第46話 第9章 モチオに恋愛相談は ダメ 1話 完結
「さああ……飯ニャ!!」
声を上げたモチオだったが、目の前の食卓を見て固まった。
モチオ:「あれ? 俺の夕食、白米だけニャ……」
コツ勉猫:「モチオさん。何度も言いましたが、恋愛相談の回がありません。恋愛相談の回があるまで、夕食はおかず抜きの白米だけですわ!」
モチオ:「えええええええええええええ!」
モチオ:「ちょっと待ってろニャ! この恋愛マスターのモチオ様がズバッと解決してくるぜ、ニャ!!!」
モチオは事務所にダッシュした。
デスクに着くと同時に、電話が鳴る。
相談者A:「彼氏が最近冷たくて……」
モチオ:「それは大変だニャ! すぐに救急車を呼べニャ! 命の危険ニャ!」
(ガチャ)
相談者B:「男をオトす方法を教えてください!」
モチオ:「まず屋上に連れていってだろ? それで、後ろから、、……っておい! それは犯罪だニャ! 絶対ダメニャ!」
(ガチャ)
相談者C:「彼がラインをくれなくて……」
モチオ:「境界線の問題は、測量技師ニャ、俺では無理ニャ 役所に電話しろニャ」
(ガチャ)
相談者D:「親友と彼氏が浮気しました。なんでそんな事するんでしょうか?」
モチオ:「本当に彼氏か? お前のほうがもしかしたら浮気相手かもしれん、確認しろニャ!」
(ガチャ)
相談者E:「私、フタマタかけられました!」
モチオ:「フタマタでよかったニャ。ミツマタなら確実に刺さって死んでるぞニャ!
武器の扱にには彼氏によく注意しとけニャ!」
(ガチャ)
相談者F:「前の彼氏が忘れられません。どうしたら……」
モチオ:「今の彼氏にそのまま伝えろ、そうすれば今の彼氏が秒で前の彼氏に、前の彼氏が、前の前の彼氏に、、そして前の前の彼氏が、前の前の前の、、、それを繰り返せ! どうだ、、忘れられないどころか、覚えられないだろ?」
(ガチャ)
相談者G:「男の人って何を考えてるんですか!」
モチオ:「知らん、しかし俺が今何を考えてるかよければ答えるニャ。 この電話今すぐ切りたい。」
(ガチャ)
相談者H:「草食系に恋して困っています。どうアプローチすれば……」
モチオ:「そうだな、視界の横からゆっくり草を持っていけニャ。後ろに回るなよ! 後ろ足で蹴られるからな!」
(ガチャ)
相談者I:「旦那がプラモばっかり作って相手にしてくれません!」
モチオ:「そうだな、よそで子供ばっかり作るよりマシだ、我慢しろ」
(ガチャ)
相談者J:「彼からの告白を待ちたいんだけど、なかなか……」
モチオ:「連日カツ丼でも食わせて取り調べろ、そうすれば吐く(自白する)、
それが日本警察のやり方ニャ」
(ガチャ)
相談者K:「彼の両親に結婚を反対されている! どうしたら?」
モチオ:「直接聞いたのか? なに? 彼氏がそう言ってた? そういうことだ。。。」
(ガチャ)
相談者K:「私! きれいになりたい!」
モチオ:「風呂はいれ!」
(ガチャ)
モチオはダッシュで戻る。
モチオ:「スパっと全部解決してきたニャ! さあ、飯ニャ!!」
コツ勉猫:「本当ですかニャ……? それにしても、さっきから聞こえてくるのが相談の声じゃなくて、怒号というか地響きに聞こえたんですけど……」
モチオ:「なに? 気にするなニャ。飯ニャ、飯ニャ! ……いやー、恋愛ってのは難しいニャねえ」
その頃、事務所の留守番電話には、怒り狂った相談者たちの声が吹き込まれ続けていた。
『モチオ、女の敵!』
『モチオ、最低!』
『何を測量しろってんだ! ふざけるな!』
『風呂入れ?入ってるわ! ○ね!!(ピー)』
『モチオ、まじめにやれ!!』
『草食って馬じゃねーんだよ!馬鹿ネコ!!』
コツ勉猫:「???? 留守番電話がひっきりなしに鳴ってますけど……。ま、いっかニャ。はい、今日のおかず、山盛りの刺身ですわ!」
モチオ:「これこれ! これが愛の報酬ニャ! いただきまーすニャ!!」」
モチオに恋愛相談は
無理!




