表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
赤き星の震える指 ——死神を撃った男の告白  作者: beens
第4章 3月6日の銃声

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

19/21

第18話 炸裂する赤

 死の予感が、ニコライの中で何かを弾けさせた。

 

 嫌だ。

 まだ死にたくない。

 なんで俺が殺されなきゃならないんだ。

 俺はただ、生きて帰りたかっただけなのに!

 ニコライの手には、一発だけ「特別な弾丸」を込めたモシン・ナガンが握られていた。

 炸裂弾。

 当たれば肉を引き裂き、骨を砕く、悪魔の弾丸。

 

 彼は照準など合わせなかった。

 腰だめに銃を構え、絶叫とともに引き金を絞った。

「うあぁぁぁぁぁッ!!」

 ドォン!!

 重い衝撃が手首を襲う。

 ほぼ同時に、前方の白い影の顔面で、赤い花が咲いた。

 

 バシュッ!

 

 それは、スイカが内側から破裂するような、おぞましい光景だった。

 白いマスクが千切れ飛び、赤い霧が雪原に舞う。

 死神の身体が、強烈な衝撃で後ろへとのけぞり、雪の中に崩れ落ちた。

 ――静寂。

 ニコライは肩で息をしながら、立ち尽くしていた。

 銃口から立ち上る紫煙。

 火薬の臭いと、鉄の臭い。

 やったのか?

 俺が?

 あの「不死身」を?

 信じられなかった。

 だが、雪の上に倒れたその姿は、動かなかった。雪が急速に赤く染まっていく。

更新通知を受け取りたい方は、ぜひブックマークをお願いします!

「続きが気になる」「面白い」と思っていただけたら、下の☆☆☆☆☆から評価をいただけると、執筆の大きな励みになります!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ