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第31章 盗賊団に宣戦布告します。


第31章 盗賊団に宣戦布告します


 砦の中から戻ってくる風は、人にとってはただの夜風です。


 草が揺れます。


 木の葉も揺れます。


 さわさわ。


 でも、オリビアには言葉として意味が分かります。


「身代金を待ってる人は?」


 さわさわ。


「17人」


 もう一度聞きます。


「まだ、誰なのか、いくら取れそうなのか調べられてる人は?」


 風が返ってきます。


「6人」


「別のところへ売られるのを待ってる人は?」


「19人」


 オリビアは指を折って数えます。


「かわいそうなことをさせられてるお姉さんは?」


 少し長く風が流れました。


「12人」


「どこ?」


 さわさわ。


「大佐の部屋に3人。あとの9人は牢屋」


 受付のお姉さんから聞いた話と合っています。


「牢屋を見張ってる、さらわれてきた人は?」


 今度は8人でした。


「8人とも、最初はさらわれてきたの?」


 さわさわ。


「そうなんだ」


 ここまでなら、8人も被害者です。


 でも、受付のお姉さんは、牢番役の中に盗賊より暴力的な人がいたと言っていました。


「その8人、牢屋の人を殴る?」


 風が返ります。


「暴言は?」


 返ります。


「脅す?」


 また返ります。


「盗賊に言われてやってるだけ?」


 今度の返事は違いました。


「自分からやってる人もいるんだ」


 オリビアは木の枝に座ったまま、砦を見ます。


「人を星にした人はいる?」


 草が1人を示しました。


「この人?」


 さわさわ。


「何人?」


 3人。


「盗賊に命令された?」


 違います。


「じゃあ、なんで?」


 草から返ってきた意味は単純でした。


 気に入らなかった。


「……それで3人?」


 さわさわ。


「次に襲う村を決める話にも、この8人は入ってる?」


 入っている人がいます。


 盗賊が地図を広げ、どこなら男手が少ないか、どこなら物があるか、どの道なら逃げにくいかを話すとき、横から知っている村のことを話している者がいました。


「そっか」


 さらわれてきたという過去だけでは、今どちら側なのか分けられません。


 オリビアは、草の答えを重ならないようにもう一度数えました。


 身代金待ちが17人。


 調査中が6人。


 転売待ちが19人。


 性的な目的で拘束されている女性が12人。そのうち3人は大佐の部屋、9人は牢屋です。


 牢の管理をさせられているカポが8人。


 さらわれてきた人は、合計62人いました。


「この前さらわれた商人と、別のギルドの護衛もいる?」


 返事が来ます。


「いる。よかった」


 少なくとも、今夜までは生きています。


 次は盗賊側です。


「盗賊の人、全員いる?」


 さわさわ。


「ほんとに?」


 返事は同じでした。


 約200人。


 今夜は全員戻っています。


「取引に来る商人もいる?」


 います。


「何組?」


 2組。


「今日は、すごく揃ってるんだ」


 オリビアは少し考えました。


 昼間なら、盗賊たちは複数の街道へ散ります。


 今は元師団施設の中に、盗賊約200人が全部戻っています。そこへ取引商人2組まで泊まっています。


「騎兵は?」


 さわさわ。


「数十騎。受付のお姉さんの話と同じだね」


「一番偉い人は、大佐?」


 返事が来ます。


「元大佐」


 オリビアは、今度は人を1人ずつ区別し始めました。


 草が示す人物を、魔法で同じ個体として追えるようにします。


「盗賊の人には、×」


 額に大きな×を置きます。


 でも、見えません。


 墨でも傷でもありません。


 魔法式の中だけで識別できる印です。


「カポの8人には、▲」


 これも見えません。


「人を星にした人には、★」


「殴ったり、暴言を吐いたり、脅したりした人には、●」


「人を売ったり買ったりした人には、◎」


 草へ確認しながら、1人ずつ付けていきます。


 ×だけの人もいます。


 ×●の人もいます。


 ×◎●の人もいます。


 ▲●の人もいます。


 ▲★●になったカポもいます。


 取引商人の中にも、人の売買に加わっていた者には◎が付きました。


「だいたいできた」


 オリビアは次の式を組みます。


「×と★が両方ある人」


 その人の額の印を識別点にして、対象は身体全体です。


 身体から熱エネルギーを回収する式へつなぎます。


 出力は4.096kW。


 移した熱は、砦の近くにある湖へ送ります。


「次。それ以外で印が2つ以上ある人」


 同じ式です。


 出力だけ0.512kWにします。


「印が1つだけの人は、0.256kW」


 さらに条件を付けました。


「砦の外へ出たら8倍」


 ×★なら32.768kW。


 それ以外の複数印なら4.096kW。


 印1つなら2.048kWです。


 身体の温度が下がりすぎないように、停止条件も入れます。


「250K(-23.15℃)で停止」


 式はできました。


 でも、魔法式と物理式をつなぐ直前で止めます。


「まだ」


 木の葉が揺れました。


「相手は元軍人だけど、これだけ聞いて私が勝手に刑を決めるのは違うよね」


 さわさわ。


「私、裁く神様じゃないし」


 印は付けました。


 何をした人なのかも分かります。


 オリビアは、砦の中をもう一度見ました。


 本部棟の一室には、元大佐がいました。


 同じ部屋には3人の女性がいます。


「今日はもう寝ろ」


 大佐が言いました。


「ここで、ですか」


「そうだ」


「牢へ戻ってはいけませんか」


「だめだ」


 女性は返事をしませんでした。


 別の1人が小さく聞きます。


「明日は、また人を連れてくるんですか」


「お前には関係ない」


「……はい」


 3人とも、部屋から自由に出られる立場ではありません。


 牢の方では、カポの1人が捕まっている男へ怒鳴っていました。


「そこから動くな」


「水くらいくれ」


「さっき飲んだだろ」


「何時間前だと思ってる」


「口答えするな」


 棒で鉄格子を叩きます。


 別の牢から声がします。


「お前も最初はこっち側だったんだろ」


「黙れ」


「盗賊より偉そうじゃないか」


「黙れって言ってるだろ!」


 草は、こういう会話も何度も聞いていました。


「そろそろ」


 まず、砦にいる全員を起こします。


 空中の一点へ音と振動を作りました。


 100m先で1尺玉の花火が開いたくらいの大きさにします。


 ドン――!


 砦の窓が震えました。


 ドン――!


「何だ!」


 ドン――!


 寝ていた人が飛び起きます。


 ドン――!


 厩舎の馬も騒ぎます。


 ドン――!


 5発。


 砦全体が起きました。


 本部棟では、大佐が立ち上がりました。


「敵襲か!」


 3人の女性も驚いています。


「何の音ですか」


「窓から離れろ」


 廊下では元兵士たちが走り始めます。


「全員起きろ!」


「武器を持て!」


「騎兵は厩舎へ!」


「弓兵、壁へ上がれ!」


 元軍人です。


 音の正体が分からなくても、動きは速いです。


 そこへ、魔法で砦の中にいる全員へ声を届けました。


「私は冒険者のオリビアです」


 走っていた人たちが、一瞬止まります。


「あなたたちと戦闘状態に入ります」


 本部棟で、大佐が窓の方を見ました。


「女の声?」


 3人の女性のうち1人が言います。


「オリビアって言いました」


「知っているのか」


「ギルドで聞いたことがあります」


「何者だ」


「エルフの冒険者です」


 魔法で届く声が続きます。


「ただ、砦の外には出ない方がいいですよ」


 大佐が眉を寄せました。


「外へ出るな?」


「そう言いました」


「敵が、こちらに有利なことを教えると思うか」


「でも――」


「黙っていろ」


「戦闘状態に入る時間は、明日の0時です」


 ここまで警告を言い終えた時点で、23時59分50秒です。


 0時まで、あと10秒しかありません。


「10秒!?」


「配置につけ!」


「門を閉めろ!」


「外に出るなと言っていたぞ!」


 命令と声が重なります。


 オリビアは森の木の上で、最後の3秒を数えました。


「3」


「2」


「1」


 日付が変わりました。


「0時です」


 止めてあった魔法式と物理式を接続しました。


 実行が始まります。


 最初に異常が出たのは、×と★の両方が付いている人たちでした。


「……寒い」


「何だ?」


「急に、寒く……」


 身体全体から4.096kWずつ熱が抜かれています。


「火を!」


「暖炉を焚け!」


 でも、服や暖炉の問題ではありません。


 身体そのものから熱が移動しています。


「手が……」


 弓を持っていた男の指が動かなくなります。


「おい、しっかりしろ」


「立てない」


 まだ数分です。


 ×★の人たちは、急速に動きが悪くなりました。


 複数の印がある人も、0.512kWずつ冷えていきます。


 印が1つの人も0.256kWです。


 人質には何も起きません。


 印のない取引商人にも何も起きません。


 牢の中で、捕まっている男が鉄格子へ近づきました。


「おい。お前、震えてるぞ」


 カポが振り返ります。


「うるさい」


「俺たちは何ともない」


「黙れ」


「お前だけじゃない。そっちの牢番もだ」


 別のカポも腕をこすっています。


「火を持ってこい!」


「自分で行けよ」


「黙れ!」


 棒を振り上げようとして、手から落としました。


「……何だ、これ」


 本部棟の3人の女性にも何も起きません。


 廊下を走っていた元兵士たちは違います。


「大佐、門外を確認します!」


「10人出せ!」


「外に出るなって――」


「黙れ! 敵は外にいる!」


 正門が開きました。


 騎兵が数騎、外へ出ます。


 その瞬間です。


「うっ」


 印1つの人でも、0.256kWから2.048kWへ上がります。


 複数印なら4.096kW。


 ×★なら32.768kWです。


「寒っ……!」


「戻れ!」


 馬は何ともありません。


 騎手だけが急激に冷えます。


 1人が手綱を握れなくなって落ちました。


「何だこれは!」


「砦へ戻れ!」


 まだ門の近くにいた者は、向きを変えられました。


 でも、少し先まで走った者は判断が遅れます。


「敵はどこだ!」


「戻れって言ってる!」


「聞こえ……」


 言葉が続きません。


 低体温で、動作も判断も崩れていきます。


 本部棟から出てきた大佐は、門のところまで来ました。


「何をしている!」


「外へ出ると急に悪化します!」


「敵の魔法か」


「たぶん!」


「門を閉めろ!」


 そこまで言ってから、大佐自身も門の外へ出ました。


「大佐!」


「倒れた者を戻せ!」


 数歩です。


 でも、その数歩で条件が変わります。


 大佐の額には、見えない×と、ほかの印が重なっています。


 熱の回収出力が8倍になりました。


「……っ」


「大佐?」


「中へ……」


 戻ろうとしました。


 でも、自分で出した命令を整理し直すより先に、足が動かなくなりました。


 門の外で膝をつきます。


「引っ張れ!」


 助けに出ようとした兵が、門を越えたところで同じように崩れます。


「出るな!」


「でも大佐が!」


「出たらお前も倒れる!」


 ようやく、最初の警告の意味が砦の中へ広がりました。


「外へ出るな!」


「エルフの言ったとおりだ!」


「門を閉めろ!」


 元軍人なので、情報が共有されれば動きは早いです。


 正門も荷物用の門も閉じられました。


 でも、すでに外へ出た人が何人もいます。


 森の木の上から、オリビアはその動きを見ていました。


「言ったんだけどなあ」


 木の葉が揺れます。


「砦の中へ戻れた人は、出力下がったね」


 戻れた人は、8倍の条件から外れます。


 それでも低体温はすぐには戻りません。


 高出力だった人は、砦の中へ戻ってもまともに立てない状態です。


 人質の建物では、異変に気づいた人たちが話しています。


「外の連中、倒れてるぞ」


「牢番も寒がってる」


「俺たちは何ともない」


「じゃあ、狙って分けてるのか?」


「分からん」


 大佐の部屋に残った3人の女性も、廊下の騒ぎを聞いていました。


「大佐、戻ってこないね」


「外へ出たって」


「さっき、出ない方がいいって言ってたのに」


「私たちは?」


「何も起きてない」


 1人が自分の手を見ます。


「寒くない」


「私も」


「じゃあ、あの人、誰が何してるか分かってるの?」


 答えられる人はいません。


 取引商人の泊まっている建物でも騒ぎになっていました。


「俺は何ともないぞ」


「俺もだ」


「待て。あいつだけ震えてる」


「なんで俺が!」


「お前、人の取引やってただろ」


「黙れ!」


 ◎だけが付いた商人は0.256kWで冷えています。


 同じ商人の一行でも、印のない者には何も起きていません。


「なんで分かるんだ……」


 その声は、草も聞いていました。


 0時を過ぎて15分ほどたちました。


 砦の中では、もうまともな反撃の準備ができていません。


 高出力の人は倒れ、複数印の人も動きが鈍くなり始めています。


 印1つの人も寒さを訴えています。


 でも、人質は無事です。


「ここまで見ればいいかな」


 オリビアは木に言いました。


「ありがとう。まだ少し見ててね」


 さわさわ。


「町から人を連れてくるから」


 枝から離れ、飛行魔法を使います。


 直線距離は約30kmです。


 帰りも道を通りません。


 約30分後。


 0時45分ごろ、オリビアは冒険者ギルドへ戻りました。


 深夜ですが、灯りがついています。


 偵察へ行くと言って出たので、何人かの冒険者が報告待ちで残っていました。


 街の治安責任者と、その部下も来ています。


 受付のお姉さんがオリビアを見ると立ち上がりました。


「おかえりなさい。どうでした?」


「見に行ってきましたよ」


「中へ入ったんですか?」


「入ってない。500m離れた森の木の上から、砦の草に聞いた」


「草に……」


 治安責任者が机へ地図を広げます。


「分かったことを、順番に頼む」


「盗賊は約200人。今日は全員いました」


 部下が記録します。


「全員?」


「うん。取引商人も2組泊まってた」


「人質は?」


「さらわれてきた人は62人」


 記録する手が少し止まりました。


「内訳は?」


「身代金待ち17人。まだ身元とか価値を調べられてる人が6人。別のところへ売られるのを待ってる人が19人。かわいそうなことをさせられてる女の人が12人。そのうち3人は大佐の部屋、9人は牢屋」


「それで54人だな」


「あと、牢屋を管理させられてるカポが8人。最初はその8人もさらわれてきた人」


「合計62人か」


「うん」


「カポは救出対象でいいのか?」


「分けた方がいいよ」


 オリビアは首を振りました。


「8人の中に、牢屋の人を殴ったり、暴言吐いたり、脅したりしてる人がいる。次に襲う村を決める話にも加わってる。1人は、気に入らないって理由で3人星にしてる」


「3人?」


「うん。盗賊に命令されたんじゃなくて、自分で」


 治安責任者の顔が変わりました。


「その8人は、ほかの人質と分けて拘束する」


「そうした方がいいと思う」


「騎兵は?」


「数十騎。最上位は元大佐。元師団施設をそのまま使ってる」


「最近さらわれた商人と、他ギルドの護衛は?」


「生きてたよ」


 受付のお姉さんが息を吐きました。


「よかった……」


 治安責任者が次を聞きます。


「それで、現在の状況は?」


「戦闘状態です」


 部屋が静かになりました。


「……偵察に行ったんじゃなかったのか?」


「そのつもりだったよ」


「何があった」


「せっかく全員いたから。朝になってまた複数の街道へ散らばると危ないでしょ」


「それで?」


「できる手段で拘束したよ。私1人で200人を縄で縛れないし」


「拘束した?」


「まだ縄では縛ってない。動きにくくしてある」


 ギルド長も奥から出てきました。


「何した?」


「熱を取ってる」


「……何?」


「人によって0.256kW、0.512kW、危険な人は4.096kW。砦の外へ出ると8倍」


 誰もすぐには返事をしませんでした。


「外へ出た人は?」


「かなり危ない。出ない方がいいって宣戦布告のときに言ったよ」


「宣戦布告までしたのか」


「した。0時から戦闘状態に入るって言った」


「いつ言った」


「警告を言い終えた時点で、23時59分50秒くらい」


「10秒前じゃないか!」


「開始時刻はちゃんと言ったよ」


 ギルド長が額を押さえます。


「相手は元軍人だから意味は分かっただろうが……」


「うん。10秒って気づいて、すぐ動いてた」


「外へ出るなって警告も?」


「言った。出た人もいたけど」


 治安責任者はしばらくオリビアを見ました。


「人質には?」


「何もしてないよ。印を付けてないから」


「商人は?」


「人を売ったり買ったりしてた人だけ印を付けた。普通に取引してただけの人は何もしてない」


「カポは?」


「やったことに合わせて別の印」


「盗賊200人を、1人ずつ分けたのか?」


「草に聞いた」


 また少し沈黙します。


「……エルフか」


「うん」


 治安責任者は部下へ向きました。


「馬を出す。拘束具、毛布、灯り。荷車も何台か用意しろ。医療を分かる者も連れていく」


「はい」


 待機していた冒険者にも声がかかります。


「戦える者だけじゃなくていい。人質の保護と運搬が要る。人数を集める」


「分かった」


「俺も行く」


「縄、倉庫から持ってくる」


 深夜のギルドが急に動き始めました。


 オリビアが戻ってから約30分。


 1時15分ごろ、準備が整います。


 馬で砦までは約1時間半です。


「オリビアも来るか?」


「行くよ。拘束できた人から魔法を止めないと、ずっと寒いままだから」


「馬に乗るか?」


「飛ぶ。みんなの速さに合わせるよ」


「本当に何でもありだな」


「何でもじゃないよ」


 門が開きます。


 治安責任者と部下、冒険者たちが馬で町を出ました。


 オリビアも少し浮きます。


「じゃあ、行こう」


 夜の街道を、砦へ向かって進み始めました。



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第31章の小さな説明

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【熱回収の出力と体温】


 この章では、魔法で身体全体から一定の出力で熱を回収しています。


 人体の平均比熱を約3.5kJ/(kg・K)、体重を60kgとすると、全身の平均温度を1℃下げるために取り去る熱量は約210kJです。外から入る熱、身体が作る熱、血流や発汗などの体温調節は無視した単純計算です。


 この条件で1℃下がるまでの時間は、次のくらいになります。


 0.256kW 約13.7分

 0.512kW 約6.84分

 2.048kW 約1.71分

 4.096kW 約0.854分(約51.3秒)

 32.768kW 約0.107分(約6.41秒)


 砦の中では、印1つの人が0.256kW、印が2つ以上の人が0.512kW、×と★が両方ある人が4.096kWです。砦の外へ出ると出力は8倍になるので、それぞれ2.048kW、4.096kW、32.768kWになります。


 実際の人体では、皮膚と身体の中心部が同じ速さで冷えるわけではなく、代謝による発熱もあります。そのため上の数字は、作中の熱回収魔法の強さを比較するための目安です。


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