。
蒸気が上がる。
レックスの足元の石が、泡立つように沸騰した。
逃げ場が、消えていく。
「高ぶらせよ!」
雷光が爆ぜた。
礼拝堂が、戦場へと変わる。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
雷熱が礼拝堂を満たしていた。
床石は赤く焼けている。
蒸気が白く立ち上る。
石が、まるで煮え立つ鍋のように泡を吹いていた。
その中心に、レックスは立っている。
逃げ場は、もうほとんど残っていない。
棍棒は、辛うじて握れている。
だが腕の奥から伝わる鈍い痛みが、骨にまで届いた衝撃を物語っていた。
「ふふ……」
気配。
気付いた時には、もう遅い。
シグマが目の前にいた。
息が触れる距離。
レックスの瞳が揺れる。
「よく見れば」
シグマが首を傾げる。
赤紫の髪がさらりと揺れた。
「整った顔立ちじゃな」
レックスの頬を伝う血。
それを、シグマが小指の先ですくい取る。
そして、ゆっくりと舐めるように眺めた。
「ああ……」
愉悦が声に滲む。
「これが、童を愉しませた男の血の色か」
瞳が妖しく細くなる。
「とても良い」
レックスの身体が動いた。
反射だった。
棍棒が横薙ぎに振るわれる。
だが。
空を切る。
シグマは、そこにいなかった。
「良い反応じゃ」
背後から声。
レックスが振り返る。
そこに立つシグマは、心底楽しそうに笑っていた。
「実に良い表情じゃ」
次の瞬間。
ドンッ!!
床が砕ける。
シグマの姿が消えた。
天井。
黒い影がそこにある。
さらに踏み込む。
刻印が輝く。
石が弾ける。
破片が雨のように降る。
「童の」
シグマの声が、上から落ちてくる。
「更に美しい舞を見ると良い!」
壁へ跳ぶ。
そこからさらに踏み込む。
ミシリ、と壁が悲鳴を上げた。
蜘蛛の巣のように亀裂が広がる。
マントが広がる。
血の翼。
猛禽が獲物を見定めるように。
その瞬間。
レックスと、シグマの目が合った。
―― 来る。
ゴッ。
世界が、変わる。
一秒が。
十秒にも引き伸ばされる。
あの感覚。
極限の集中。
シグマの身体が見える。
雷の軌道。
剣の角度。
着地点。
全部が見える。
「今しかない!」
レックスの胸が光る。
刻印魔法。
身体強化。
心臓が爆発するように鼓動する。
血が燃える。
筋肉が軋む。
身体が軽くなる。
レックスは踏み込んだ。
ギィィン!!
金属が悲鳴を上げる。
シグマの魔剣。
それを、棍棒が受け止めていた。
衝撃が礼拝堂を震わせる。
まるで地面を叩き割ったような感触。
だが。
レックスは、退かない。
全身の力を込める。
押し返す。
「ほう」
シグマの目が見開かれた。
驚きではない。
歓喜だ。
「面白い」
唇が歪む。
「まだ童を愉しませるか」
瞳が狂気に染まる。
「王国人よ」
レックスの背筋が凍る。
……まずい。
まだ、ある。
シグマの具足が、さらに輝いた。
雷光が強まる。
「蹴る場所がなければ」
シグマが囁く。
「舞えぬとでも思ったか?」
その瞬間。
空中で ――
爆発。
ドンッ!!
衝撃が弾ける。
シグマの身体が、さらに加速した。
レックスの視界から消える。
「な――」
空中に放り出される感覚。
違う。
レックスの身体が吹き飛ばされていた。
地面を削りながら滑る。
石が砕ける。
火花が散る。
シグマは床に着地する。
剣を突き刺し。
その勢いを止める。
ガキィン!!
黒い刃が石を貫いた。
その瞬間。
ドォンッ!!
レックスの身体が、壁へ叩きつけられた。
礼拝堂の石壁が、大きく揺れた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇




