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第3話 第1章 家族の形 2 孤独

モチオ「……ステーキだとニャ?」


モチオのはなぜかキレ始めた。


モチオ「俺をそんな子に育てた覚えはないにゃ! 今すぐ俺と配役を交代するにゃ!  今日から俺がミミ、お前はただのモチクロにゃ!!」


モチクロ「育てられた覚えもないし、、そもそもさ、、モチオが頼んだんじゃないか、


モチオ「うるせー!! おれは毎日 囚人飯なのにニャ!! 俺は囚人飯!モチクロはステーキニャ!! これは不公平ニャ!! 基本的人権の侵害ニャ!!」


モチオは騒いでいるが、、、、がり勉猫、モチタ、、、ネコロボは、、、ただ黙って下を向いている。



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴっゴゴゴゴゴ


ただなぬ炎と殺気がキッチンから、、、、



コツ勉猫「……左様でございますか。 申し訳ありません モチオ様 私の食事が囚人飯で、、、」


ゴゴゴゴゴ


がり勉猫「モチオさん、、 知りませんよ、、、、 私、、、、」

ネコロボ「戦闘力53万です。。。。危険」

モチタ「今回は 何が出てくるんだか、、、こわいよ。。。。」


夕食の準備をしているコツ勉猫


テーブルにはオムライスが並べられた、、 全員は安堵した


モチオ「あれ? 俺の分は?」


コツ勉猫は黙っている


モチオ「俺の分ニャ」


コツ勉猫「どうせ私のご飯は囚人飯ですので、、、」


モチオ「ごめんニャ、、、 あれはだな、、 たとえニャ たとえ。 まあ 酷い言い方だったと思うニャ そうそう 毎日毎日 コツ勉猫の料理は最高にうまいニャ。 どんな料理もニャ どんな料理もうまくて 文句なんて出てこない。 次言ったらもうう飯なんて二度と作らなくていいニャ 誓うニャ」


コツ勉猫「本当に?」


モチオは光の速さで何度もうなずく、、


コツ勉猫はキッチンから、、モチオ用のオムライスを持ってきて

テーブルに置く。。。。


モチオ「……」


モチタ「オムライスって 黄色だよね、、、」


がり勉猫「まあ、、、、そうですね、、、、 普通は、、ね ですが、、、緑、、、」


コツ勉猫「当然ですわ、、、ワサビですもん チューブ5本は使いました。

どうですか? お味は、、、モチオさん 」


モチオは涙を流しながら食べる、、、

「感動で、、、、 涙が、、、、 う、 う、、 ウマ。。。。。 ゲホ ゲホ」



モチタ「まあ天罰だね 今回は、、」



一方、


がり勉猫「……で、どうなんですか? ミミとしての生活は」


モチクロ「うん。ウメコばあちゃん、とっても……とっても優しいんだ」


モチクロは、塾の参考書を閉じ、遠くを見るような目で呟いた。


モチクロ「ここ(モチオの家)より静かだし、勉強も、絵を描くのも……

     むしろ、ここより捗るんだよね」


がり勉猫「(……それは、この家がうるさすぎるだけでは?)」


モチクロの横顔は、女装ミミをしていることを忘れるほど、穏やかだった。


でも、、、、、


モチクロはウメコとの生活を語りだす。



別室から鋭いナイフのような声が飛んでくる。


奈津美「お兄さん! いつになったらお母さん死ぬのよ!!」


隠す気すらない、剥き出しの殺意。


隆司「俺に言われても困る。……あのババア、相当溜め込んでるからな」



もうウメコが聞こえていようが、いまいがお構いなしに続けられる会話。


一方 台所


建太「ハンバーグ食べたい! お漬物チャーハンなんて、貧乏くさくて無理だよ!」


ウメコ「おや、おや、、ごめんね、、、 健ちゃん ばあちゃん、、、

    料理下手だからごめんね、、、」


建太「……なにこれ。お漬物チャーハン? 貧乏くさくて吐き気がする!」


奈津美が会話を止めて急いでウメコのもとへ


奈津美「おかあさん! 建太には ハンバーグとかにして!! 

    貧乏くさい!!チャーハンは食べないの!!!」


ウメコは下を向いている


奈津美「お母さん、お金、 もう 外で食べてくるから 余計なことしないで!」


半ばウメコからお金を奪うようにとると奈津美と健太は去っていく。


テーブルには漬物チャーハンが置かれている。


モチクロ「おばあちゃん、 今日は僕、このチャーハン食べるね」


ウメコ「いいのよ ミミ おいしくないでしょう。」


モチクロは首を振った

「僕、、いや、、 私 おばあちゃの漬物チャーハン大好きだよ。」


ウメコはモチクロの対面に座り 昔の写真を眺めている。


ボロボロの家の前で、亡くなったウメコの夫、若き日のウメコ、そして幼かったころの奈津子と隆司、 そして ミミ 


全員笑ってた。



場面戻って*************



がり勉猫「昔は貧乏だったけど みんな笑顔で楽しかったか、、、、痛い言葉ですね」


がり勉猫は深く考え込んだ


ネコロボ「家族の幸せだった頃の象徴、、、それがミミですか。。。。」


がり勉猫「そのようです、 ウメコさんの失われていく記憶の中で 幸せの時間とミミとの時間を投影しているのでしょうね。 でも現実は、、、何とかならないのでしょうか。」


モチクロ「……本当に、本当においしいんだよ!!

     ウメコばあちゃんのチャーハン、ステーキなんか目じゃないくらい、

     世界で一番温かいんだよ!! ウメコばあちゃんかわいそうだよ!!」


モチクロの目には、うっすらと涙が浮かんでいた。


その叫びと涙は、 ワサビオムライスと苦戦中のネコの叫びとも共鳴した。



モチオ「……何だとニャ? ステーキ超えだとニャ!?」


モチオはバネのように飛び起き、鼻息荒く宣言した。


モチオ「許せん……! そんな美味いもんを独り占めして、文句を抜かしているガキ共が許せんニャ!! 今すぐウメコの家に突撃するニャ! 全員どいてろ、俺がチャーハンを食い尽くしてやるニャ!!」


がり勉猫「(……動機はサイテーですが、結果的にそれが正解かもですね、、、」


がり勉猫はメガネのブリッジを押し上げ、静かに不敵な笑みを浮かべた。


がり勉猫「ネコロボ、今回はモチオさんに乗りましょう。」


ネコロボ「了解。」


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