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12歳美少女令嬢の華麗なる推理はいつも外れるのになぜか毎回犯人が捕まる

作者:伊織
最終エピソード掲載日:2026/10/14
1話完結型のコメディミステリー!どこからでもお読みいただけます。

彼女の推理は、必ず外れる。なのに、犯人は必ず捕まる。

セシリア・アッシュフォード、十二歳。

白金色の髪と宝石のような青い瞳を持つ、誰もが振り返る美少女子爵令嬢。

そんな彼女の夢は、王都一の名探偵になること。

「ふふん。わらわに解けぬ謎など、この世に存在せぬのじゃ!」

もっとも、彼女がこれまで読んだ推理小説は百二十七冊。犯人を当てたのは、わずか三回。

観察力は鋭い。記憶力も抜群。証拠だって正確に見つける。

ただし、そこから導き出す結論だけが、絶望的に間違っている。

彼女が自信満々に迷推理を披露するたび、周囲は大混乱。

それでも事件は解決し、犯人は捕まり、本人の名声だけが高まっていく。

「またしても、わらわの名推理が冴え渡ったのう!」

「お嬢様。恐れながら、推理は一つも当たっておりません」

「何を申す。犯人は捕まったではないか」

「……それは、そうなのですが」

これは、推理力以外は名探偵級の美少女令嬢が、華麗なる勘違いで王都の難事件を次々と解決してしまう物語。

なお、本人は最後まで自分の推理が外れていることに気づかない。

名探偵セシリア、本日も絶好調。

ただし、推理の正答率は限りなくゼロに近い。
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