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第9話 第2章 永遠の愛~AIロボと結婚? 4 愛の限界

モチオ「おいハヤト! なんで最近連絡してこねーニャ! 作戦会議も来ねーし!!」


モチオは、ポテトの匂いをかき消すような勢いでハヤトのテーブルに突撃した。


ハヤト「……は? 何言ってるの、君」


モチオ「何をとぼけてるニャ! おや、隣の女は誰ニャ? お母さんにしてはケバすぎるニャ! 揚げる前のポテトにしては 塩気のない女ニャ」


明美「なによ、この汚い猫! 失礼しちゃうわ! 私はハヤトの『彼女』よ!!」


モチオ「人と話するときは目を見て話せ! 失礼な奴ニャ!」


明美「見てるわよ!」


モチオ「それが目? 嘘つけ! ピクルスだろうが!!」


ハヤト「……あのさ、モチオ。いい加減にしてくれないかな。本当、勘弁してほしいよ」


モチオ「何を言ってやがる! お前の依頼を成功させるために、俺たちは必死で……!」


ハヤトは、冷え切ったポテトを見るような目でモチオを見下した。


ハヤト「……金? 金がもっと欲しいの? 成功報酬まで、もう全額払ったはずだよ。二度と関わらないでくれって言っただろ」


ハヤト「……ねえ、がり勉猫さん。あのAIロボ、ちゃんと『スクラップ』にしてくれたよね? そのために高い金を払ったんだから。……行こう、明美」


二人は、ゴミを見るような視線を残して去っていった。



モチオは、怒りで毛を逆立てることすら忘れ、一言も反論できなかった。

……。


モチオは、後ろに立つがり勉猫を、静かに、けれど鋭く睨みつけた。


ガリ勉猫は、ただ深く下を向き、一度もモチオと目を合わせなかった。


帰り道、猫たちの間に会話はなかった。


モチタ「……ハ、ハッピーセット買えてよかったね! みんなで食べようよ!」


モチクロ「わーーい、おもちゃ何かなー……」


二人の必死な空元気も、虚しく夜風に消えていく。


事務所に戻ると、ガリ勉猫は一言も発さず、奥の研究室へと消えた。




10分後。



再びリビングに現れたガリ勉猫の隣には。


ガリ勉猫「……黙っていて、申し訳ありません。すべての真実をお話しします」


そこには、スクラップにされたはずの、モモの姿があった。

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