表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
86/100

第86話 第17章 命の炎 4 おにぎりどうですか?

がり勉猫:「あなた無責任です!!」


がり勉猫は怒っている。コツ勉猫も怒っている。


がり勉猫:「あなたいったい何がしたいんですか!」


コツ勉猫:「まったく意味不明!」


ネコロボ:「今回は予想もつきません……」


モチオはただ、ただ、雑誌を見ながら次の策を考えている。


がり勉猫:「あなたがただヒロシさんを振り回してるだけです!」


コツ勉猫:「そうよ、単なる迷惑だわ!!」


モチオ:「ええええっと……これいいな……エキストラ募集……やってみっか……主役を食っちゃうような名エキストラだ!!」


がり勉猫:「聞いてます!!!? モチオさん」


コツ勉猫:「そうよ!!!!」


(沈黙)


え、聞いてない。


えええええええええ!!!!


モチオ:「聞こえてるが、聴いてない」


がり勉猫:「またわけのわからんことを!!」


コツ勉猫:「またまたまたまた 屁理屈ですわ!!」


モチオ:「かもな……しかし、だ。お前らは何をしてる?」



え?


モチオ:「俺はヒロシのために動いている。それがヒロシにとっていいか悪いか、わからん」


がり勉猫:「私たちだってヒロシさんを思って!!」


モチオ:「思って??? 何をした?」


え?



モチオ:「思ってるだけで伝わるなら、世の中片思いソングなんて存在しない……。お前たちは『思ってる』という言葉を盾に、何にもしてない。俺はヒロシの事は深く考えない。しかし、ヒロシのために動いている」


モチオ:「お腹が空いた人間に、『お腹が空いたね』という同情で腹いっぱいにさせてると勘違いしている馬鹿が、お前達。あいつが不味いと思っても、おにぎりを渡す。それが俺。ヒロシは何味のおにぎりが好きか、自分でもわかってねー。だから、俺はいろいろおにぎりを出す。次の具材選びの邪魔だ……あっち行ってろ……」


がり勉猫:「・・・・・・・・・・・・」

コツ勉猫:「・・・・・・・・・・・・・」



ネコロボ:「行動の前では正論なんて、無力……」


モチオは雑誌を見ながら、ネコロボに「それだ!」という合図を指で送る。




そこへ、ヒロシが次の打ち合わせにやってくるが、玄関で苦しそうに胸を押さえている。


ヒロシ:「すみません……救急車、救急車……」


ネコロボ:「ヒロシさんの容体が悪化してます! 心拍数低下、危険です!!!」



救急車に運ばれるヒロシ。付き添うモチオたち。


隊員:「ヒロシさん! しっかり!!! あ、まだ意識はある!! ヒロシさんの病院は……十字病院ですね!! 十字病院に向かって!」


ヒロシ:「いえ、こちらの病院に……予約してます……」


ヒロシが地図を差し出した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ