西の領地の星読み姫宮、東の領地の若君と文通す。
西の領地の姫君、四の宮は、生まれ持った先見の力を、皇后から厭われ、幼い頃に産みの母と共に、星読みの屋敷へと下がった。母を亡くし、御殿に住まう皆からは厭われ、頼みの綱の帝である父親は、母親そっくりの面影を見るのが辛いと遠ざかり……。
しかし人型を気紛れにとる良き憑きモノ達と先祖が作った木人式神、侍従と共に将来、尼寺の門跡になるべくひっそりと、目立たず、困窮生活にも屈することなく暮らしていたのだが。
姉様の病が治りはったから、鬼の住処との縁談を押し付けられてもた。なんでやねん。あかん。
一方、鬼の住処と西から恐れられる、東の領地の若君は、突然、障り有りと西の姫君との婚約が流れて大喜び。しかし!
妹宮を娶るように。
はい?四の宮ってどこから湧いて出たのか。母上様と、同郷のお育ちだぞ?茶筒占いでガラガラやってる、母上様とだぞ?父上を見ろ。悟っておられるのだぞ。
高貴なる姫との結婚とは、妻の下僕になることなり
一難去ってまた一難、神も仏もないのか、娶る前から幻滅をしていた。ある日表方から、話が決まったので、贈り物に添えて、文を出すよう命じられ。
まあいい、適当に書こうか。人形用の反物と文を出せば、間髪入れず、四の宮から返事と品が贈り届けられ。そこから、文のやり取りが始まる。
しかし人型を気紛れにとる良き憑きモノ達と先祖が作った木人式神、侍従と共に将来、尼寺の門跡になるべくひっそりと、目立たず、困窮生活にも屈することなく暮らしていたのだが。
姉様の病が治りはったから、鬼の住処との縁談を押し付けられてもた。なんでやねん。あかん。
一方、鬼の住処と西から恐れられる、東の領地の若君は、突然、障り有りと西の姫君との婚約が流れて大喜び。しかし!
妹宮を娶るように。
はい?四の宮ってどこから湧いて出たのか。母上様と、同郷のお育ちだぞ?茶筒占いでガラガラやってる、母上様とだぞ?父上を見ろ。悟っておられるのだぞ。
高貴なる姫との結婚とは、妻の下僕になることなり
一難去ってまた一難、神も仏もないのか、娶る前から幻滅をしていた。ある日表方から、話が決まったので、贈り物に添えて、文を出すよう命じられ。
まあいい、適当に書こうか。人形用の反物と文を出せば、間髪入れず、四の宮から返事と品が贈り届けられ。そこから、文のやり取りが始まる。
ぷろろーぐ☆イカヅチにうたれた姫宮 八重子。
2022/05/01 21:00
若君はボヤいております。
2022/05/01 21:00
姫宮はボヤいております。
2022/05/01 21:00
松の丸屋敷の御台所 松子は茶筒をふるふる。
2022/05/01 21:00
(改)
姫宮の住まいの星読みの屋敷は賑やかで。
2022/05/02 07:00
(改)
若君は気のない文をしたためる。
2022/05/03 07:00
姫宮は人形を見るとフツフツと業がわく
2022/05/04 07:00
若君は金平糖を贈ろうと思う。
2022/05/04 19:00
姫宮は金平糖を贈られたのです。
2022/05/04 19:00
(改)
若君は噂の的となっている。
2022/05/05 07:00
姫宮は左の老成星の後ろ盾を得る。
2022/05/05 19:00
若君の心は恋する姫宮にのみ、寛大で。
2022/05/06 07:00
姫宮は読んだ!松子の文からあの星の気配!
2022/05/06 19:00
三郎君 奇っ怪な病に罹患す!
2022/05/07 07:00
(改)
姫宮、出す気のない恋文をしたためた!
2022/05/07 19:00
若君、騒ぎの中でボヤいてると。
2022/05/08 21:50
(改)
姫宮 天の羽衣にて星屑の道を進めば
2022/05/09 23:47
姫宮と若君二人のために世界はあるの。
2022/05/12 21:36
姫宮と若君、母……、……。やっぱりそうなるのか。
2022/05/14 10:55
(改)
若君の恋心。
2022/05/21 13:13
姫宮の帰り道。
2022/05/27 22:45
えぴろーぐ★イカズチにうたれた御台所松子。
2022/06/01 18:00