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第14話 第3章 夢の押しつけ 3 方向転換?

モチオ「さあ! 遠慮なく言い合えニャ!!」


事務所のリビング。


親子を対面させたモチオが、肩にセーターをかけて敏腕プロデューサー面で促す。


ショウタと父親はお互い黙り込んでいる。


がり勉猫「……さすがに無理ですよ。お互い秘密で相談に来たのに、いきなり鉢合わせさせるなんて」


コツ勉猫「デリカシーがなさすぎますわ。……作戦はどうなりましたの?」


ショウタと父親は、気まずそうに目を逸らし、沈黙を守っている。


モチオ「まどろっこしいニャーー!! ラチがあかねーニャ!! 男だろうが

ガチンコで勝負せんかい!ニャ!」



モチオ「ショウタは野球がしたい。父親は医者にさせたい。 ちがうか!」


ショウタと父は 戸惑いながらうなずく。



モチオ:「……つまりだ。このままでは『話し合い』にならんのニャ!埒があかん!」



モチタ「さっきまで話し合えって言ってたよね……」


コツ勉猫「いつものことですわ。モチオさんの脳内メモリは3秒しか持たないんだから…… 鶏です! 3歩歩いたら忘れますから!」


モチオは立ち上がり、ビシッと指を差した。


モチオ「おめーらの気持ちは、よーーーーーくわかった! こぉおれぇええぞぉおお!!」


(……タカさんチェックだけは言わないで……!)


(……ねるとん紅鯨団なんて、今どき誰がわかるんですの……!)


(昭和じゃないぞ! 令和だぞ!!! 頼む!!!!)


仲間たちが心の中で祈る中、モチオが吠えた。




モチオ「野球で勝負ニャ!!!」



一同「「「なんでやねーーーーん!!!」」」



モチオ「おい親父! 野球で息子に負けたら、息子の自由を認めろニャ! 息子! 親父に負けたら、親父の期待に応えろニャ! わかったか!!」


親子は戸惑いながらも、モチオの謎の迫力に押されて頷いてしまった。


がり勉猫「なんでしょうか、この展開、、、」


ネコロボ「いや、たぶん モチオさん、面倒くさくなったのでしょうね。だから安易な手に、、、」


モチタは叫んだ

「モチオ! 面倒くさいからって安易な手だよ! 野球で人生決めるなんて安易だよ! もっと考えないと!」


その意見にみんなは同意した表情を浮かべた。


が、、



モチオ「その野球に人生捧げたいガキがここにいるだろうが! 野球に人生ささげたいやつの悩みを野球で人生決めて何が悪い?」


え?


一同は黙ってしまった。


ネコロボ「相変わらず、ギリギリ、スレスレのラインで理屈の軌道に乗せてくるのはモチオさんのいつもの手ですね」


がり勉猫「はああ  いつも これで流されてしまいます。」


がり勉猫はあきらめてモチオに問う


がり勉猫「で、モチオさん 詳細を教えてください。」



モチオ「おうよ!勝負は一ヶ月後! 親父の特訓は俺とネコロボが担当する。息子のサポートは、残りのザコどもがやるニャ!!」


モチタ・モチクロ・コツ勉猫「「「……ザコ?」」」



不穏な空気が流れる中、一人だけ、メガネの奥の瞳を燃え上がらせた猫がいた。


がり勉猫「……ザコ? 上等です。どちらがザコか、一ヶ月後のグラウンドで証明してあげましょう!!」


決戦は一ヶ月後。


なぜかスポコン路線へとハンドルを切ったこの物語。



果たして収拾はつくのか。……作者もノーアイデアのまま、運命の特訓が始まる!!

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