第79話 第16章 氷の爆弾 3 次元を超えた偏見
事務所にはユウト、パートナーのノボル、そして母ミチコが集まっていた。
ノボル:「初めまして、お母さん、僕」
ミチコ:「気持ち悪い 話しかけないで!!!」
話にならない様子に、がり勉猫、コツ勉猫、ネコロボは困惑する。一方、モチオは腕組みをして黙って目をつぶっていた。
ユウト:「お母さん そんな言い方ないでしょ?」
ミチコ:「あああ だって気味悪い!!!汚い!!!」
その時、
モチオがそっと目を開ける。
モチオ:「おい、ミチコ……今からお前の言う『汚い』……甘いな。俺は、ダーティーを超えるダーティーを用意した。刮目せよ!!!!」
ガラガラと扉が開く。
めるる男:「モチオさん!!! ほら、連れてきたよ!!!!!」(第4章)
コツ勉猫:「ぎゃーーーー!!!! アイドルキモ男!! かゆいかゆい!!! 全身かゆい!!!」
コツ勉猫はあまりの拒絶反応に背中を掻きまくる。
モチオ:「めるる男、そのお方か? よくやった。これが約束の謝礼だ」
めるる男:「わーーい! ミズキちゃんのサイン入りプロマイドだ!!! かわいいんだよね、特に目元が!」
モチオ:「その女、目を整形してるがな」 (第6章)
めるる男:「え?」
がり勉猫:「いまから、何を……」
ネコロボ:「???」
モチオ:「彼こそ! 彼こそ!!! めるる男の領域を凌駕する男! もう俗世間を捨て、なんなら3次元も捨て! 2次元のルルリラを心から愛する男!! 次元を超えて愛を貫く男!! その名は、ルルリラ男だ!!!!」
コツ勉猫:「ぎゃーーーーーー!!!!!」
あまりの「キモさのダブルパンチ」にコツ勉猫は気絶した。
モチオ:「モチクロ! モチタ! 担架だ!!! すまぬ、10代の女の子には刺激が強すぎたか……。安らかに眠ってくれ、コツ勉猫……」
ミチコ:「で、なに? 何? ゲイに、アイドルオタクに、二次元少女オタク!!! 気持ち悪い! 汚い!!! まるで……動物園だわ!」
ビクッ、とモチオが反応する。事務所の空気が一変した。
モチオ:「あやまれよ……今言ったこと……謝れよ……謝れよ……」
モチオの怒りが蓄積されていく。
ミチコ:「……でも……」
圧倒的な気迫にミチコの声が小さくなる。そして、モチオが爆発した。
モチオ:「ミチコ! 今言ったこと、謝れ!!!」
「動物園に謝れーーーー!!!」
「ペンギンさんはなー!! ペンギンさんはなー!! 可愛い!! すぐ 訂正しろ!!!」
ええええええええ!! そこなの!?




