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第39話 第7章 眠れる森の男 4 改心?

AM 10:00



カズキが住む離れ、通称「お化け屋敷」は一気に喧騒に包まれた


がり勉猫、ネコロボ、そして母親のマサエは外で待機している。


室内から、カズキの荒い拒絶の声が響く。


「お前ら誰だよ! 勝手に入ってくるな! 警察呼ぶぞ!!」


「勝手に俺に触るな! おい! バアア! バアア!どこだ! 」


特殊スーツに身を包んだ「更生プログラム」の職員たち


職員1:「対象はナイフをもって暴れている 危険!」

職員2:「了解、背後から確保向かいます」




しばらく暴れる音と怒号が鳴り響く。


職員二人に抱えられて抵抗しながらもカズキが部屋からはがされていく。


カズキ:「おい、ババア! こいつら何だよ!警察呼べよ!!俺はこいつらに

殴られたんだぞ!  ババア! 何してる 警察だよ!!」


マサエは耳を塞ぎ、地面に崩れ落ちる。がり勉猫がその肩を強く支えた。


がり勉猫:「マサエさん、顔を上げて! カズキさんを救う方法はこれしかありません。 心を強く持って!」


カズキは職員の車両へ入れられるのを必死に拒んでいる。


カズキ:「……パチンコもやめる! 仕事も探すから! ババア、こいつらを止めろよ!!」


カズキはあまりにも抵抗するので、手足をロープで縛られる。


カズキの声は、やがて、、、次第に幼い子供のような泣き声に変わっていった。


カズキ:「ママ、僕……次からちゃんと言うこと聞くから。……ママ、怖いよ。助けて…… ママ!! ママ!!!」




「もうやめて!!」



マサエが耐えきれず、カズキのもとへ走り出そうとした。


職員たちが一瞬動きを止め、がり勉猫を仰ぎ見る。


がり勉猫は、断腸の思いを込めて、叫んだ



がり勉猫「お構いなく! お願いします!」



そしてネコロボへも号令をかける。


がり勉猫「ネコロボ!!マサエさんを!」


ネコロボが静かにマサエの前に立ち、その体を優しく包んだ。


マサエ:「離して! ロボットさん、もういいの! 私が……私が甘かったの! お願い、やめて!!カズキもああいってるから 次は更生するはずだから!」


ネコロボ:「ご婦人、あなたも一度は決められたことです。ここで止めては、これまでの苦渋の決断がすべて無に帰します。どうか、今は……どうか……」


カズキを乗せた車両のドアが重々しく閉まる。



特殊車両は、静かに、そして迅速に東の方角へと去っていった。



嵐が過ぎ去った後のような、冷たい静寂が辺りを支配した。


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