第85話 第17章 命の炎 3 だめですか?
ヒロシ:「ここは……」
モチオ:「地下総合格闘場だ…勝てば1000万らしい」
ヒロシ:「私…格闘技どころか、運動もしたことありません、殺されます、死んじゃいます!!」
モチオ:「安心しろ、死ぬのが半年が少し縮まって今日になるだけだ…」
カーン! ゴングが鳴る。
ヒロシ:「ひええええええ」
全力で逃げ出すヒロシにモチオが怒鳴る。
モチオ:「待ててめーーー!! 死ぬのを受け入れるのに、怖いってなんだ!! 逃げるなら参加費10万返せ――!」
ヒロシ:「だからって痛いのは…いやですーーーー!!!」
がり勉猫・コツ勉猫:「・・・・・・・・・・・・・」
次だ次!!!!
ここは……。
ヒロシ:「私、高いところは…苦手で……」
モチオ:「俺もニャ…無理無理無理無理」
バンジージャンプの前でおびえる二人。
ヒロシ:「じゃー なんでこんなところに…」
モチオ:「お前はもうすぐ天国に上る…だったら生きてるうちに落ちてみろ…生きてるうちしか『落ちる』のは経験できん…」
ヒロシ:「でも怖いことを無理やりするのは…体に良くない」
モチオ:「お前…体、もともとよくないだろ!! さ、落ちろ」
ヒロシ:「嫌です」
モチオ:「はよ 落ちろ」
ヒロシ:「嫌です」
モチオ:「はよ 落ちろニャ」
問答の末、二人とも突き落とされる。
ヒロシ:「ぎゃーーーーー なんでーーーーー!! 死ぬーーーーー!!!」
モチオ:「なんで 俺まで――――!!! 」
ネコロボ:「モチオさん、いったい何を……」
がり勉猫:「さあ、遊んでいるだけでしょうか……」
次だ! 次!!!
ここは病院!!!
がり勉猫:「生に向かい合い、戦う人々を見て励ますのですね!! モチオさん珍しく正解です」
コツ勉猫:「そ、そして、『こいつらは生と戦ってる、なのにお前はなんだ!』って説教が始まる…完璧♡」
モチオ:「おい、ヒロシ。これを見てみろ…」
ヒロシ:「ICUですか……生と戦い……」
モチオ:「違う!!! こっちだ……」
指差した先はナースステーション。
モチオ:「ここの看護師さんは美人ぞろいだ…どうだ、お前もここの病院に変えろ」
ヒロシ:「?????」
モチオ:「お前、最後は美女に囲まれて召されたいだろうが…男はそんなもんだ! 俺はもう入院の予約までしてる」
ヒロシ:「・・・・・」
モチオ:「形がどうであれ、最後は美女に囲まれて眠る…王様の気分だ…どうだ…」
ヒロシ:「・・・・・」
ネコロボ:「説教というか……勧誘ですね……」
次!!!!
ぶっ潰す系のど自慢大会!!
司会:「では、ヒロシさんに歌っていただきましょう 「きれいなだけじゃダメですか?」 」
ヒロシ:「モチオさん! 私こんな歌知りませんよー 」
モチオ:「は?もうエントリーしてしまったニャ。 ほれ、もう伴奏流れてるぞ」
ヒロシは壇上に促され、わからない歌を即興で歌わされる。
ヒロシ:「人間は 顔がいいだけで ちやほやされてー
私は きれいじゃないから 頑張っても 頑張ってもー 無駄―」
「まったく 人間ってのはー 不平等ー♪」
カーン




