守りたい
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
アルヴィンの顔は、見るからに血の気を失っていた。
青ざめたまま、言葉を失う。
口を開くが、声が出ない。
そして体を震わせた次の瞬間。
「……っ!」
脱兎のごとく走り出した。
誰にも声をかけず。
振り返りもせず。
訓練場の出口へ向かって逃げ去っていく。
その背中に、誰も声をかけなかった。
ミレーネ・クラウディアは思わず立ち上がっていた。
視線の先。
訓練場の中央。
そこには、剣を下ろした少年が立っている。
レックス。
その前で。
ギルベルトは地面に膝をついていた。
――信じられない。
ミレーネは、ゆっくりと周囲を見回した。
幻覚ではないかと思ったのだ。
だが違った。
観客席の武人たちが、皆同じ顔をしている。
言葉を失い。
目を見開き。
息を飲んでいる。
そして。
武で名を馳せた男 ―― グレイヴァス・ヴァルディア閣下。
その拳が、ぎゅっと握られていた。
震えている。
興奮を抑えきれない。
剣を使う者なら分かる。
今の一撃が、どれほどのものだったのか。
理屈ではない。
技術だけでもない。
あれは ―― 剣士の魂だ。
あんなものを見せられて。
胸が震えない剣士などいない。
エルディナの侍女たちが手を取り合っていた。
「勝ちましたわ!」
「レックス様が!」
小さな歓声。
まるで祭りのような騒ぎ。
ミレーネは視線を横に向けた。
自分の主。
エルディナ・ヴァルディア。
その表情を見た瞬間。
ミレーネは思わず息を止めた。
―― ああ。
これは。
エルディナの顔が。
輝いていた。
本当に光を放つように。
こんな笑顔は。
幼い頃から見てきたミレーネでも、初めてだった。
胸の奥で思う。
(レックス君……)
小さく呟く。
「これは……それなりの責任を取ってもらわないといけませんね」
完全に。
エルディナ様を落としている。
ガロードは腕を組んでいた。
琥珀色の目が細くなる。
口元に牙のような笑み。
「へっ」
鼻で笑う。
そして。
ぐっと親指を立てた。
レックスに向けて。
「やるじゃねえか」
声は届かない距離。
だが。
確実に伝わる仕草だった。
「……けどな」
ぼそりと言う。
「まだ俺から四本目は取らせねえぞ」
その言葉は。
挑発ではない。
約束だ。
兄貴分の笑みだった。
その時だった。
「こんなことは……!」
地面に膝をついていたギルベルトが立ち上がる。
顔を歪め。
声を荒げた。
「ありえない! 無効だ!」
その瞬間。
空気が冷えた。
観客席。
ヴァルディア側だけではない。
ヴァルハイト側の貴族たちの視線も冷たくなる。
決闘の結果を否定する。
それは。
貴族の誇りを否定する行為だった。
低い声が響く。
「見苦しいぞ」
全員の視線が向く。
アルドリック・ヴァルハイト侯爵。
その表情は動いていない。
「決は変わらん」
静かな声。
だが、絶対だった。
ギルベルトの体が固まる。
「……しかし」
言いかける。
その瞬間、侯爵の視線が落ちた。
それだけで、ギルベルトの言葉は止まった。
逆らえない。
項垂れる。
剣を鞘に戻す。
そして、ぎこちない礼をした。
そのまま、無言で訓練場を去っていく。
背中は小さかった。
エルディナの視線の先。
レックスが立っている。
剣を鞘に戻したばかり。
こちらを見つけると。
少し困ったような笑顔で。
手を振った。
「……」
エルディナの胸がぎゅっと締まる。
二度。
命を救われた。
そして。
今度は。
男爵領まで救ってくれた。
言葉が出ない。
胸の奥に。
溢れるものがある。
これは何だろう。
尊敬。
感謝。
それとも――「レックス君……」
小さく呟く。
「あなたは……」
言葉が続かない。
レックスは鞘に戻した瞬間。
ぞわりとした。
背筋に冷たいものが走る。
何だこれ。
嫌な気配。
視線を上げる。
そこにいたのは。
アルドリック・ヴァルハイト侯爵。
「うわ」
内心で思う。
圧が凄い。
本当に凄い。
呼吸が重い。
周囲は騒いでいるのに。
この人の周りだけ、空気が違う。
(やばい)
冷や汗が出る。
特使様には言われた。
「セルディアの名誉のため勝て」
だから勝った。
でも。
これ。
侯爵家の面子。
完全に潰してない?
(これ、処刑コースじゃない?)
最悪の想像が頭をよぎる。
レックスは慌てて頭を下げた。
「失礼します、アルドリック・ヴァルハイト侯爵様」
そして。
そのまま。
静かに。
そっと。
逃げようとする。
選択肢は一つ。
撤退。
だが。
「……待て」
低い声。
止まる。
レックスの体が完全停止した。
(逃走失敗)
終わった。
相手は大貴族。
侯爵家の恥を晒した。
理由としては十分だ。
打首とか普通にありえる。
沈黙。
一秒が異様に長い。
そして。
侯爵の声が落ちた。
「見事だ」
レックスは固まる。
「これからも期待する」
静かな声だった。
そのまま足音が遠ざかっていく。
去った。
本当に?
レックスは頭を下げたまま答える。
「はい。
精進いたします」
顔は上げない。
絶対に上げない。
完全に足音が消える。
その瞬間。
レックスは小さく呟いた。
「……今度こそ終わった」
心の底からの声だった。
公式模擬戦は――これにて終了した。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
訓練場から控室へ戻ってきた瞬間。
レックスはようやく、現実に帰ってきた気がした。
さっきまでの空気は、まるで別世界だ。
命を削るような緊張。
剣の音。
張り詰めた視線。
それらが嘘のように、控室の空気は穏やかだった。
「レックス」
声をかけてきたのはエルディナ・ヴァルディアだった。
一歩前に進み出る。
その手には、竹刀袋。
レックスの棍棒が入っている袋だ。
差し出される。
レックスはそれを受け取った。
「ありがとうございます」
袋を手にした瞬間、胸の奥の力が抜ける。
やっぱりこれが落ち着く。
軽く笑った。
安心したような笑顔だった。
だが。
――?
レックスは小さく首を傾げた。
(今……)
(目を逸らされた?)
エルディナが視線を外していた。
完全に背けるわけではない。
ちらりと目が合う。
そして。
すぐに逸れる。
また少しして。
目が合う。
そして。
また逸れる。
それが、何度か繰り返された。
(え、何これ)
レックスは困惑する。
(僕、何かやった?)
その様子を見ていた人物がいた。
ミレーネ・クラウディアは天を仰いだ。
(な、何やっとんじゃー……)
頭を抱えたくなる。
(レックス君……)
(君は鈍感朴念仁属性か!)
思わず恨みがましい視線を送る。
(そこまで分かりやすいのに!)
心の中で叫ぶ。
次に視線をエルディナへ。
(そしてエルディナ様!)
(こういう時は押しの一手です!)
断言する。
(絶対落とせます!)
今なら確実だ。
だが。
当の本人は。
視線を逸らしてモジモジしている。
(ヘタレだ……)
ミレーネは目を覆った。
(エルディナ様、しっかりしてください)
(そのままだと……)
(『ヘタレえる』とか呼ばれますよ!)
侍女たちはというと。
その横で手を握り合っていた。
「エルディナ様……尊い……」
「可愛い……」
完全に観賞モードだった。
その時だった。
「レックス君」
声がかかる。
セルディアの使者だった。
レックスは慌てて姿勢を正す。
「はい」
「君のおかげでセルディアの面子は保たれた」
使者は穏やかに言った。
「感謝する」
「いえ、そんな……」
レックスは頭をかく。
「我々の予定だが」
使者は続けた。
「明日の継承の式典が終われば」
一拍。
「セルディアへ帰還する」
控室の空気が、少しだけ変わった。
エルディナの胸が小さく揺れる。
――帰る。
レックスが。
セルディアへ。
それは決まっていること。
最初から分かっていたこと。
だが。
改めて言葉にされると。
胸の奥が、ぎゅっと締まった。
(……帰る)
エルディナは静かに俯いた。
青い瞳が揺れている。
その事実を。
今、改めて実感してしまったのだった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
小さな魔力灯だけが灯る部屋だった。
薄暗い。
光は弱く、壁の影を大きく揺らしている。
部屋の中央。
小さなテーブル。
その両側にソファーが置かれていた。
その片方に座るのは――豹。
顔は覆面で隠されている。
豹の意匠の仮面。
目の部分は黒い布で覆われ、表情は一切見えない。
外套はゆったりとしていた。
体格すら分からない。
ただ。
そこにいるだけで。
空気が冷える。
向かいのソファーには、もう一人の人物が座っていた。
その男は苛立った様子でテーブルを指で叩く。
「明日は爵位の継承式だ」
乱暴な声。
「もう、そこで決着をつけるしかない」
苛立ちは隠そうともしていない。
豹は動かない。
黙って聞いている。
男は続けた。
「出席するヴァルディア男爵領の連中」
口元が歪む。
「もちろんヴァルハイト侯爵も含めてだ」
そして。
低く言い放った。
「全員、殺せ」
静寂。
魔力灯の炎だけが小さく揺れる。
しばらくして。
豹が口を開いた。
「……数が多い」
声は低い。
氷のように冷たい。
感情の色がない。
「一人では無理だ」
男の顔が歪む。
「ならどうする!」
声が荒くなる。
テーブルを拳で叩いた。
魔力灯がわずかに揺れる。
豹は少しも動じない。
「アフターフォローは万全です」
淡々と言った。
まるで天気の話でもするかのように。
「対処のため、手勢を加えたい」
一拍。
「よろしいですか?」
男は鼻で笑った。
「報酬など払わんぞ」
「アフターフォローですよ」
豹はすぐに答えた。
「追加料金は不要です」
男は一瞬考える。
そして。
肩をすくめた。
「……よかろう」
椅子から立ち上がる。
「存分にやれ」
吐き捨てるように言う。
そのまま扉へ向かった。
扉が開く。
冷たい廊下の空気が流れ込む。
男は振り返りもせず部屋を出ていった。
扉が閉まる。
再び部屋は静かになった。
魔力灯の小さな光。
机。
ソファー。
そして――豹。
完全に一人。
そのはずだった。
豹はゆっくりと背もたれに体を預けた。
仮面の奥から声が漏れる。
「……お聞きで?」
静かな声。
誰もいない空間に向けて。
数秒。
沈黙。
だが豹は待つ。
そして。
まるで返事を聞いたかのように。
「はい」
短く答えた。
「手筈通りに」
誰に向けた言葉なのか。
部屋には誰もいない。
だが。
豹は確信しているようだった。
ゆっくり立ち上がる。
外套がわずかに揺れた。
仮面が魔力灯の光を受ける。
豹の影が壁に大きく伸びる。
「さて」
その声には、わずかな愉悦が混じっていた。
「本来の仕事を始めるとしようか」
魔力灯が小さく揺れた。
部屋の闇が、少しだけ深くなった気がした。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ヴァルディア男爵の継承の儀。
その開始が、刻一刻と近づいていた。
儀式は屋敷中央の礼拝堂で行われる。
白い石で造られた建物。
高い尖塔。
色ガラスの窓から朝の光が差し込む。
普段は静かな礼拝堂だが、今日は違った。
各家の紋章旗が掲げられ、貴族たちが続々と集まっている。
空気はどこか張り詰めていた。
その礼拝堂の外。
警備の任務に就く二人の名があった。
レックスとガロード。
セルディア使者の護衛として、礼拝堂周辺の警戒を担当している。
しかし。
その朝。
レックスが目を覚ましたとき、ガロードの姿はなかった。
召使いの話によると。
彼は夜明け前に食事を済ませ、そのまま外へ出ていったらしい。
「警戒に出た」
とだけ言い残して。
儀式の時間になれば礼拝堂へ向かう。
そう伝言が残されていた。
―― 兄貴らしいな、と思った。
待つより動く人だ。
きっと何か気になることがあったんだろう。
……それに。
昨日の試合。
ギルベルトとの戦いのあとだ。
僕に気を使ってくれたのかもしれない。
そう思うことにした。
僕は軽く伸びをして、着替えを終える。
棍棒の袋を肩にかけた。
「よし」
小さく気合を入れる。
外へ出ようとした、その時だった。
扉がノックされた。
開くと、立っていたのはエルディナの侍女だった。
「レックス様」
丁寧に一礼する。
「エルディナ様がお呼びです」
僕は一瞬、眉を上げた。
「また……悪い虫よけじゃないですよね?」
以前の出来事を思い出して、念のため聞く。
侍女は少しも動じなかった。
「お急ぎください。
時間がありません」
……否定はしてくれないんだ。
「わかりました」
僕は頷いた。
数分後。
エルディナの部屋の前に立っていた。
侍女が扉を軽く叩く。
「失礼します、エルディナ様」
「”レックス様が”御用があるとのことなのでお連れしました」
次の瞬間。
部屋の中から声がした。
「ひゃっ!?」
完全に驚いた声だった。
僕はゆっくりと侍女を見る。
……またか。
侍女は涼しい顔で言った。
「悪い虫よけではございません」
全く悪びれていない。
むしろ誇らしげですらある。
部屋の中から、慌てた声が聞こえた。
「は、入ってもらってください!」
かなり落ち着かない声だった。
侍女は微笑んで僕を見た。
「エルディナ様の許可を得ました」
「どうぞ」
「は、はい」
なぜか僕まで緊張してきた。
一度、大きく深呼吸する。
「……失礼します」
扉を開けて部屋へ入る。
そして。
僕は言葉を失った。
部屋の中央。
そこに立っていたのはエルディナ様だった。
継承式に出席するための装い。
ドレス姿だった。
派手ではない。
だが、目を奪われる美しさがあった。
淡い蒼色のドレス。
朝の光を受けて、水面のように柔らかく輝く。
胸元には控えめな銀糸の刺繍。
腰は細く絞られ、裾はゆるやかに広がっていた。
動くたび、布が静かに揺れる。
気品と清楚さを兼ね備えた装いだった。
髪も普段とは違う。
金糸の髪は後ろで軽く編み込まれ、半分だけ結い上げられている。
残りの髪は肩へ柔らかく流れていた。
小さな青い宝石の髪飾り。
それが瞳の色とよく似合っている。
エルディナは少し頬を赤くしていた。
それでも、まっすぐ僕を見る。
どこか緊張した笑顔だった。
「……レックス君」
少しだけ声が震えている。
「その……」
一歩だけ近づく。
そして。
小さく微笑んだ。
「似合っていますか?」
その問いは。
どこか、勇気を振り絞ったようだった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ヴァルディア家令嬢の私室。
それだけで、レックスにとっては落ち着かない空間だった。
柔らかな絨毯。
窓から差し込む朝の光。
香りの良い花が飾られた小さな机。
そして。
部屋の中央に立つ少女。
淡い蒼色のドレスを纏ったエルディナ。
その姿は、いつもよりもずっと大人びて見えた。
レックスは思わず視線を逸らす。
だが。
それでも言葉を絞り出した。
「その……」
胸がやけにうるさい。
僕はこんなに緊張するタイプだったっけ。
でも。
言わないといけない気がした。
「エルディナ様は……とても、きれいです」
語彙が足りない。
もっと気の利いた言葉があるはずなのに。
それでも。
言い切った。
エルディナは一瞬目を丸くした。
そして。
「ありがとう」
柔らかく微笑んだ。
頬がほんのり赤い。
その笑顔を見た瞬間。
僕の胸がさらにうるさくなる。
沈黙が落ちた。
会話が続かない。
部屋の時計の音だけが聞こえる。
エルディナが首を少し傾けた。
「あの……」
困ったように微笑む。
「レックスのご用事は何?」
―― しまった。
それを聞かれると困る。
「そ、それは……」
言葉が出てこない。
だって。
僕は呼ばれただけだ。
用事なんてない。
完全に挙動不審だったと思う。
エルディナはその様子を見て。
ふっと笑った。
肩が小さく揺れる。
「わ、笑わないでください」
僕は思わず言ってしまう。
どうにも情けない声だった。
エルディナは笑いをこらえながら言った。
「ごめんなさい」
「でも……」
「少し安心しました」
その言葉に、僕は首をかしげる。
するとエルディナは小さく言った。
「いつものレックス君だったから」
そのやり取りで。
二人の間の空気が、少しだけ柔らかくなった。
―― さっきの微笑み。
礼儀正しい、令嬢の笑顔。
それも綺麗だった。
でも。
今の笑い方の方が。
ずっといい。
「……何を考えたの?」
エルディナ様が聞いてくる。
僕は正直に答えてしまった。
「はい」
「今のエルディナ様の笑顔の方が……」
言葉が自然に出る。
「僕は好きです」
言った瞬間。
頭の中が真っ白になった。
――あれ?
――僕、今。
――とんでもないこと言ったんじゃない?
エルディナは、ぱちぱちと瞬きをした。
そして。
少しだけ身を乗り出す。
「レックス」
青い瞳が真っ直ぐ向けられる。
「私のことが好きなの?」
「き、嫌いなわけないじゃないですか!?」
慌てて否定した。
いや違う。
否定じゃない。
肯定だ。
でも。
なんか違う。
自分でもよく分からない。
エルディナは一瞬きょとんとして。
次の瞬間。
ぱっと笑った。
まるで太陽みたいな笑顔だった。
「レックス」
「は、はい」
「私のことは」
少しだけ間を置く。
そして。
「エルディナと呼んで」
その言葉に、僕は目を見開いた。
令嬢を名前で呼ぶ。
それは。
普通のことじゃない。
その時。
扉の外から声が聞こえた。
「エルディナ様」
侍女の声だった。
「お時間です」
継承式の時間。
エルディナの表情が変わった。
先ほどまでの少女の顔ではない。
領主家の人間の顔。
覚悟を決めた瞳だった。
それでも。
最後に、もう一度だけ。
優しい笑顔を見せる。
「レックス」
「はい」
「レックスは私の味方ですね」
静かな言葉。
だけど。
重みがあった。
そして。
少しだけ悪戯っぽく言う。
「守ってくださいね」
そう言って。
エルディナは扉へ向かった。
ドレスの裾が静かに揺れる。
扉が開き。
朝の光が差し込む。
レックスはその背中を見送った。
胸の奥が、熱い。
「……うん」
小さく呟いた。
「任せてください」
僕はまだ。
その言葉の意味を、全部は分かっていなかった。
それでも。
この時、確かに思ったんだ。
エルディナを。
守りたいって。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇




