第76話 第15章 父親が守りたかったもの 完 5 普遍と普通
がり勉猫:「今日こそ決着です! モチオさん!! あああ、今日こそ野球であなたをぶっ潰しますよ!!」
モチオ:「なんだ! いきなり!! まあいい、返り討ちにしてくれるわ!!」
がり勉猫:「私がモチオさんのへぼ野球チームをぶっ潰すときです!!」
モチオ:「なんだと――――!! よっしゃ!!! やったろうじゃねーか!!」
モチオチームとがり勉猫チームによる野球の試合が開催された。
試合後。
敵味方関係なく、賑やかな懇親会が始まった。
男:「今日のがり勉猫さんのカーブ、さえてたねー……なんか気合がちがったよ……。」
がり勉猫:「いえいえ……。」
男2:「いや、すげかったわ……。まあまあ飲んで、飲んで、祝杯だから!!」
モチオ:「おい! がり勉猫!!! 賭けの焼肉、わすれてねーだろうな!」
ネコロボ:「モチオさん、あなた負けてるから、おごる方ですよ……。」
モチクロ:「今回はがり勉猫にかけてよかった!!」
モチタ:「わーーーい! 焼肉食べ放題!!」
モチオ:「誰もお前たちにおごるなんて言ってねー! ホカ弁の焼肉定食ニャ! ちくしょーーーー!! 来週もやるぞ!! 来週も!!」
コツ勉猫:「お金……大丈夫?wwwww」
モチオ:「次はぜってー、まけねーーー!!!」
研究室は今日は宴会場となり、絶え間ない笑顔と笑い声に包まれる。
モチオ、モチタ、モチクロ、コツ勉猫、ネコロボ、そして地域の皆さん。
懇親会は深夜まで続いた。
その夜、がり勉猫は夢を見る。
「タツキ! キャッチボールがうまくなったな!! すごいぞ!!!」
「はい、父上!! 私、お友達にテレビゲームも教わりました!」
「おおおお……タツキ、友達もできたのか!!」
「はい……5人もお友達ができました。」
「そうか! そうか!! タツキ……えらいぞ!! お父さん、どんなことがあっても、いつでもお前の味方だからな!! それだけは絶対忘れるな!!」
「・・・・・・・はい!!!!」
ビリビリに破られた写真には、野球帽とグローブを持った少年、お弁当を持った母親、そして少年の肩に手を回して満面の笑みを浮かべた父親が写っていた。
どこにでもある、ありふれた写真の風景である。
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父親という難解な問題の
答えを導き出してあげる事
それを親孝行とよぶのかもしれない。
第15章 父親が守りたかったもの 完
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